ういさき
ういさき
「ういさき」とは『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』及び『BanG Dream! Ave Mujica』における三角初華と豊川祥子のカップリングタグ。
ふたりは幼馴染であり、バンド「Ave Mujica」では初華がギターボーカル、祥子がキーボード兼総指揮を担当。
「Ave Mujica」のライブでは祥子のもう一人の幼馴染み若葉睦(Gt.)と三人でフロント組を形成している。
互いの呼び方は「さきちゃん」と「初華」。
初華は夏になると祥子が訪れる島の出身で、幼少期に祥子と出会い一緒に虫獲りをしたり、星を眺めたりして遊んでいた仲。
後に初華が「sumimi」としてアイドルデビューが決まった際は家族以外には言ってはいけないと事務所に言われていたにもかかわらず祥子に報告のメッセージを送り、彼女から励ましの言葉を受けている。
アニメ『It's MyGO!!!!!』にて、初華は有名アイドルとして幾度か言及される中、本格的な登場は第4話のCパートで、楽屋で祥子からのメッセージを見て微笑む姿が描かれている。
そして第7話にて、高松燈のバンドが『春日影』を歌ったことにショックを受けて涙する祥子から「全部、忘れさせて……」という衝撃的な電話を受け、翌第8話にて初華と祥子は一年ぶりの再会をする。
そこでの初華との会話は祥子がCRYCHIC時代のような穏やかな表情を見せる唯一の場面となっている。
その後、初華は祥子の望みに応じ「Ave Mujica」のギターボーカル「ドロリス」として、彼女と同じ舞台に立つことになる。
祥子は「Ave Mujicaのフロントとしてこれ以上はない」と語り、ふたりきりの時はCRYCHIC時代のような穏やかな姿を見せている。
また、初華も祥子がバンドを組みたいと願った際に事情を聞かずにその場で了承した回想や、sumimiとAve Mujicaの両立が負担にならないかと案じる祥子に対して「さきちゃんとずっと一緒にいたいって夢が叶った」と嬉しそうに告げる等、祥子に対する想いの深さを示している。
第2話では祥子が事務所に寝泊まりしていることに気付いて、彼女を案じて自分のマンションに住むことを提案し、祥子と同棲生活を始めることとなる。部屋を応急的に片付けたい初華の「10秒だけ待って」という言葉に対して、律儀に10秒を数える祥子だが「まだだからね!」と部屋から出てきた彼女に「まだ3秒ですわ」と微笑ましい様子を見せていた。
しかしながら、祥子は初華との会話中に父親を保護した警察署から連絡が入った際は、仕事の電話と偽っている他、初華の部屋に住むことになった際も、事務所に寝泊まりしていた理由を「仕事が多忙のため」と偽り、初華が「全部、忘れさせて……」という言葉を母親の死と勘違いした時も訂正を行わず、未だに自身の境遇を初華に隠し続けている。
そしてAve Mujica解散後は祥子は初華の部屋から出て行き、彼女と連絡を絶ってしまった。
独り残された初華は、かつて祥子が寝泊まりしていたロフトで、2人分のコーヒーを淹れて枕を抱きしめながら祥子からの連絡を待つという、もの悲しい姿が作中では描かれている。
初華の想いの強さ
上記のデビュー時に祥子からもらったメッセージは初華曰く「さきちゃんのメッセージ見て、いつも勇気もらってたよ」とのことで、その内容を暗記している。
また、一年前に初ライブしただけで解散した祥子のバンドCRYCHICについて、初華もライブに訪れていたという事情もあるがメンバーである燈のことを初華は顔と名前を一致させて覚えていると言った、『MyGO!!!!!』時点で祥子に対して強い想いを抱いている描写がされている。
他、『MyGO!!!!!』第7話で初華が祥子から電話を受けた際は横髪を掻き上げてから電話を耳に当てる一方で、第13話で八幡海鈴から電話を受けた際は髪を掻き上げずに電話を受けるという、初華の祥子に対する慕情の強さを示す細やかな演出がされている。
アニメ『Ave Mujica』においても、祥子がAve Mujicaの方針に不満を持つ祐天寺にゃむに対して「言ったでしょう、『残りの人生、私にください』と」と勧誘時の言葉を引き合いに出して咎めた際に隣で歓喜の表情を浮かべる、祥子が表紙になってる雑誌を見続けていて純田まなの話を聞き流してしまうといった、初華の祥子への想いを示す細部の描写がなされている。
祥子のもう一人の幼馴染・睦と初華の関係
祥子にとっては初華と睦の二人は幼馴染であるが、初華と睦については幼馴染の関係では無い(「リスパレ!チョイス」における対談記事では祥子にとって初華と睦は「幼馴染同士は幼馴染ではなくて、バンド内に別ルートの幼馴染が一緒にいる」と表現されている)。
初華は睦に対しては、何度も絡む祐天寺にゃむをたしなめる、ライブ後に睦にペットボトルの水を持ってきて彼女のギター演奏を褒める、失言した睦に対して悪気は無かったと言って庇うなど、彼女を気遣う・友好的に接する場面が多い。
その一方で、祥子が睦に無理をさせてしまったことを悔やんで「睦がどういう子か、昔から知っていましたのに……」と悲しんだ際に「昔から、か……」と寂しげに顔を伏せる、祥子が睦と話をするために初華に先に帰るよう言ったにもかかわらず物陰に隠れて睦と祥子の会話を盗み聞きするといった、睦と祥子の関係に対する嫉妬心(裏を返せば祥子への独占欲)を窺わせる描写もある。
そのため、祥子との親密な関係を意識している睦(を演じているモーティス)から「今、祥子ちゃんの一番近くにいるの初華ちゃんだから」や「祥子ちゃんのことよろしくね」と言われた際は非常に嬉しそうな表情をしていた。
一方でモーティスから、初華は「祥子と一緒にいたいから嘘ばかりついている」という旨の指摘もされている。
初華は祥子とは一年ぶりの再会であること、アニメ『MyGO!!!!!』第8話でCRYCHICの話を尋ねようとして祥子に拒否される、Ave Mujicaのデビューライブが終わり一人で帰ろうとする祥子に対して笑顔で一緒に帰ろうと申し出て険しい表情で咎められると言った、祥子にとって最も触れられたくない部分に触れてしまう描写がされていることから、睦とは異なり初華は祥子の現状については知らない模様で、祥子側も初華に自身の境遇を隠し続けている。
『Ave Mujica』第4話にて、睦が自分のせいで永い眠りについたことをモーティスから告げられ雨の中茫然とする祥子に、かつて睦が祥子に挿せなかった傘と同じピンク色の傘を挿しながら駆けつけるという、初華と睦を対比的に描く演出も存在している。
コミカライズ版『Ave Mujica』では、上記の全国ツアー初日で睦が椅子に崩れ落ちた後の楽屋で海鈴が椅子に崩れ落ちる演出を睦と祥子が二人で仕込んでいたのかと尋ねるシーンで、初華が明確に動揺し、睦がそれを否定すると祥子と睦がふたりだけで決めたわけじゃ無いことに安堵するという睦と祥子の関係に対する初華の嫉妬心が分かりやすく描かれている。
ライブ演出
1stライブ「Perdere Omnia」では、佐々木李子氏演じるドロリスが、高尾奏音氏演じるオブリビオニスの元に行き手を重ね合わせたり、共通の振り付けが行われる(ふたつの月 ~Deep Into The Forest~)、楽曲冒頭のキーボードソロパートでドロリスがオブリビオニスを見つめながら歌い続ける(Angles)と言った、祥子と初華の関係や、初華の祥子に抱く想いを彷彿させる演出が取り入れられている。
特に『ふたつの月 ~Deep Into The Forest~』はふたりに関わる演出が多く、3rdライブ「Veritas」では歌っているドロリスの後ろからオブリビオニスが寄り添うように両肩に手を添える演出がされている。
また2ndライブ「Quaerere Lumina」名古屋公演より披露された『Symbol Ⅲ:▽』では演奏楽器の関係でドロリスがオブリビオニスのふたりのみで演奏が行われている。
その他、3rdライブ「Veritas」でのカバー曲『堕天』時にふたりが額を合わせるかのように顔を近づける演出がされている。
その他
アニメ『MyGO!!!!!』第3話にて高松燈が自身の心の叫びを書き留めている学習ノートを見た際に祥子がカブトムシのものを愛用している旨の発言をしており、幼少期にカブトムシを一緒に捕まえた初華との想い出を彷彿させる描写となっている。
バンドリシリーズのキャラクターデザインを務める信澤収氏及びもちぷよ氏が、2025年1月1日(アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』の初回放送前日)に両者のX(Twitter)にて、初華と祥子のイラストを掲載しており、二人のイラストが繋がる図案となっている。
『TVガイド A Stars』vol.6の特集記事における柿原監督のAve Mujicaメンバーの仮面についての解説によると、祥子の仮面は初華と対となるようにデザインされてるとのこと。
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