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ランドルフ・カーター(Fate)の編集履歴

2017-12-10 00:55:40 バージョン

ランドルフ・カーター(Fate)

らんどるふかーたー

ランドルフ・カーターとはFate/GrandOrderの登場人物である。

概要

禁忌降臨庭園セイレムに登場するNPC。

町の名士でありアビゲイルの母方の伯父。妹夫婦の死後に姪を引き取って面倒を見ている。厳格な人物で姪のアビゲイルにも厳しいが性格は誠実で理論的。

従軍経験がある弁護士で学者。


セイレムにレイシフトしてきた直後のカルデアの面々が森の中で獣に襲われていたアビゲイルを救出した直後に遭遇。その行いに感謝し彼らの滞在先として自身の屋敷を開放する。

名士として名高く町の中では非常に顔が利き、外からくる客人への顔役も務める。そのため魔女裁判が始まる中で旅の一座という設定のために非常に怪しい立場のカルデア一行を庇ったり、市民の言葉に聞く耳を持たない”魔女狩り将軍”マシュー・ホプキンスも彼のことだけは例外的な対応を見せる。


いかにも好人物と言った風だが、彼にも謎はある。

本来の彼はハワード・フィリップス・ラヴクラフト小説の登場人物でアビゲイルの伯父ではない。史実におけるアビゲイルの叔父はサミュエル・パリス牧師である。

また彼が神話群において活躍する時代は20世紀前半であり、17世紀末を舞台とするセイレムとは生きた?時間に大きい隔たりがある。


果たして彼は敵か味方か? 真実は七日目の戦いを乗り越えた先で明らかになる。


余談

劇中登場する立ち絵はそれとなくラブクラフトの顔写真に似ている。

また「杉田智和に顔が似ている」とも言われており、そのことが関係していたかは不明だが杉田氏がツイッターのヘッダーとして使っている。→杉田氏のTwitter


実装よりはるか以前にセイレムが舞台の物語であることは分かっていたためクトゥルフ神話との関与が疑われていたが、その登場人物であるカーターがこともあろうに最序盤から登場したため神話知識があるユーザーの度肝を抜いた。


関連タグ

禁忌降臨庭園セイレム

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト ランドルフ・カーター


















以下、「禁忌降臨庭園セイレム」の重大なネタバレを含みます
















探索の日々の中で徐々に怪しい行動が増えていった彼は、7日目の晩にアビゲイルとの戦いで魔術を行使する姿を見られてしまったキルケーと共に投獄された主人公の面会に訪れる。彼に対して主人公が放った言葉は「ランドルフ・カーター いや…… 『“魔神柱”』」


その言葉を彼は肯定した。


正体

「おかしいかね? 魔神柱が人を育てるのも、そう奇異ではなかろう」

「我々の――人理補正式の目的は人類救済だ。それは誕生時から何一つ変わっていない」


彼の正体は時間神殿から逃亡した特使五柱の最後の魔神柱「ラウム」。特異点となったセイレムを作り上げた元凶である。ラウムがセイレムを選んだ理由と計画については魔神柱の項を参照。


協力者のアビゲイルは計画の要であり、外なる理とつながる鍵として利用しているが、いっぽうで伯父と姪という関係を装って生活してきた中で育んできたアビゲイルへの親愛の念は本物であり、彼女を救済したいと本気で願っている。


彼は8日目の魔女裁判を乗っ取り自ら被告となってこの特異点ができた経緯、カルデアが来る前に起こった出来事、そしてアビゲイルとの関係性を“罪状”と呼び変え告白し、アビゲイルを生ける「銀の鍵」として目覚めさせていく。だが途中で法廷に乱入してきたラヴィニアに霊体を物質化するイブン・グハジの粉末を浴びせられ、悪魔としての姿であるカラスの頭をした人間になってしまった。その状態で最重要の“五つ目の罪状”まで告白し終えたラウムはついに魔神柱本来の姿を露わにし、アビゲイルを守るべくカルデアに挑む。


カルデアとの決戦で敗れたラウムは最期にラヴィニアを道連れに消滅。それは「アビゲイルが人間を止める」という“六つ目の罪状”を誘発し、ついに彼女はラウムが計画した通りに外なる神を降臨させし降臨者となった。ラウムの描いた救済計画を実行しようとするアビゲイルとカルデアの最後の戦いはカルデアの勝利で幕を閉じ、ここに魔神柱の存在は完全な終わりを迎えたのである。







以下、「禁忌降臨庭園セイレム」エピローグの重大なネタバレを含みます















更なる真実

「……おっとっと、ふぅ……」

「今度こそセイレム、のようだな……。なんと……もはや崩壊の寸前か」


エピローグにて、ラヴィニアの埋葬を済ませたカルデア一行とアビゲイルが崩壊の近いセイレムで帰還の時を待つ中、なんと彼らの前に再びカーターが現れる。逃げ延びたか倒し損ねたかと臨戦態勢になる一行に対し彼は自らを「時空を旅する紳士」と称した。


彼は最初に自分のことを「チャンドラプ……」と言いかけてから先の呼称に改めた。

その呼び名「チャンドラプトゥラ」、海と蛸というキーワード、そして猫好き・猫と対話するといった描写から、彼こそが本物のランドルフ・カーターである。


「蛸」を追うために深い眠りについていた彼はその隙を突かれラウムに身体を乗っ取られてしまっていたが、精神体になっても肉体との繋がりを辿り肉体が得る情報はある程度把握していたという。そのためアビゲイルが自身の所有する銀の鍵と同等の力を有する存在であることを知っており、その力が失われるのは惜しいと彼女を求めてセイレムを訪れた。

彼は彼女に「銀の鍵の力を完全に封印するか、自分と共に外宇宙へと旅立つか」の二択を示す。特異点での経験から外へ出ていくことをアビゲイルが決意したことで彼女の旅の先導者・銀の鍵の力の使い方の教導者として、彼女とセイレムで見つけた猫を伴い新たな世界へと旅立って行った。


なおラウムに乗っ取られていた肉体は彼の消滅後に五体満足で返却され、精神にも悪影響はなかった。このことは「悪魔らしく律義に契約を守った」と解釈している。

一方ラウムは人類と同時にアビゲイル一人を救おうともしていたため、「銀の鍵として目覚めたアビゲイルを導く役目としてカーターが最適だったから不具合の無いように返却した」と考察することもできる。


余談

上記の通り杉田氏に似ていたため「杉田に似てるからこいつが魔神柱の正体だろ」と冗談めかして言われていたのだが、その通りに彼が魔神柱であった。そしてセイレムにおいては冗談が本当になってしまったキャラがもう一人いる。

ユーザー間で熱心に行われていたどの考察よりも冗談が的を射ていたことから「真実はいつだって単純だが疑心暗鬼に陥ると簡単に見えなくなる」という教訓めいたものを感じたマスターもいるとかいないとか。


原典におけるカーターは「ラヴクラフトが自己投影した人物」と言われるほどの猫好きである。そのため猫を近付けられるのを嫌うという描写があったカーター(ラウム)は偽物と考察できる情報になっていた。

なおこの描写から真実発覚前は、セイレムでは主人公らカルデア一行には認識置換の魔術が掛かっていることを加味し「彼らには猫に見えるが実際はもっとおぞましい何かだったのでは」という考察もあった。実際のところ旅立ちのラストシーンまでおかしい点はなかったため普通の猫だったようだ。


サンソンが診療を行った少女の親である「ピックマン」こと「リチャード・アプトン・ピックマン」と原典では知人である。

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