未来忍者

みらいにんじゃ

「未来忍者」とは1988年にナムコが販売した業務用アクションシューティングゲーム、およびそのオリジナルビデオ映画作品。

「次郎丸ーッ！」

ゲーム概要

和のテイストと近未来を融合させたサイバーパンク的世界観を有する。

映画監督の雨宮慶太がャラクターデザインを担当している。また、中潟憲雄氏ら「源平プロ」作品と勘違いされがちであるが、中潟氏こそ当ゲームに関係しているもののそうではない。

プレイヤーは黒鷺軍の抜け忍である機忍（サイボーグ忍者）「白怒火」を操り、囚われた「サキ姫」を救出し黒鷺軍を壊滅するのが目的。

ライフ制で、8方向レバー、手裏剣ボタン（左右にのみ射出）、ジャンプボタンを用いて操作する。

基本は任意の横スクロールであるが、ジャンプしたり、足場に上ったり、エレベーターに乗ったり、下に落ちるなどで縦にもスクロールする。

ゲームが面白いかどうかは実際に遊んでみて確かめてほしいところではあるが、移植作品は一切存在しない。まぁ、然して問題ないが（ナムコ暗黒期作品だし…）。

1988年12月2日、『未来忍者慶雲機忍外伝』のタイトルでポニーキャニオンより発売されたオリジナルビデオ映画。

サイボーグ忍者『機忍』を率いる黒鷺軍機甲師団と、劣勢に立たされた諏訪部軍、及びそれに協力する黒鷺軍からの抜け忍「白怒火」の戦いを描く。

雨宮慶太の初映画監督作品であり、同ゲームのキャラクターデザインをした縁で監督を務めた。

また、ゲームの開発遅延により、ビデオの方が先行して発売になっている。『東京国際ファンタスティック映画祭』出品作。

低予算作品ながら一見の価値あり。