概要
『夢の超人タッグ編』にて、マッスルブラザーズ(キン肉マン&キン肉マングレートのタッグ)が使用したツープラトン。後にザ・マシンガンズ(キン肉マン&テリーマンのタッグ)が使用。
相手の二人にそれぞれキン肉バスターとキン肉ドライバーを仕掛け、キン肉ドライバーにキン肉バスターが肩車する形で空中合体し着地する。その威力はそれぞれの技の「十倍」といわれ、キン肉マンはこの技で四次元殺法コンビ、はぐれ悪魔超人コンビ、ヘル・ミッショネルズといった強豪タッグチームを次々と撃破していった。
一番下のキン肉ドライバーをかけられている超人が一番ダメージを受けるのは納得できる。それこそ十倍のダメージもあるかもしれない。しかし普通に考えると次にダメージを受けるのはその上のキン肉ドライバーをかけている超人になりそうなものだが…。という疑問を抱く読者も多かったが
39巻の質問コーナーにて「テリーマンは陰で特別な修行をしているので大丈夫」というアンサーが出された。
ラーメンマンほどの超人でも、キン肉ドライバー側に回ったら大きく首を痛めてしまうだろうが、テリーマンなら大丈夫だそうで。陰の努力恐るべしである。
一見適当な回答なようで、妙な説得力も兼ね備えているこのアンサー、流石はゆで先生である。
ちなみにヘルミッショネルズ戦では、
反対にテリーマンがキン肉ドライバー部分、キン肉マンがバスターを担当するという今までの真逆でトドメをさしているが、これは単なる誤植・・・ではなく、逆にすることでキン肉マンとテリーマンの更なる力が発揮し、この形が定着したことが後の「究極のタッグ超人編」で語られている。
技名も初期版は「マッスルドッキングα(アルファ)」、ミッショネルズの逆バージョンは「マッスルドッキングβ(ベータ)」と命名され、未来から過去にやってきたネプチューンマンもこの技で敗北を喫した「β」版の方を評価をしている。
パチンコ版の「CRキン肉マン夢のタッグ編」ではグレートの正体(テリーマン)を隠しているためカメハメとの混合を避けるためか、ヘルミッショネルズだろうがマッスルドッキングは「α」版のみとなっている。
余談
『空想科学読本』で柳田理科雄氏が計算したところ、一番下のキン肉ドライバーの受け手だけではあるが、本当に衝撃が十倍前後になるという結果が出た。
ただしこれは、キン肉バスターをかけられているブラックホールが400kgという重い体重であるがゆえの結果であり、軽量級の相手であればもっと衝撃は軽くなるとのこと。