概要
ゲーム、アニメにおいて
アイドルマスターシリーズに登場する事務員音無小鳥の母親で、元アイドル。
初めて姿が登場したのはアニメ版アイドルマスター21話「まるで花が咲くように」の後半で、小鳥が歌を披露したピアノバーのカウンターに置かれた写真の中に若き日の高木順二朗、善澤記者などに囲まれた小鳥に似た人物としてで、放映された時は小鳥なのかとも言われたが、ホクロの位置(右目下)や善澤の年齢的容姿から小鳥とは別人、恐らく小鳥の母親ではないか?と推察され、後に公式から小鳥の母親であることが述べられている。
なお、その存在自体はそれより以前、L4Uの冊子で高木順一朗が小鳥の母親と面識があることが書かれ、PSP版アイドルマスターSPなどでも961プロ社長の黒井崇男が小鳥、もしくは小鳥に近い関係者の元アイドル説を匂わすような発言をしていたこともあり、長らく謎の存在として噂されていた。ちなみに、ファンの間では小鳥の親にちなんで「親鳥」とも呼ばれていた。
また高木順一朗はSPで音無小鳥の持ち歌で知られる「空」「花」が、アイマスのゲーム内の世界では、あるアイドルが昔歌った知られた曲であることを述べており、現時点では確定されてないが、おそらく琴美が歌ったものではないかと推察される(なお、前述のアニメ版21話で小鳥がバーで歌ったのが花、EDで流れたのは空だった)。
『朝焼けは黄金色』において
琴美の名前や詳しいプロフィールが初めて公式で明らかになったのは、月刊ComicREXで連載されたアニメ版『THE IDOLM@STER』のコミカライズ版のスピンオフ作品『朝焼けは黄金色 THE IDOLM@STER』においてで、この作品は、アイマス公式では触れることは永遠にないだろう(この作品の単行本後書きでも書かれている)聖域、とも言われた「音無小鳥の過去」をメインストーリ-に描かれており、その中で「小鳥が知らなかった母親の過去を知る」のキー的存在のキャラとして、いわばもう一人のメインヒロインとして描かれている。
作品内の時間軸はアイマス本編から何年前かは定かではないが、音無小鳥は高校2年生(善澤の発言で16,7歳とある)で、琴美は小鳥が小さい頃に亡くなっていて、既に故人となっている。
琴美の容姿は高校時代の小鳥と瓜二つで、小鳥を初めて見た高木順二朗や黒井が琴美と勘違いするほど。違いは前述のようにホクロの位置。年齢はアイドルデビューの時点で16歳。
高校では吹奏楽部所属で、野球部の応援で球場に来てた際に、黒井との待ち合わせで来ていた順二朗と初めて出会い、順二朗がその後スカウトしメインプロデューサーとなってアイドルデビューを果たす。何本かテレビ出演などのビデオテープで撮りだめできるほどには活動していたようだが、なんらかのスキャンダラスな事件を起こしてイベントをドタキャン、失踪し、事実上引退。その2年後に小鳥を産んでいることが判明している。
琴美のサブプロデューサーを務めた黒井からはその時の騒動が理由で、かなり憎まれてるようではあるが、琴美は引退後は順二朗と二度と会わないと誓ったまま、還らぬ人になったが、順二朗は前述の騒動の際は琴美を非難する会社の人間に対し、かばいだてしていたほどだった。なお、琴美が既に亡くなっていたことや娘の小鳥がいたことは、順二朗は小鳥に会って聞くまで全く知らなかった模様(善澤が出産2か月前の琴美に会っているが、順二朗には口外しないと約束していた)。
また、小鳥の父親の生死は不明だが、小鳥によれば琴美が病気がちだったこともあり、琴美と籍は入れておらず、母親の死後は小鳥は祖父母に育てられ、高校に入学するにあたって、母親のことを知りたくて祖父母の元を離れ上京している。
また日高舞は直接は登場しないが、作品内ではスーパーアイドルだった彼女の引退後に琴美がアイドルになっており、少なくとも小鳥が高校二年の時点では引退から20年以上は経過しており、(小鳥も含めて)日高舞のライバル説は公式では否定されている(ただし、DS本編と年齢が合わなくなるので、パラレル設定の可能性はある)。