ナムコのアーケードゲーム『源平討魔伝』『超絶倫人ベラボーマン』を手掛けた制作チーム、通称源平プロのアーケードゲームの3作目にして同チームの最終作品――と一部でされているが、主導的立場であるコンポーザーの中潟憲雄氏とプログラマーの大久保良一氏はこのとき既に退社しており、源平プロ作品と呼んでいいかは微妙なところである。
『ベラボーマン』の忍者屋敷ステージボス、ピストル大名を主役に据えたスピンオフ作品で、横スクロールシューティングゲームとなっている。
操作は8方向レバーとショットボタン1つで、大砲玉を飛ばして攻撃。
ショットは貯め打ちが出来るが、一転して放物状に飛ぶためクセがスゴい。しかも敵キャラに比してショットが大きく、連射も出来ないわ、貯め打ちの効果も微妙だわで目も当てられない。
更に敵ボスの意味不明なセリフ及び、難易度の高さはカルトなゲーマーを唸らせるものがあり、やや理不尽とも言える難易度やバランスの悪さが祟り、上記2作ほどの出回りがなく、マイナーな作品となってしまった。
『未来忍者』、『デンジャラスシード』と並ぶ・・・いや、それ以上のナムコ暗黒期を象徴する作品と言える。
2007年にi-mode用、2008年にEZ-web用に移植されている。ケータイ用とはいえ移植を決めた方・・・・正気の沙汰とは思えない。