イツカ・カナラズ・コロシテヤルカラナ
曖昧さ回避
概要
少女は狂ったぐらいが気持ちいいがキャッチコピー。
サスペンスがメインでありエロシーンほぼオマケ(当時の2時間サスペンスではベッドシーンがあることも珍しくはなかった)。その凄惨なストーリーから「さよならを教えて」と双璧を成す『ギャルゲー史上最悪の鬱ゲー』と呼ばれる。
まだ「ヤンデレ」という言葉が確立していなかった当時において、犯人の動機が完全なヤンデレであり、ギャルゲー業界における「元祖ヤンデレ」である点としても、非常に画期的な作品といえる。
(ギャルゲー業界に限らなければヘラとか六条御息所が知られている)
年齢制限のあるアダルトゲームとは言え、現在の基準ではモザイクが掛かりそうな猟奇的なシーンも無修正、救いの無いストーリーの一本道、ヒロインの狂気の愛の表現等あらゆる点で挑戦的、野心的な作品であったのは想像するに難くないが、なんでも本来はもう少しエロシーンが存在する予定だったが「沙織事件」の影響でエロの代わりにグロに力を入れた結果こうなったらしい。
現在では入手困難ながら、その伝説っぷりから動画サイトや個人サイトなどで大体のあらすじは把握できるが、心臓の弱い人はくれぐれも閲覧しないように。
キャラクター
- 高瀬成子
主人公の恋人で表向きのヒロイン。実はカナヅチで、物語の最後に溺死させられてしまう。
10歳の少女で、ある意味真のヒロイン。天才であることは最初から父親(大学教授)の口で語られているが、外見や大人しそうに見える立ち居振る舞いからは想像もできない狂気の愛を秘め、腕力も大人並。
PIXIVでの関連イラストは全て彼女で占められている。