概要
イノベイター専用機である「ガ」シリーズの内の一機。
機体構造や機能は他の「ガ」シリーズと共通であり、頭部のフェイスマスク内部にガンダム・フェイスが隠されている。
本機は「ガ」シリーズの中でも特に格闘戦に特化した機体として開発された。
主な装備は腕部GNビームクロー。
5本2対のマニピュレーターの先からそれぞれビームサーベルを発生させることができるほか、それを収束させることで一本の強力なビームサーベルとなる。
マニピュレーターには実体クローが装備されており、肩のスパイクと合わせてそのまま敵機を殴打することにも使用できる。
肘にもカッターが装備されている。
また、砲撃戦用のガデッサとは違い、射撃兵装は手首のGNバルカンのみ。
そして特筆すべきものが左肩に搭載されたGNフィールド発生装置。
アロウズ側の機体としては初めて本格的な全方位フィールドを発生させることが可能で、セラヴィーの砲撃を弾くほどの防御力を発揮するが、消費粒子量が多いため、多様は禁物。
ガシリーズは両肩に大型コンデンサーを搭載しているため、このような高出力な装備が搭載可能となっている。
この装備は後にGN-XⅣに採用された。
劇中での活躍
当初ブリング・スタビティが搭乗し宇宙で運用、格闘戦でダブルオーガンダムのGNソードⅡを収束したビームサーベルで両断するなど圧倒し、GNフィールドでセラヴィーガンダムの砲撃を無力化するなど圧倒的な活躍を見せた。
だが最後は地球上での戦闘でセラヴィーに組み付かれ身動きがとれないまま、本体から分離したセラフィムガンダムに至近距離から攻撃されて撃破されている。
後にヒリング・ケアが専用カラーに塗装した本機に搭乗。
リヴァイヴ・リバイバルのガデッサとコンビを組み、TRANS-AMが使用可能となった最終決戦ではセラヴィーガンダムを戦闘不能に追い込んだ。
だが、セラフィムガンダムのトライアルシステムによってヴェーダのバックアップを断たれたままアリオスガンダムと交戦。
復活したハレルヤのムチャクチャな攻撃により(ライフルを鈍器にして顔面を殴られ、反撃を躱されて回り込まれ、背部のコアファイター兼太陽炉を無理矢理引き千切られた挙げ句、胴体をGNニッパーで真っ二つにされて)撃破された。