病みという言葉の使われ方
「病気」の類義語。病にかかって不健康な状態。
若者言葉やネットスラングとしては、なぜか体よりも心の不健康を言うことが多い。
実際に精神病や神経症を患うことだけでなく、単に気持ちが晴れないとか荒れているといった様子にも使われやすい。
また、恋愛に思いつめて人が変わったようになる様子を表す「ヤンデレ(病む+デレ)」のように、病むと言うよりは狂うと言ったほうが的確なものもある。
良いほうに解釈すれば、恋から精神病まで一切合切が含まれてきた「狂う」という概念を「病む」に置き換えることへの違和感が無い程度には、心の病に対する認知が(少なくとも一世紀前よりは)深まったと言えるかもしれない。
SNS界隈では、普通なら他人には言うことのできないネガティブなことをツイートするために使用される複垢のことを病み垢と表現することがある。
当然とういか、発言内容は陰湿・攻撃的・思い込み(=主観前提で裏付け無し)・会話拒否・矛盾、等々が重複する当事者のコンプレックスの発露となるケースがほとんどで、一定の共感層から支持を得られる可能性がある反面、炎上リスクはその他の比ではない。
pixivでは
pixivのタグは、投稿者の心の状態を表したものと、病みを題材にした表現の両方に使われている。
二次創作になると「原作では元気なキャラクターの病んだ様子を想像してみた」というカジュアルな題材化が多く、対象の名前を入れた「病み○○」という派生タグもいくつかある。
鬱などの心の描写のほか、顔色が悪かったり血が出ていたりする身体面の描写を表すこともある。場合によっては反社会的表現(自他の体を傷つける行為など)や、グロ描写を含む。
別名・表記ゆれ
病気 病 病む 病んでる ヤンデル 病みイラ(イラスト) やみ
心の不調を「病み・病んでる」、体調不良を「病気」と表記を使い分ける傾向がある(本来は同義語)。
関連タグ
二次創作関連