プロフィール
真名 | ラヴィニア・ウェイトリー |
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性別 | 女性 |
身長 | 152cm |
体重 | 38kg |
出典 | 『ダンウィッチの怪』 |
地域 | アメリカ |
※ 出典地域は本百科の推測で公式によるものではないので注意。
概要
『Fate/Grand Order』にNPCとして登場するキャラクター。
第1.5部4章『禁忌降臨庭園 セイレム』における主要人物である。
セイレム村の住人ではあるが、その特徴的な容姿もあって祖父とともに住人からは忌み嫌われており、そのせいか口調がどもり気味で、卑屈で根暗な所がある。
そのため、アビゲイルが唯一と言っていい交友のある友人である模様。
人物
一人称は「あたし」。年齢は12歳。
アルビノとギョロ目を覆う濃い目の隅が特徴的で、アビゲイルと同じリボンを一つ髪に着けている。このリボンはアビゲイルから友好の証として贈られたものらしい。
また、頭部から角らしきものが突き出ており、彼女の感情に反応しているのか、時折伸びる。
家は魔術師の家系であるらしく、カルデア一行が魔術と関わりがあることに勘づいている。
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトのクトゥルフ神話ホラー小説『ダンウィッチの怪』の登場人物と同名だが……?
ネットでの扱い
どもった口調に人間不信な言動、それをストレートに反映したような病んだ三白眼、ガリガリにも見える青白い肌と髪、反するように意外と可愛い服装、そして角などの多くの要素、そして生い立ちなどから、虐め尽くしたいというドSな方々や護ってあげたいという父性母性が強い方々まで、一部の層から熱い視線を注がれている。
関連イラスト
関連タグ
少女 アルビノ クトゥルフ神話 ヨグ=ソトース(原典で関係のあった神)
正体
本来彼女は正史の人物ではなく、魔神柱ラウムが外なる神を呼び出す実験の一環として召喚した、『ダンウィッチの怪』の登場人物。つまりは幻霊である。
ダンウィッチの怪での彼女は外なる神との間に子供を産んだ母親として登場しているが、セイレムでは巫女であるアビゲイルのリクエストによって「アビゲイルの親友」「神にも見捨てられた可哀想な子」として加工されている。
魔神柱によって呼ばれ囚われた彼女は、やがて身に覚えがない『セイレムで生まれ育った』記憶を植え付けられていく。
親族が徐々に偽りの記憶で認識を狂わされて行くが、ラヴィニア自身にはどうしようもなく、無力感に苛まれると共に彼女もまた偽りの記憶に自身を狂わされていく事に恐怖し、境遇の事もあって自暴自棄となっていた。
だが、外部からの来訪者達との出会いや、自身を気に掛けてくれた理解者の犠牲、何よりも親友を救出する助力を求められた事を切っ掛けとし、元凶に立ち向かう事を決意。
最後の魔女裁判において、ランドルフ・カーターにイブン・グハジの粉末を振り撒いて正体を露呈させる事に成功するも、最終的にアビゲイルをフォーリナーとして完全覚醒させるための呼び水として、最後の力を振り絞った魔神柱ラウムによって致命傷を負ってしまう(この致命傷については、ラウムに誘導されたロビンの流れ矢という説と、ラウム自身の何らかの攻撃という説で、解釈が割れている)。
物語終盤、結界の効力が弱まったことによって本来の自分を思い出しつつあったが、用意されたとはいえ、アビゲイルに対する友愛は本物のものへと昇華されており、最期は二人の『思い出』を語らいながら親友の腕の中で息を引き取った。
そして遺体はセイレムの海の見える丘に埋葬され、消え行くセイレムと共に消滅した。
余談
ゲーム中では立ち絵が上半身のみしか表示されないため確認する事ができないが、後にグッズ販売で公開された全身イラストでは、赤い靴を履いている事と、アビゲイルからプレゼントされたクマのぬいぐるみを手に持っている事が判明。
このぬいぐるみは親に見つかって一度捨てられてしまったらしいが、ボロボロな状態ながらも自力で回収し、大切に持ち続けていた事が作中でも語られている。
なお、アビゲイルとラヴィニアの人形はそれぞれ「ミーゴ」と「ユーゴ」という名前。
名称の由来はクトゥルフ神話の用語「ミ=ゴ」と「ユゴス」、または「me(わたし)」と「you(あなた)」からと考察されている。
アビゲイルがラヴィニアにプレゼントした人形が「ミーゴ」、アビゲイル自身が常に持ち歩いている人形が「ユーゴ」。