幻想古書店で珈琲を
げんそうこしょてんでこーひーを
「幻想古書店で珈琲を」とは、蒼月海里作の小説シリーズの事である。
概要
古書の街、神保町のビルにある不思議な古書店『止まり木』を舞台に、「魔法使い」を名乗る不思議な店主・亜門と、ひょんな事から出会った青年・名取司、そして店を訪れた客達による、本と人の絆が紡ぐハートフルなライブラリ・ファンタジー。角川よりハルキ文庫として出版。現在全五巻。
著名な文学作品の他、サイドストーリー的存在として珈琲に関する豆知識やトリビアも紹介されている。
また、作中には天使と悪魔が多く登場するが、簡単な紹介などが掲載するのみに留まっている。(当然争いごともなし)
あらすじ
新社会人の名取司は、務めていた会社が突如倒産し途方に暮れていた所、珈琲の香りに誘われて不思議な古書店『止まり木』を訪れる。本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れるというその店で出会ったのは、「魔法使い」を名乗る不思議な店主・亜門とその友人達。そして「縁」を失くした客達の、愉しくて暖かく、ほんの少し切ない物語だった・・・・・
登場人物
三谷太一(みたに たいち)
司の大学時代の友人(といっても当時は面識がある程度の仲)。
元は外資系企業勤務だったが、読書好きが興じて大型書店のアルバイト書店員に転職する。
本についてはもちろんの事、悪魔や魔術関係にも詳しいオタク。
刊行
幻想古書店で珈琲を
幻想古書店で珈琲を 青薔薇の庭園へ
幻想古書店で珈琲を 賢者たちの秘密
幻想古書店で珈琲を 心の小部屋の鍵
幻想古書店で珈琲を 招かれざる客