ザ・魔雲天
ざまうんてん
CV:北川米彦
概要
7人の悪魔超人の1人。身長285㎝、体重1t。
山(もしくは岩石)が柔道着を着たイメージという物凄いキャラクターである。
初期は真ん丸お目目だったが、話数を追うごとにドンドン人相が悪くなっていった(フィギュアでもわざわざ初期の顔が付属するキットがあるとか)。
ちなみに「キン肉マンレディー」に登場する「ザ・まうんタン」は初期の魔雲天がモデル。
見た目のゴツさとは裏腹に、超人強度は50万パワーしかない(ちなみに、この数値はミートと同じ)。ちなみにモバゲー版では500万パワーと表記されており、もしかしたら単なる誤記なのかもしれない。
しかし、その重厚な岩石の肉体から繰り出される技は単純ながら強力で、なおかつ硬い岩石のボディにはほとんどの打撃は通用しなかった。
また、超人格闘技を得意とする技巧派の一面もあるが本人は力押しを好み、柔道着を着ているのに柔道の技は使わない。
アイドル超人との戦いでは頑丈な身体を活かしテリーマンを圧倒。仲間の死を侮辱されて冷静さを失ったテリーマンの自爆を誘い、動けなくなったテリーマンに渾身のマウンテン・ドロップを食らわせるがとどめを刺すには至らず、、最終的にはテリーマンの渾身のブレーンバスターにより逆転負けを喫した。
敗退後にはテリーマンをリングの落下に巻き込み道連れにしようとしたが、すんでのところで脱出され自分だけが死亡した。
アトランティスとキン肉マンの戦いでは悪魔霊術血縛りによって他の死亡した悪魔超人達と共に悪霊としてキン肉マンに取りつきアトランティスを支援したが、救世主(メシア)の霊界ポケットで一時的に霊体となったテリーマン達に他の悪霊超人共々地の底深くに沈められた。
夢の超人タッグ編ではアシュラマンの悪魔霊術・地獄のキャンバスにより再び他の死亡した悪魔超人達と共に悪霊として召還され、マッスルブラザーズの前に立ちふさがった。
この時キン肉マングレートの正体が過去に自分が対戦した超人である事に気が付いたが、名前を特定するには至らなかった。
前回の失敗を踏まえ、モンゴルマンがブロッケンJr.に貸与した霊界ポケットをブロッケンが来襲する前に粉砕した。
悪霊軍団の中では最後まで生き残り、他の悪霊を封じたマッスルローリングを一度は食い止めるなど、悪魔と呼ぶにふさわしい恐ろしい執念を見せている。
後の登場
完璧超人始祖編の完璧・無量大数軍戦にて、悪魔としての誇りとも呼べる意地を持っていることが明かされ、敢えて捨て駒としてストロング・ザ・武道に挑んだ。この試合では柔道技を使用するシーンもある。試合中、武道に「人間として生まれ変わることで命ばかりは助けてやる」と取引を持ちかけられるが、魔雲天はあくまでも「超人としての誇り」を尊重し彼の手を跳ね除ける。しかしその実力の差は歴然であり、最後は武道に完武・兜砕きで頭頂部を割られ敗北。
その後、テリーマン戦同様リングごと彼を巻き込んで奈落へ転落するが…
ちなみに続編である『キン肉マンⅡ世』の特別編に再登場しており(生き返ったことについても触れられている)、かつての雪辱を晴らすため、テリーマンの息子テリー・ザ・キッドに、自身の息子である暴留渓(ボルケーノ)をけしかける。
ゲームでは
『キン肉マン マッスルグランプリMAX』にプレイヤーキャラクターの一人として登場。見た目通り動きは遅いものの、超必殺技の「マウンテンドロップ」は投げ技扱いで比較的出しやすい上に対戦相手の体力を半分以上減らすほどの威力がある。ロープ際でのみ出せる「渾身のマウンテンドロップ」はさらに威力が高く、ゲーム中最高ダメージ。
『キン肉マン マッスルグランプリ2』にも引き続き出演。超必殺技の威力は下がったものの、必殺技「グラウンドインパクト」の性能が高く、キン肉マンスーパーフェニックス・悪魔将軍と並んで「3強」とされている。
パチンコ『CRぱちんこキン肉マン 夢の超人タッグ編』ではザ・ニンジャと「漆黒の武士道コンビ」を組んで登場している。