シャコは甲殻類の一種。シャコエビと呼ばれることがあるが、エビの仲間ではない。
なお、「アナジャコ」という甲殻類がいるが、これはシャコではなくエビの仲間(どちらかというとヤドカリやカニに近い仲間)
概要
江戸前の寿司ネタとしてお馴染みで、むき身は紫色で柔らかく、淡白だが旨味がある。前脚の肉「シャコ爪」や、「カツブシ」と呼ばれる卵巣も珍味。
グロテスクな見た目や「水死体に一番早く群がる」といった俗説で敬遠されがちだが、見た目はともかく、スカベンジャーではなく生きた獲物を捕らえて食べているので、俗説は正しくない。
海のハードパンチャー
シャコは泳いでいる魚を捕らえるため前脚が鋭い鎌状で、関節部分が太く硬くハンマー状になっていて貝やカニなどの殻を砕くことができる。捕まえる際は丈夫な手袋を用意することをオススメする。
南洋の珊瑚礁に住むモンハナシャコは非常にカラフルでダイバーに人気だが、繰り出される前脚のパンチは、水槽のガラスにひびを入れる程で、うかつに手を近づけて指の骨を折られたケースもある。体長15cmに育った個体の場合、威力は22口径の拳銃弾並みとされる。
ちなみに日本で「えびボクサー」として公開されたイギリス映画があるが、出てくるのはエビではなくシャコである。
関連タグ
ゴッドエンペラー(メダロット2)シャコをモチーフにしたラスボス。上記のイメージを再現したかのような高火力でシリーズ有数の難敵として多くのプレイヤーを戦慄させる
クラスティハンマー(ダライアス外伝)同じくシャコをモチーフにしたキャラクター。こちらも屈指の難敵としてプレイヤーから恐れられている