概要
東京都新宿区新宿三丁目にある東京メトロ丸ノ内線(M09)、都営新宿線(S02)、副都心線(F13)の停車駅。
本郷にあるどこぞの駅と違っていずれもホームの中心は三丁目に住所を置いている。
地下鉄ながら大都会の真下を3本もの線路が通っているため、出入り口の数は計24箇所にも及ぶ。
また、新宿線のみ道路に沿わずビルの真下を通過するためトンネルの形状が異なりシールド工法を使用している。
構内図だけでは構造が判断しづらい駅の一つ。
というのも丸ノ内線と副都心線がそれぞれ新宿通りと明治通りに沿って直線状に線路が敷かれ垂直で交わっているまではいいものの、都営新宿線だけはホームが大きくカーブしている上同じ階層にある丸ノ内線ホームと干渉しないようにそこから線路が一気に深く潜りこんでしまうためである。
そのような複雑な構成の関係上、どの鉄道サイトでも構内図をわかりやすく説明するために都営新宿線だけホームと線路の角度を偽って紹介している。
副都心線開業は2008年とつい最近であるが、この駅は特にメトロが開業に苦戦した事でも有名。
メトロは少しでも乗り換えの利便性を上げるため丸ノ内線と新宿線真下の地下3階に副都心線の駅を設ける事を決めたが、そのためには同じ地下2階から「北西に上昇」する丸ノ内線と「西に降下」する新宿線のわずかな隙間にホームと線路を通す必要があった。その結果工事は手掘り作業で慎重に進められ、副都心線〜新宿線間わずか11cmというギリギリの間隔を残し駅を作ることに成功、晴れて開業に至った。その努力の跡は駅の構造にも見られ、副都心線のホームは一部かなり盛り上がっている場所があり、本当にギリギリで掘ったものだというのがわかる。日本の技術力恐るべし。
構造
いずれも一面二線の島式ホーム。