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レオ司の編集履歴

2017-07-08 19:37:38 バージョン

レオ司

れおつか

スマホアプリ「あんさんぶるスターズ!」の腐向けカップリング

概要

スマホアプリあんさんぶるスターズ!のキャラクター、月永レオ×朱桜司腐向けカップリング


所属ユニットは『Knights』。部活も同じで弓道部に所属している。

レオはユニットリーダーを務める三年生で、司はユニット内唯一の一年生という先輩後輩の間柄である。身長差は1cmでレオのほうが高いのに対し、体重は1㎏司のほうが重いなど、なんともいえないサイズ感も魅力のひとつではないだろうか。ちなみに誕生日もレオが5月5日、司が4月6日と微妙に惜しい。


サイトリニューアルに伴い、キャラクターの紹介分が更新されており、

レオの部分には「ユニット『Knights』に所属し、リーダーを務めている。自由奔放ではあるものの、放浪していると後輩の朱桜司に連れ戻されたり、ユニットへの参加をメンバーに望まれているため徐々にリーダーとしての勘を取り戻しつつある。」と司の名前が挙がっている。


ゲーム内ストーリー(キャラ別)

※以下、ネタバレです。ご注意ください。
※ストーリー名横の(日)(結)は、それぞれ日日日先生、結城由乃先生を指しています。
※ストーリーがスカウトカードについている場合は文末にカード名を明記しています。

二人が出会うまで

レオが二年生の春休みから半年ほど不登校状態だったため、ふたりはお互いを何も知らないところから始まる。簡単に言うと馴れ初めから見守ることができるのだ。


朱桜司 貴族と従者(日)

個人主義であるがゆえの『Knights』の結束力の脆さを危惧した司。自由なメンバーたちをまとめるため、「Leaderの存在が必要不可欠」と考えたものの、ユニットに所属してから日が浅い司は、の姿を見たこともなく、名前すら知らない状態。そこで司は転校生にある依頼をする。


Leaderについて調べていただけませんか?


この司の決断が、このCPの始まりであるといえる。(ストーリー付きスカウト宗編/仕える先)


月永レオ 第一話(日)

司からの依頼を受けた転校生が、ついにレオを発見。

「ふぅん、朱桜って子が『Knights』のリーダーを探してるって?」

レオはこのとき司が自分を探していると知る。(ストーリー付きスカウトレオ登場編/止まらない筆もしくは再会の一曲)


月永レオ 第二話(日)

転校生からレオの帰還を伝えられ、挨拶をしようと他メンバーとともにスタジオへ急行する司。

「我ら『Knights』の仕える王者に初お目見えです!」

まだ見ぬ王に期待を寄せつつ、喜び勇んで開けた扉の先では、


「あぁあっ、湧きあがる!霊感(インスピレーション)が~!」

レオが壁や床に音符を書き殴っていた


「……おや。何でしょう」

不審者でしょうか、つまみだしましょう♪」


ちなみにこれが初対面。なんというか、あまりにもである。


その後、司は目の前の男がどうやら『Knights』のリーダーのようだ、ということは理解したものの、想像していた人物とはあまりにもかけ離れていたために「私、どうすれば宜しいのでしょうっ?」と困惑気味であった。分かるよ、お姉さまもこう来るとは思ってなかった


また、このCPにおいて重要なポイントである「司に対するレオの呼び名」に関してであるが、このストーリーで司は「新入り」と呼ばれている。(ストーリー付きスカウトレオ登場編/止まらない筆もしくは再会の一曲)


出会ってからの二人

第一印象最悪で始まるふたりだが、その後の関係性の変化には多くの苦難と萌えが詰まっている。


月永レオ/箱の中の楽園(日)

弓道部の先輩である敬人弓弦にレオのことを話す司。

レオを「掴みどころのないかた」とし、実際のレオと期待していたリーダー像とのギャップに落胆を隠せない様子。

しかしレオの過去を知る敬人は、そんな司にこう告げる。


俺にとっての英智、伏見にとっての姫宮のように……もしかすると月永レオは、貴様が生涯の忠誠を誓えるような存在になるかもしれんぞ?


み……ミズハノメ先生……っ!!!

思わず「次の新刊決まりですね!」などと口走りたくなるくらいの爆弾である。


そんな先生のありがたいお言葉にも否定的であった司だが、その後屋外ステージで即興ダンスに夢中なレオ(曰く「UFOを呼んでたっ♪」)と出くわす。司は彼のダンスや曲に心を奪われるも

「け、けれど!『それだけ』では、まだ我らのLeaderとは認めませんよ!」と

レオへの懐疑心が拭えない。

自分を見る司に気付いたレオは、自分の代わりに歌ってほしいと司を屋外ステージへ呼ぶのだが、


「こっちこいっ、おいでおいで~♪」

「いいから、おいでってば♪」

「こっちにおいでっ♪」


……レオが多めに呼んだのか、それとも司が警戒して近づかなかったのかは定かでないが、それにしたってちょっと呼びすぎではないだろうか


さらにこのストーリーについて、もうひとつ言及しておきたい。

レオが司の名前を覚えない理由」である。

何度名前を告げても司を名前で呼ばないレオ。

「おれ、覚えなくてもいいことは覚えない主義だからっ♪」

そんなレオの物言いに、自分は取るに足らない存在だということかと憤慨する司であったが、それにレオはこう答えた。


同じ『ユニット』なら何度だって名前を聞く機会はある!

だから覚えないっ、そんだけ!

決して司がどうでもいいからではなかった、ということが証明された瞬間である。

あとはもう何も言うまい。


この後、司はレオに対して「(私、このかたのことを好きになれそうもないです)」としながらも、レオへの認識をほんのすこし変化させたような描写がなされている。CP的に見てかなり盛りだくさんな内容なので、まだ読んでいない方はぜひとも読んでほしい。(ストーリー付きスカウト紅郎編/宇宙への憧れ)


月永レオ 作曲/第一話(結)

廊下で作曲中のレオのもとに、司が『Knights』のライブがあると知らせに来る。

嫌いなものが「妄想の妨げ」というだけあって、レオは話しかけてくる司に対してかなり雑な対応をし、それに司がさらに反論して……という一幕でのレオのこの言葉。


「これ以上そこに居座るつもりなら、このマジックペンで

おまえの綺麗な顔に落書きしてやるっ!」


……司の顔、綺麗だって思ってるんだね?


どさくさに紛れて口説いてんじゃねーか案件だが、それに対し司は

「くっ……。地味な嫌がらせですが、躊躇してしまう迫力がありますね……」と

華麗にスルーをキメており、この天然くんが!気づけ!と見ているこちらがやきもきさせられる。(ストーリー付きスカウトレオ登場編/妄想の果てへ)


ゲーム内ストーリー(イベント)

※以下、ネタバレです。ご注意ください。
※ストーリー名横の(日)(結)は、それぞれ日日日先生、結城由乃先生を指しています。

反逆!王の騎行(日)

裸の王様/第三話

連日ライブを入れておきながら『Knights』のステージには立とうとしないレオに立腹する司。

そんな司に若干の同意を見せつつも、レオと付き合いの長い

「昔はあんないけ好かないキャラじゃなかった」とこぼす。


「真面目でさ、キラキラしちゃってさ……」

「情熱的なアイドルだったんだけどねぇ、今のかさくんみたいな感じでさ?」


真面目な司と自由奔放なレオ。

対照的に見える二人でも、過去のレオと今の司は似た者同士だったようだ。


裸の王様/第四話

前話に続く形で登場したレオ。

スタジオに現れて早々、転校生にお茶を要求する彼のふるまいに

「※慮外者っ」「何様ですかほんとうに⁉」とさらに怒りをつのらせる司だが、

レオにこうなだめられる。※無礼者の意。


「落ち着けってば」

「そんなに取り乱してたら綺麗な顔が台無しだぞ~、新入り♪」


綺麗な顔(二回目)。この王さま、よほど司の顔がお気に召したらしい。

ちなみにこの発言を聞いた司の返しは「ま、また『新入り』などと!」。

例にもれず今回も「綺麗な顔」というワードに特に言及はしていない。司くん、気づいて


臥薪嘗胆/第一話

『Knights』の未来のため、開催されることになった【ジャッジメント】。

レオを相手に対決を迫られた残りのメンバーは、対策に奔走する。


そんな中レオのことを調べるうちに彼の作曲家としての高い評価を知った司は、

その姿勢を「名誉や金銭を求めていないようで好感がもてます」と話す。

さらに


「何も持っていない単なる変人に見えて、私にはないすべてを得ているようで……」

「ほんとうに、不可解なひとです」


「私、Leaderのことがさっぱり理解できませんけど」

理解したいと思います


と続けた。


『Knights』に憧れ、レオのつくる楽曲とそれを歌う『Knights』が好きなのだと話す司。


司のもつ可能性、レオに対する認識の小さな変化が垣間見える、そんな一幕である。


エピローグ①

レオ率いる実力派ぞろいの『ナイトキラーズ』と『Knights』の決戦当日。


作戦通りステージにでた泉と、そして相手の紅郎なずなを見て冷静に状況を分析する凛月の話を聞きながら、司は転校生に衣装を着付けてもらっていた。

それはいい。問題は司の台詞である。


「ひゃん?す、すみませんお姉さま!」

「わひゃんっ、くすぐったいですお姉さまっ?」


ひゃん」て。「わひゃんっ」て。

こんな声男子高校生が発して大丈夫なのか。


とにかく何が言いたいのかというと、ピクシブでレオ司創作物を閲覧した際に司がこうした声をあげていても、それは「ねつ造」ではなく「公式」です。よしなに。


エピローグ③

【ジャッジメント】最後の対決は、レオと司、ふたりの王による一対一の対決となった。


レオはステージに現れた司に対して、最初に会ったときの印象を話し始める。


「何だこいつ、ひ弱そうだな~?」

「撫でたら死んじゃうんじゃないか、騎士っていうよりお姫さまだろ?」

「な~んてさ、まじで心配だったんだけど!」


撫でる前提なのもおかしいが、なにより同性の後輩相手に「お姫さま」という言葉を使うとはさすがである。もうフォローのしようがない


そのあとレオは

認めてやるよ、おまえも『Knights』だ!

「誇り高い騎士だよ、ひよっこだけど♪」

と発言している。


エピローグ④

過去を振り返り、

自分は裸の王様であって、騎士に傅かれて忠誠を尽くされる価値はないのだと話すレオ。

さらに彼は【ジャッジメント】で自分が敗れた時は、『Knights』を去るつもりだと告げる。


「最後に、おまえたちのことが心残りだったんだよなぁ」

「でもまぁ、この様子だと何の心配もいらないっぽいか……♪」


「『Knights』はおまえらのもんだよ、あとは好きにしろ」


しかし、司はこう答えた。


「いいえ。Leader、我が侭ばかり言わないでください」

「何かをやり遂げたような笑顔で、立ち去ることは許しませんよ


「かつて勇名を馳せた我らの王の武勇伝ぐらい、聞かせてくれませんか?」

「どんな馬鹿話でも」

「それはきっと、私たちの誇りになりますから」


そして司は自分が勝利した場合、『新入り』ではなく名前で呼ぶことをレオに要求する。


「自己紹介から始めましょう、ようやく帰還された我ら『Knights』の王よ

「Repeat after me……私の名前は、朱桜司です」

「どうか、以後お見知りおきを♪」


このストーリーを通してレオは司を騎士として認め、司はレオを自らが仕える王として認めた。


あのとんでもない初対面から【ジャッジメント】を経て、ふたりの関係性は互いを認めるものへと大きく変わったのである。


最後に。

今回はCP記事のため、レオと司に焦点をしぼっている。

しかしこのイベントはユニット『Knights』全体としても非常に重要なイベントであり、ふたりだけではなくメンバーそれぞれの『Knights』に対する強い思いがいたるところにちりばめられている。

レオと司、二人のことを知るために、そして二人を語るに必要不可欠な『Knights』のメンバーを知るために、レオが青春そのものだと語り、司が憧れた『Knights』の魅力をぜひ知ってほしい。


……というわけなのでまだ読んでいない方は復刻でどうぞ!

ストーリーキーで解放しても読めるよ!やったね!


開演 ダークナイトハロウィン(日)

甘えん坊/第一話

【ハロウィンパーティ】に参加することになった『Knights』。

レオはガーデンスペースで出会った凛月から、その旨を聞く。


「リハーサルとかをしたいって、ス~ちゃんが騒いでたよ~?」

「せめてステージには顔をだしてよねぇ」


さて、ここで気になるのはレオの返答である。


このイベントは「反逆!王の騎行」以来の『Knights』登場(開催順)とあって、【ジャッジメント】のその後がユーザーから注目されていた。

レオが登場していることから、司はあの対決に勝利し、レオを『Knights』へ引き留めることに成功したと思われるが……


となるとこの流れ、やはり「レオがついに司の名前を呼ぶのでは?」と期待してしまうのも致し方ないだろう。こんな序盤から司の名前出してくれてありがとう凛月。


ところが。


「ん~、わかった」

「……ところで、『ス~ちゃん』って誰だ?」


Oh……。


しかしこれで終わらないのがレオ司、どうか最後まで目を通してほしい。


エピローグ

『Knights』のライブを一度終え、休憩中のレオと凛月のもとに転校生が現れる。

そして凛月を呼びに来たという転校生との会話のなかで、レオはさらっとこう言ったのだ。


「どうせ、そのうちスオ~が『Leader! サボらないでください!』とか叱りにくるだろうし」

「それまでは、のんびり一休みしとく……♪」


スオ~~~~~~!!!!!!!


これが、司をあだ名で呼ぶレオが初確認された場面である。

焦らしに焦らしてエピローグで「スオ~」。

次回に持ち越しかな、と思わせておいての「スオ~」。

なんてタイミングだ。不意打ちすぎる


また、この口ぶりから、レオが「司が叱りにくると分かっている」そして「しかもそれを待っている」ということがうかがえる。あだ名同様、かなり見逃せないポイントではないだろうか。


なにはともあれ、この爆弾投下には界隈が大いに沸いた。おめでとうございます。


光輝 騎士たちのスターライトフェスティバル(日)

Silent Knights 第二話

雪のなか作曲にふけっていたレオを見つけ出し、司は彼とともにメンバーの待つ『Knights』のスタジオへ。到着後、さっそく司は『S1』であるところの【スターライトフェスティバル】、通称【スタフェス】について話し合おうとする。が、レオは冷えた身体を温めようと炬燵に入ってしまう。


「炬燵が気持ちよすぎて寝ちゃいそう」

「ちっちゃい子ですか、あなたは。炬燵は人間を駄目にする悪魔の器具です、仕事が終わるまでは入らないでください」

「やめろスオ~引きずりだそうとするな~、おれはようやく理想郷に辿りついたんだ……」


このシーンは「金獅子の聖騎士」月永レオの開花前の絵柄になっており、レオのフードを引っぱる司が写り込んでいる。これが「騎射の名手(開花前)」朱桜司に次いでの写り込みカードとなった。


Holy Knights/第一話

急遽開かれた『Knights』メンバーによるクリスマスパーティーを終え、ついに幕を開けた【スタフェス】。張り切る司に対し、レオは長丁場だからと体力を温存しておくよう告げる。


「でないと足元をすくわれる、休めるときに休んどくのが戦場の鉄則だ」

「スオ~、理解したなら返事!」

「あっ、はい!」


ちゃんと見てるし評価してるよ、スオ~……」

「だから軽々に剣を抜くなよ、おれの号令に従って突撃しろ」


エピローグ③

前半戦が終了し、後半へ。『Knights』のステージが始まるなか、司は嵐に対して、学院内にある『慰霊碑』に関するつらいことがあったのだろうと察しながらも、嵐の「雪を払ってあげただけ」という言葉で話を終わらせる。


(皆さんあまり信じてくださいませんけど、私ももう幼い子供ではないのです)

(いつかきっと、何か重たく苦しいものを抱えているなら教えてくださいね)

ほんのすこしでも、ともに背負います

(我らは孤独に彷徨う流浪の民ではなく、肩を寄せあい轡を並べて戦場を駆ける騎士団なのですから)

(そのような、愛おしい集団に成れたはずなのですから。永い永い、闘争の日々の果てに)


司との会話後、嵐は司に自分の過去を打ち明けられないことを申し訳なく思いつつも、『Knights』とこれからも寄り添い戦っていくと心中で述べる。そんな嵐に声をかけたのは、クリスマスパーティーの際に嵐から過去を聞き出したレオだった。


「……死後に褒められても虚しいし、今この戦場を全力で生き抜けってこと」

「おれもそうするつもりだよ、上手にできてるかはわかんないけど」


そう言うレオに、嵐は「立派に『王さま』をやれてるわよ、アタシが保証してあげる」と返し、こう続けた。


「最近は、あんまり自分を『裸の王さま』とか言って卑下しないしねェ」

やっぱり【ジャッジメント】で心変りがあったのかしら?


「わはは。空気を読めない洟垂れが、あったかいマントを着せてくれたしな

「冬だしな~、いくらなんでも裸じゃ寒すぎるっ♪」


この発言からあの【ジャッジメント】がレオにとって大きな意味を持っていることがうかがえる。

また、ここで言う『空気の読めない洟垂れ』が司を指していることは、言うまでもないだろう。

レオはさらに、こう続けている。


「ハンプティ・ダンプティ、転がり落ちて……。どんな王さまも家来たちも、もとには戻せない」

「そのはずだったのに、おまえらが懸命に拾い集めて再構築してくれたんだ」

「ひび割れだらけでも見苦しくても、おれはそんな己を肯定するよ

「感謝して奉仕する、ほんとに嬉しかったから。王として君臨し、騎士として仕えよう」

「不細工な亀裂だらけの卵でも、そっから生まれる尊いものがあるはずだと信じてるよ」


対決!華麗なる怪盗VS探偵団(日)

プロローグ

スタジオを訪れた司は、『Ra*bits』とのドリフェス、【ミステリーステージ】の準備作業をする先輩たちの中にレオの姿がないことに気付く。

彼は別名義の仕事で表彰され、その授賞式に参加していたのだ。


(スタフェス「Silent Knights/第六話」にて、クリスマスプレゼントとして司からネクタイを貰ったレオが「ちょっと正装する機会があるからタイミングばっちり」と言っていたのはこのことであろう。授賞式では司から貰ったネクタイをしていると予想できる。)


単なるサボりではないこと、授賞式で『Knights』の宣伝もするつもりらしいことを

嵐や泉から聞いた司は


「Leaderも、『Knights』のことを忘れたわけではないようですし」

「私には、文句を言う筋合いはありませんね?」


と理解を示すが、それを見ていた凛月はこう口にする。


「ふふふ、ス~ちゃん、ちょっとお冠だね」

「『王さま』がいないから、寂しいんでしょ~……?」


加えて嵐までもが

「機嫌を直して、司ちゃん」

「王さまがいないぶん、アタシたちがたっぷり甘やかしてあげるから!」。


レオの不在が寂しくて不機嫌な司。

その字面の破壊力たるや大変なものであるが、「寂しいんでしょ」と人から言われてしまうとは、よほど司の様子が分かりやすかったとしか考えようがない。


また、これに対する司の返答、


「べつに、Leaderなんていてもいなくても構いませんよ」


に関しても「いてもいなくても構わないならそもそも話題にしないはず」なので

もはや照れ隠しにしか聞こえないのが正直なところである。


真相解明/第一話

モデル経験者であるが故に業界の厳しさを知る泉は

芸能界での仕事を「裏切り、陰謀、悪意や汚いことだらけ」だと語る。

「それに耐えきれずに壊れてったやつ、何人も見てきたから」という泉の言葉に

司は「Leaderのように、ですか?」と尋ねた。


「あのアホとか、ゆうくんは『壊れても、また輝きを取り戻せる』って教えてくれた感じかな」

「でも、あいつらは強かったから復活できたんだろうし」


「それって、すっごい時間がかかるし……。いちど完全に壊れてから組み立て直されたものは、もう別物だよ」

「砕けたダイヤを接着剤でくっつけても、そんなのはもうお宝じゃない」


「俺はそんなものに、価値を見いだしたくない。同じように見えても、劣悪な模造品だよねぇ」

「俺が愛したものは、大事なものは、もう失われちゃってるんだ」


司の問いにそう答えた泉。

けれど司の考えは少し違ったようだ。


「いちど散ったとしても、再び咲いたならば……」

「それは同じ根っこをもつ花でしょう、また愛せるのではないでしょうか?


一度散っても根っこは同じ。

学院を去り、そしてまた返り咲いたレオに対する司の考え方が、

この言葉に表れているのではないだろうか。


メルティ♡甘くほどけるショコラフェス(結)

スイート&ビター/第一話

学院中のユニットが歌と手作りのチョコレートで客をもてなす【ショコラフェス】は、バレンタインの時期に行われる勝ち負けなしのドリフェス。この【ショコラフェス】を控え、司は作戦会議をしようとスタジオへ向かうが、嵐のスケジュールが合わず放課後へ持ち越しとなる。


他メンバーがまだ来るかもしれないと司がひとり残るスタジオに、レオが登場。

来て早々炬燵に潜ろうとする彼に呆れながら近づく司だったが、その身体は予想以上に冷えていた。

司はレオを叱るが、その台詞には心配がにじんでいる。


「ひゃんっ⁉」

「な、なんでこんなに身体が冷えきっているのですか⁉」

「自分の身体を大事にしてくださいと、同じことを何度も言わせないでください!」


スイート&ビター/第四話

【ショコラフェス】に向けて練習していた『Ra*bits』。ダンスルームを飛び出した、をなずなと手分けして探すことになった、友也は、道中で、放課後になってもスタジオに現れないレオを探す司と出くわした。


Leader探しは私の役目、みたいになっているのも納得はしていませんけれど」


そうこぼす司だが、毎回毎回きちんと探して、なおかつ見つけている彼だからこそのお役目だといえる。


スイート&ビター/第五話

突然聞こえたレオと光の声に、友也と司は声のした噴水前へ急行する。

「飛び込んで身体を冷やせば風邪をひける!」と噴水に飛び込もうとしていたレオをすんでのところで捕まえる司。


「Leader! 何を考えているのですか……⁉」

「『Knights』はLeaderを入れて五人なのですよ。ひとり欠けてもいいなどと、冗談でも言わないでください!」


どうやらレオたちは猫と遊んでいたらしい。

レオが光のことを『ミッツ』と呼んでいるのを聞いた司はやはり思うところがあるらしく、

「まったく、私の名前はなかなか覚えなかったのに、天満くんはあっさり覚えてしまったことに物申したくなります」と口にする。


しかし友也に励まされ、こう続けた。


「今はLeaderも私の名前を覚えてくださいましたし」

「物覚えがよくなったと考えれば、むしろ喜ばしいことかもしれません」

「その調子でがんばってくださいね、Leader♪」

「むう。リーダーを子供扱いするとは生意気だぞ、スオ~?」


スイート&ビター/第六話

「…………」

「ど~した、スオ~? ぶちゃいくな顔して、ショコラが怯えてるぞ」


レオが友也を『シロ』と呼ぶのを聞いた司は、


「Leaderとお会いして間もないころは『新入り』となかなか名前を呼んでいただけなかったのに」

「こうも立て続けにすんなり名前を呼んでいる姿を見ると憤りを覚えても仕方がないことだと思います」


と、すっかり拗ねてしまっている。


「えぇ、たしかに。先ほどは喜ばしいことだと申し上げましたよ? ですが、それはそれ。これはこれ、です」

「私の場合は忘れっぽいだけが理由ではないでしょう。ほかの方たちはすぐ、きちんと名前を呼ぶのに……⁉」


「どうどう」

「今はちゃんとスオ~って覚えてるだろ? まったくもう。泣き虫さんだなぁ、スオ~は♪」

「泣いてなんかいません!」


この会話を聞いていた友也の発言はこうだ。


「いやぁ、朱桜にも子供っぽい面があるってわかったし」

そんだけ月永先輩のことが大好きなんだろ


言われてますよ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!


友也はクラスこそ別だが、司と同じ一年生である。

同級生でも知らなかったような顔をレオの前で司が見せているということ、そしてレオがそんな司の一面を引き出しているということ。

レオが司の登場で変わったように、司もまた、レオの登場で何かが変わったに違いない。


「大好きじゃありません。尊敬すべきLeaderではありますけどね、人格に問題がありすぎて頭を抱えそうになります」


第三者に「大好きなんだろ」と好意を指摘されるほどダダ漏れなのに「大好きじゃありません」はあまりにも説得力がないのではないか。そのうえ「尊敬すべきLeaderではありますけどね」となんだかんだ言ってフォローしているのも微笑ましいところ。


スイート&ビター/第七話

ショコラ(猫に友也が命名)に餌をやるため『Knights』のスタジオに戻ってきたレオと司、そして友也。

ショコラの世話を泉が引き受け、手持ちぶさたになった友也は、嵐に呼ばれ隣に座ることに。


「むう。ナルにシロをとられちゃったな~? おれはスオ~で我慢するか」

「あ~、ぬくい」

「ちょっ、私を暖房器具がわりにしないでいただけます?」

「……Leaderと同じで私も外にいたのですから、身体があたたまっていないでしょう」


身体があたたまってればいいんですか。「……」の部分も気になって仕方ない。その間は何。

嫌だとか邪魔だとかが理由にならないあたり、前話の友也の「大好きなんだろ」が決して的外れな指摘でないことは明白である。なお、このあと離す描写は特になし


友也と司の背格好が同じくらいだという話の流れで、『Knights』の衣装に興味があるかと友也に問うレオ。これがきっかけで友也は『Knights』の衣装を着ることになる。


「よし、衣装交換するぞ。スオ~、『Knights』専用衣装を持ってこい……☆」


スイート&ビター/第八話

唐突な衣装交換の提案に驚く司。レオは彼にこう説明する。


「スオ~とシロの身長は変わんないみたいだし、このなかでシロと衣装交換しても違和感がないのはスオ~だけじゃん」


念のため申し添えておくが、『Ra*bits』は『かわいい』がコンセプトのユニットである。衣装も当然、セーラー調の可愛いもの。

もちろんレオが言うように背格好が近いというのもあるだろう。しかしいくら背格好が近くても、容姿が伴っていなければ、また似合うと思っていなければ「違和感がないのはスオ~だけ」という発言には至らないのではないだろうか。

さすが司の顔を「綺麗な顔」と形容するだけはある。


司は「私が言いたいのは、何がどう繋がって衣装交換することになったのかと問い質したいのですが?」という当然の疑問をレオにぶつけるが、レオの返答は「シロもかっこいい衣装に袖をとおしたいって言ってたし、友達として願いを叶えてやれよスオ~?」。


友也に司が『Knights』衣装を貸せばいいだけの話なのに、なぜそこまで司に『Ra*bits』衣装を着るよう言うのか。そしてなぜそこを頑なに説明しようとしないのか。つっこみどころ満載である。


ちなみに衣装交換後の友也からの評価は「『Ra*bits』にいても違和感ない」であった。


スイート&ビター/第十話

『Ra*bits』と『Knights』はチョコレートづくりのため、共同で厨房を使うことに。

お菓子づくりの経験がさほどないレオと司は初心者向けのトリュフ作りを任されるのだが、その際の会話がそれはそれは仲睦まじいので以下に記載する。


「おっ、うまそうじゃん。味見させろ~、パクッ♪」

ぎょっ⁉ お行儀が悪いですよ、Leader……!それは予備に置いていたものなんですから!」

「どうしても味見がしたいならCocoaをまぶしたChocolateを用意するので、そちらを召し上がってください!」

「わはは、催促しちゃったみたいで悪いな? うむうむ、甘くてンま~い! スオ~もう一粒食べていい?」


スイート&ビター/エピローグ③

『Knights』の【ショコラフェス】が始まり、ついに出番だと息巻くレオ。

そんなレオを見て、司はこう語っている。


(普段は子供っぽいひとですのに、ひとたびStageにあがれば麗しくも勇ましい騎士として、ひとを惹きつけます)

(今まで、お行儀良くしていましたからね。Liveに乱入したいという気持ちを抑え、ただひたすらこのときを待っていたのですよね)

(戦場でじっと立ち竦んでいるなど、Leaderの性に合わないでしょう。とても活き活きしています)

(やはりこの場所でこそLeaderは輝くのですね。そうでしょう?私の考えはまちがっていませんよね、Leader?)


そんな司に(おまえだってそうだろ、スオ~?)とレオも応える。


(騎士としてこの世に生を受けた以上、強敵と出会えば血が騒ぐし、次なる強敵との出会いを期待すんのは性ってもんだろ)

(次に登場する『ユニット』がおれたちのライブを見て、尻尾を丸めて逃げるってんなら逃げればいい)

(情けをかける必要なんてない。それでも立ち向かってくる気概があっても、気概だけじゃ生き残れん)

(『Knights』は騎士道精神を謳った『ユニット』だぞ)

(おれたちがお嬢さんたちの前で跪いて、つま先にキスしてるようなもんだ。他のやつらが同じことをしても、二番煎じになるし)


(おれたちだからこそできる芸当だ。おまえもやってみろよ、できるだろスオ~♪)

(ええ、もちろん)


ここでは互いに信頼を寄せるような二人の会話を見ることができる。


なお余談だが、この掛け合いは()内でなされているため、ユーザーから見ると「司の独白だと思っていたらレオが返事をしてくれた」という若干戸惑う仕様になっている。テレパシー?

エピローグ③


ゲーム内ストーリー(スカウト)

※以下、ネタバレです。ご注意ください。
※ストーリー名横の(日)(結)は、それぞれ日日日先生、結城由乃先生を指しています。

スカウト!ロビンフット(日)

王と愉快な仲間たち/第一話

弓道部に所属する司は、部活の活動予定を敬人に尋ねるべく弓道場に足を運ぶ。

そこには部員である弓弦、そしてレオの姿があった。


「おまえ……あ~、う~?うん、わかる!大丈夫!覚えてるからっ、名前!」

「ス、ス……巣鴨?ちがうっ、大丈夫!OK、ここらへんまで出てるっ!」

「がんばってください!Leader、がんばって思いだしてください!」


時系列は【ジャッジメント】後

なんとかレオに名前を思い出してもらおうとする司だが、なかなかうまくいかない。

さらにこのシーンでは


「うん、おまえには大事なんだよな?わかるわかるっ、こだわりは必要だ!

って、あれ?誰だおまえ⁉」

「うあぁっ、また忘れられた~っ⁉」

「ち、ちがうちがう!泣かないで!おまえの後ろにいるやつ、だぁれ?」


…と、『泣く司に慌てるレオ』も見ることができる。(ちなみにレオが分からなかったのは弓弦)


「たま~に行き詰まったときとかに弓道場を使わせてもらってる」と話すレオは、弓道場がいちばん集中できるとして「たまにでいいから弓道場に出入りさせて?」と頼む。しかしそれを見た司は「か、簡単に頭を下げないでください!威厳が損なわれますっ、もっとLeaderらしくしてください!」と黙ってはいられない。これが名前を思い出すきっかけとなる。


「うるさいな~!あんまりガミガミ言うなっ、おまえはセナかっ⁉」

「あっ!そうだ、『セナに近い』で覚えたんだ!サ行だっ、サシスセソ……。うう~ん?あと『王さま』っぽい語感で……」


「あぁっスオ~だ、おまえスオ~だろ⁉」

「はいっ、Leader~!そのとおりです、私の名前は朱桜司です……☆」


ストーリーが始まってから名前を呼ぶまで。

言ってしまえばそれだけの会話なのだが、一話目にしてこの仲良しっぷり

出会ったころを思えば、やはり【ジャッジメント】で二人の距離は一気に縮まったと言えるだろう。これには


「ふふ。よくわかりませんが、仲睦まじくてたいへん結構でございますね♪」


という弓弦の完璧な代弁に頷くばかりである。


王と愉快な仲間たち/第二話

前話に引き続き話は進む。


とにかく集中したがるレオに「何か考え事でもあるのですか?」と問う司。

『Knights』とは別件で、どうやら作曲に行き詰まったらしい。

とにかく気にせず練習しろと言うレオに、司もしぶしぶ納得する。


さて、弓道部に所属しているふたり。

作法を無視し無造作に射ているにも関わらず全てを命中させるレオ、腕前はかなりのもののようだ。

司も矢を射るが、こちらは的にうまく当たらない。


(悔しい!せっかくLeaderが部活に参加しているのにっ、良いところを見せたいのに!

(いつもは巧くできるのに、なぜ今日にかぎってグダグダなのですか⁉)


特技が「騎射」であることから、司もそれなりに矢を射る経験はあるはず。

ところがレオに良いところを見せようと頑張るあまり空回りしてしまう。


「わはは☆どんどんズレてくぞっ、面白いな!」

「お、面白くありません!何で私が駄目なときにかぎって見てるんですか、Leader!」

「ちがうのです、いつもはもっと上手なのです!」


調子が悪いところをレオに見つかり、司は自分の専門は騎射なのだと主張する。

そこまで言うならやってみろと言うレオだが、もちろん馬はない。すると


「ほら、おれがお馬さんになるから」。


レオのとんでもない発言に

「お、お馬さんごっこですか⁉高校生にもなって……!」と戸惑う司。

同じくこの発言に動揺を隠せなかったお姉さんがたも多いのではないだろうか。

なんだお馬さんごっこって。お馬さんごっこって……なに…


王と愉快な仲間たち/第三話

「で、では失礼します……♪」

「わわっ、動かないでくださいLeader!」

「おまえ重いな意外と!潰れる潰れるっ、ぺっちゃんこになる!」

「そ、そんなに重くありませんから!」

在りし日の少女漫画を想起させる王道会話(よくある『重い』『お、重くない!』のアレ)まで交わされ、見ているこっちはもう勘弁してくれという感じだが、まだまだこれからである。

なんとこのお馬さんごっこのシーン、レオがうつり込んだ状態でカードの絵柄(開花前)になった。「騎射の名手」朱桜司はそうした点で界隈を大いにざわつかせ、これがふたりの初の写り込みカードとなった。


放った矢は見事 的に命中、喜んだ司はさらに射ようとする。

が、そこでレオが急に起き上がり落下。現れたのは転校生だった。


「えっ、『相変わらず仲良しだね』って?仲良く見えますか?不本意です!」


直後の司の台詞から、彼女がレオと司を見て『相変わらず仲良しだね』と発言したことが分かる(転校生=ユーザー視点なので実際の台詞なし)。『仲良しだね』ではなく『“相変わらず”仲良しだね』というのがポイント。


また、何やら転校生と話を進めるレオから、聞き捨てならない発言が飛び出す。


「ちょっと、子供ができちゃったから」

「はいぃ……⁉」


結論から言うとこの子供というのは子猫を指していたのだが、転校生との間になにかあったのかと勘違いした司の

「こ、このっ、裏切りもの!

という台詞からは「信じてたのに!」的なニュアンスが読み取れる。いったいどのポジションから出た台詞なのか。自明である。


王と愉快な仲間たち/第四話

弓弦にふるまわれたお菓子とお茶を楽しむレオ、司、そして転校生と子猫たち。

まだ来ていない敬人に雷を落とされやしないかと心配する司に、レオはこう言う。


「大丈夫だってば。食べろ食べろ、たくさん食べておおきくなれよ~♪」


さっき「重い」と言った相手に対してこの甘やかしよう。もうなんなんだ。


甘いものを摂取し、頭が回転しだしたレオは霊感(インスピレーション)にまかせて作曲しようとする。そこでこの二人の台詞を見てほしい。


「あぁっ、また床に落書きを!五線譜のStockがありますから、これを使ってください!」

Leaderがいつ作曲を始めても良いように、近ごろ持ち歩いてるんです!

「助かる~!ありがとうスオ~、気が利くな!おまえ大好きだっ♪

軽々しく好きとか言わないでください!


司がレオのために五線譜を持ち歩くようになるとは、あの出会った夏を思うと(くどいようだが)大きな変化である。

さらにさりげなく「大好きだ」と言うレオと「好きとか言わないでください!」と突っぱねる司。

もう見せつけられているようにしか見えない


レオの言う行き詰まっていた作曲というのは、子猫たちのためのものだった。

司から五線譜をもらい、さっそく作曲を始めるレオ。


「困った人です。お姉さまも大変ですね、お忙しいでしょうに……」


「すみませんね、うちのLeaderが」と言わんばかりのこの司の台詞も見逃せない。


また、レオは転校生に子猫の世話を頼む代わりに作曲のいろはを教えているとのこと。

それを知った司の反応は


ずるいです、お姉さま。私だって、Leaderに教わりたいことが山ほどあるのに」。


一応女性向けゲームなので、そういう視点から見れば普通はレオに対して「ずるい」と発言しそうなものだが、司がそれを転校生に言ってしまうあたりがもう『お察しください』と言うほかない。


自分にも作曲のことを教えてもらえないかと言う司。

しかしレオは「何でもかんでも背負おうとしても潰れるだけ」と語る。


「目的地に辿りつけるのはほんの一握りだから」

「おまえが夢見た景色の最果てに、おまえの旗を突き立ててやれよ。おまえならできる」

「道行きを邪魔するものは、おれたちができるかぎり取り除いてやるし」

「でも。おまえの道を歩くことは、おまえにしかできないんだ


レオが司のことをとても大事に思っているということが伝わる台詞。

と同時に、この台詞は『Knights』の王であるレオだからこそ言えた言葉ではないだろうか。

これには司にも何か伝わるものがあったようで「ど、どうしたんですか?急に、Leaderっぽいことを言って?」と戸惑い気味に答えている。


「言ってほしかったんだろ?わはは、不安にさせちゃってごめんね!おれ、やる気ないように見えるから心配だったんだよな?」

「大丈夫だから愛してるからっ、おまえのことも『Knights』のことも宇宙でいちばん大好きだ~☆

「ま、また、好きとかそういうFuzzyな言葉で誤魔化すっ!」


「愛してる」「宇宙でいちばん大好き」からの「好きとかそういう(略)」のこの流れ、お決まりのようになりつつあるが冷静に考えるとやはりとんでもない会話である。


王と愉快な仲間たち/第五話

敬人合流後、司はレオから『Knights』が内部でそれぞれチェスの駒の名前にわかれて独立し潰しあったこと、その戦いを生き残ったのが『Knights』であるというユニットの過去を聞く。


「名前なんか置き換えがきくもんだ、あんまり意味はない」

「おれはそう思ってたけど、おまえはちがう考えなんだろ……」

「なぁ、朱桜司


レオはきちんと司のフルネームを覚えていたのだ。ここで呼ぶのがなんともずるい。

レオは続ける。


「もう、おれだけの『Knights』じゃないしな」

「おまえらがこの名前に誇りをもって受け継いでくれるなら、何だか意外とけっこう嬉しいかもしれない」


「おれたちは決して最初から最後まで、後ろ指をさされることのないキラキラしたアイドルだったわけじゃない」

「醜いことも、哀しいことも、血腥いこともいっぱいあった」


「だけど。そんな歴史を抱えながらも、現代のおまえたちが輝かしく美しい騎士団に……『Knights』になってくれるなら」

「おれたちも、ちょっとぐらいは報われる」

「あぁ、このためだったんだって。白亜の城に誇り高く旗を掲げる騎士団になることを目指して、歩いていたんだって」


「そう思い込んで、満足して死ねるよ」


王と愉快な仲間たち/エピローグ①

(『満足して死ねるよ』、と言われましても)

(『いや死なないでください、困ります』などと……。いつものように、𠮟責できるような空気でもありませんでしたね)


(私はまだ、Leaderのことを何も知りませんから。偉そうに、上から目線で親のように叱ることなどできません)

(けれど、今日だけでもいろんなことを知りました)


(Leaderでも悩み、道行きを探るために弓を引くこともある)

(私がうまく射られないと気づいてAdviceをくれる、猫のことを真摯に案じて幸せにしようと努める)

(子供のように、お馬さんごっこをしてみたり……)


(かと思えば、きっと大人でも泣きだすような苦しく哀しい過去を乗り越えて笑っています)

(変なひと、不思議なひと……。いつも意地悪で偉そうな、腹立たしいひと)


(けれど、私たちの仕える王。あなたのことを、もっともっと知りたいです

(深く理解し、その疵痕すらも把握して……。そのときこそ、言ってやりましょう)


(ここは死に場所ではないと、あなたの生きる場所であるということを

(ともに生きていきましょう。轡を並べて、戦場を進みましょう)

(待ちくたびれてあなたが遠ざかってしまう前に、私も懸命に追いかけて……声の届く距離へと参ります)


理解しようとする、追いかけて共にあろうとする、支えようとする。

そんな司だからこそ【ジャッジメント】でレオに勝負を挑み、引き留めることができた。

今レオがこうして夢ノ咲学院にいることが、すべての証明ではないだろうか。


心中独白のあと。

「スオ~、ちょっといい?おいでおいで♪」と司はレオに呼ばれる。


「何ですかもう……。偉そうに、気軽に呼びつけないでください」

私が呼んでも、つれないくせに

「うん。ごめんな、怒らないで……


拗ねる司となだめにかかるレオ。この恋人の機嫌を損ねてしまった感


ロビンフットの説話になぞらえリトル・ジョンと呼ばれていた子猫たちの母猫は、敬人によって里親を探してもらうことになったとのこと。それまでは子猫同様、弓道場で保護することに。


「おれも、なるべく毎日のように顔をだして面倒を見るから」

「では、最初はその『ついで』でも構いませんから……」

「『Knights』の活動にも、きちんと参加してくださいね。迎えに行きますから、毎日でも

「うんっ、大丈夫大丈夫!おれを信じろ、スオ~♪」

「宇宙でいちばん信用なりませんよ、Leader?」


「やっぱ猫たちを見て思ったもん。親の庇護って必要だなって」

「おまえら、よちよち歩きの赤ちゃんだもんな」

「赤ちゃんではありません。あんまり、馬鹿にしないでください」

「うん。その意気だ、よしよし♪」

「頭を撫でないでください」


もういちゃついている以外の形容詞が見つからない。


王と愉快な仲間たち/エピローグ②

レオは「里親が見つかるまで名前もないんじゃ不便だから」と司に子猫の名前のアイディアがないか尋ねる。

四匹ぶんは思いついた、と話すレオ。それらはレオが『Knights』のメンバーを呼ぶ際の呼び名であった。最後の一匹の名前が思いつかないと言う彼に、司はこう返答する。


「Stupid!」

「英語で罵られた⁉」

「ご不満なら日本語で言います、この愚かもの!そんなの、私がわざわざ考えるまでもないでしょう……」


「『Knights』は、もう四人ではないのですよ」

「そういう大事なことだけは、せめて忘れないでいただけると嬉しいです」

「あなたも、そう思うでしょう……。ねえ、レオさん♪


突然の司からレオ(猫)への名前呼び。

これにはレオも動揺したらしく、「うひっ⁉何だ急にっ、いつもLeaderとか呼ぶくせに!」と慌てた様子。


「あっ、理解した!この五匹目の子猫に『レオ』って名前をつけるってことだなっ、そうだろスオ~⁉」

「理解が遅いですよ、何だと思ったんですか。……Leaderって呼ばれるの、嫌だったりします?」


他の先輩たちと同様に「月永先輩」と呼ぶかと尋ねる司。しかしレオの答えは以下である。


「ううん。いいよ、おまえがLeaderって呼ぶのはおれだけだから

特別っぽい感じだし……おまえがLeaderって呼んだら、おれのことだな~って理解できて便利だ」


今まで司にLeaderと呼ばれることに対してレオが何か具体的な発言をしたことはなかったが、ここで判明してしまったので繰り返しておく。

レオは「おれだけ」「特別っぽい感じ」だと感じているそうです。よろしくお願いします。


さらに


「レオさん」

「ん?あっ、おれのことじゃないな?猫だな?」

「……長生きしてくださいね。いなくなると、みんな寂しがりますから」

「わかってるよ。あっ、この猫のレオくんもわかってると思う!賢そうな子だし!」


子猫の話をしているようでしていない、この高等テクニック

話は続く。


「真剣に『Knights』の活動をしてください」と言う司に、「わかってる」と返すレオ。


「どの時代よりも広大な版図を、獲得させてやる」

「おれが王冠を譲る前に、絶対に。約束するよ、おまえたちの王として


「自業自得だけど~、いきなり全盛期と同じだけは動けないよ」

「泣き言をほざかないでください。無理やりでも、お尻を叩いてでも動いていただきます」


「馬車馬のように働いてくださいね、私も騎士としてお供しますから」

「はいはい。まったくもう、スオ~は甘えん坊さんでちゅね~……。ほんと、いつまでも手のかかるガキどもだよ♪」


最初から最後までただただレオ司を見せつけられるロビンフット、もう正直説明するより読んだほうがずっとずっと早いのでぜひ読んでください。


スカウト!氷上のダンス(結)

氷上のダンス/第四話

『氷上の騎士』をテーマにした雑誌のピンナップ写真の仕事が舞い込んだ『Knights』は、撮影のために遊園地近くのアイスリンクへ。司は姿が見えないレオを探しまわり、発見する。


「Leader!あれほど行方不明にならないでくださいとお願いしたのに、どうしていつもいつも迷子になるのですか⁉」

「アイスリンクの場所がわからなくて、この辺りをぐるっと一周しちゃった」

「自分がどこにいるのかもわからなくて正直お手上げだったんだよな~」

「だから、スオ~がおれを探しにきてくれて助かった!ありがとうスオ~、おまえ大好きだっ♪」

「好きとか言わないでくださいって何度も申し上げましたよね⁉」


こちらからすれば、「そんなこと何度も申し上げないといけないほど好きとか言われているのがそもそも……」といった感じだが、当の本人たちは気づいてなさそう。


また、アイスリンクにはポスター撮影で『UNDEAD』の二枚看板、も来ていた。

薫の提案で『Knights』と『UNDEAD』のダブルショットの話が挙がり、司と話していたレオは薫から話を聞くために一度別れることに。


「羽風先輩はLeaderにどのような用事があるのでしょう、ちょっぴり気になります


この台詞のあとも司はすこし考え込むような描写がなされており、レオを気にかける様子が印象的である。


スカウト!冬の初詣(日)

謹賀新年/第一話

冬休み。初詣に訪れた神社で両親とはぐれてしまった司は、スバルと転校生に出会う。

スバルが『Knights』の宿敵、ユニット『Trickstar』所属であることもあり、

司はあまり親しくない彼に対して「は?あぁ、どうも……『Trickstar』の?」と

かなり素っ気ない様子。

それでも気にすることなく構い倒してくるスバルに、司はこう発言している。


「うう、こういう感じのかたは苦手です!」

うちのLeaderと、同じにおいがします……!」


この「うちのLeader」という身内感あふれる言い回し

聞いてもいないのに名前(?)が出てくるようになるとは、あの初対面を知っているだけに

なんとも感慨深いものがある。


スカウトに限った話ではないが、こうしてなにかと司がレオのことをぽろっと口にするため、

たとえレオが登場しないストーリーであっても、気を抜いてはいけない。


スカウト!花鳥風月(結)

花鳥風月/第四話

ある日舞い込んだ『Knights』へのグラビア撮影依頼。

『Knights』メンバーは学院の正門前へ集合の後、現場である『花鳥園』へ向かうことに。


撮影当日、家の用事で『花鳥園』への直接移動となる司を除き続々と集まるメンバーたちのなか、

最後にレオが到着する。


「スオ~はいないのか?」

ちょっぴり寂しいけど、静かなのもたまにはいいか?」


レオがいないと寂しがる司は「対決!華麗なる怪盗VS探偵団」で前述したとおりだが、

どうやらレオのほうも同様であったらしい

お互いがいないストーリーでお互い寂しがるってどういうことなんだ……そういうことです。


花鳥風月/第八話

撮影終了後の帰り道。司を除く『Knights』4人の話題は

ここ最近、家の用事で忙しくしている司のことへと移る。

何かしてあげられることはないかと考えた結果、

駄菓子を好む彼にお土産を買っていくことに。


「この道を真っ直ぐ行って、十字路を右に曲がったところに駄菓子を扱ってる店があるから」

「そこでスオ~の土産を買えばいい♪」


駄菓子にあまり縁のないメンバーのなか、レオのその一言で行き先が決定。

なんでも店主が変人だったとのこと、よくご存じで


また、ストーリー終盤のレオのセリフは


スオ~も『Knights』の一員だ。まだまだ未熟な雛だから、

あいつが帰ってくるときはいつもあたたかく迎えてやってくれ」

教えるおれはあんまり優しくないからな、そのぶんはおまえたちが甘やかしてやればいい」


……と、ユニットリーダーらしい呼びかけのようになっており、

唯一の一年生である司への気遣いがにじむものとなっている。



余談


 2016年現在発売中のユニットソング4曲とも、レオと司のデュエット部分はない。が、掛け合いの部分が多い。掛け合いの中でのSilent Oathはグッとくるものがあり、必聴である。

外部リンク



 ビジュアルファンブックには、ジャッジメントのレオと司のCGは、正反対の性格から構図も対称にしておりレオのCGは司がレオを見上げるように 司のCGはレオが司を見下げるように描かれており、モーションの方も動きは左右対称 バックにレオが青い花びら・司が赤い花びらが舞うようになっている。



 また、2017年3月末に発売された『私立夢ノ咲学院 ドリームフェステュバル』の中で「反逆!王の騎行 エピローグ④」の生アフレコが収録されている。上記している台詞も観ることができるので、観て欲しい。



 公式小説3巻 レオと泉の過去を描く書き下ろしストーリーのタイトルが「Lion heart」

獅子心王ことリチャード1世がネタになっていると思われる。(リチャード1世はあの『ロビンフッド』にも出てくる人物でもあり、騎士の模範と言われていた事、統治期間は戦争と冒険をしていた事からレオと似ている。)


リチャード1世が亡くなったのは4月6日

レオの次に王位を継ぐのはもしかしたら……司かもしれない


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