演:斉藤秀翼
概要
キョウリュウブラックの変身者で。口癖は「Oh、My!」
国籍は不明だがクォーターであるらしく、外見通り日本人の血を引いているようである。
(ただしインタビューにて明かされた脚本担当の三条氏によるキャラ造形のイメージであるため、現段階では公式設定というわけではない。)
キザな口調でマイペースな女好き。登場するたび別の女性といるほどナンパも得意だが、失敗すると悪いことが起きるというジンクスを持つ。
元々は考古学者で、超古代文明を研究していた。その際に、当時の相方であったトレジャーハンターの御船士郎(演:海老澤健次)をデーボス軍に殺害されてしまう(後述)。その心の傷は深く、仲間を失う事を恐れるあまり他人と深く関わろうとせず、距離を取るようになってしまった。
復讐のためだけにキョウリュウジャーに加入した後も、最後まで素顔を明かそうとせず、メンバーに馴染もうとしなかったが、桐生ダイゴの手助けにより吹っ切れ、士郎の仇討ちだけではなく、「新しい仲間と共に平和を守る」という意志を固めて、キョウリュウジャーとして戦うことを決意する。
正式参入後もマイペースぶりやおどけた口調は変わらないが、ストレートな発言が苦手なだけで仲間想いの人物でもある。
また、学者であった経験から分析力に長けており、時にシャレた小技をきかせた頭脳戦も得意とする。
過去のトラウマ
1年前、士郎とともに超古代の秘石を発見した時に、黒マントを羽織ったデーボモンスターに士郎を殺され、秘石も奪われてしまう。
相手の顔はフードに隠れて見えなかったため、その「無敵マント」をまとって出現したデーボ・ドロンボス(ブレイブ4登場)が士郎の仇かと思われたが、実はその「無敵マント」は元々アイガロンの持ち物で、お気に入りの部下であるドロンボスに授けたもの。士郎殺しの真犯人はアイガロンだったのである。
ブレイブ16でその真相を知るや、怒りで我を忘れてアイガロンに襲い掛かるが、大切なのは今の仲間を守ることと気づいて冷静さを取り戻し、アイガロンを退けて秘石を奪還した。
そしてブレイブ46にて、アイスロンドに追われているアイガロンと鉢合わせ。アイスロンドが自分の仲間を平気で殺そうとしている事や、アイガロンが「生ける屍」状態である事を知ると、キャンデリラを庇って致命傷を負ったアイガロンの甲冑を破壊し、魂の開放に成功。最期に「人」の心を得た彼の悲しみが込められたトホホークを使い、アイスロンドを倒したのだった。
モデル
ちなみにイアンのモデルとなったのは、『ジュラシック・パーク』シリーズのの1・2作目に登場する数学者イアン・マルコムである。
奇しくもキョウリュウジャーが放映された2013年は、『ジュラシック・パーク』1作目が公開された1993年からちょうど20年後であった。