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高機動車の編集履歴

2017-12-28 01:20:56 バージョン

高機動車

こうきどうしゃ

陸上自衛隊の人員輸送車である。

概要

1990年代初頭に陸上自衛隊に採用された人員輸送用自動車である。防衛省は略称を「HMV」(ハイ・モビリティ・ビークル)、広報用の愛称を「疾風(はやて)」としている。自衛隊内での愛称は「高機」。

開発・納入はトヨタ自動車、製造は日野自動車(羽村工場)が担当している。現在では配備が進み、ほとんどの普通科部隊に配備されている。価格は一両辺り約700万円弱で、基本型と派生型を含めてこれまでの製造台数は累計3,000両を超え、現在も調達が続いている。自衛隊専用で市販はされていないが、2002年まで民生仕様のメガクルーザーが生産されていた(しかしメガクルーザーの購入者もほとんどが消防や警察、海上・航空自衛隊、JAFなどだった模様)。


73式中型トラックのシャーシを流用して開発された。採用初期は、米軍ハンヴィーに似ていたことから「ジャパニーズ・ハマー」「ジャンヴィー」とも呼ばれていた。


4104ccの15B-FTE型ディーゼルエンジン(ダイナ/トヨエースにも搭載されているもの)を搭載。73式中型トラック同様トランスミッションは4速ATのみ、エアコンを装備しない(メガクルーザーのユニットを流用し後付装備した個体はある)。乗員数は10名(8名は後部座席)。全長は4.91mで全長・全幅とも2mを超える大きさ(ハンヴィーより大きい)であるが、4WSを採用しているためサイズの割には小回りがきき(最小回転半径5.6m)取り回しは良い。


37インチという巨大な専用タイヤ(ブリヂストン製)を装着し最低地上高は420mmもあり、悪路走破性は非常に優れている。なおこのタイヤはオプションで空気圧を調整でき、パンクしてもしばらく走れるランフラットタイヤである。


関連タグ

軽装甲機動車

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