「我、忘却を恐れる勿れ」
CV:高尾奏音
概要
バンドユニット「Ave Mujica」における豊川祥子のステージネーム。ユニットではキーボード担当の他、バンドの総指揮を執る。
アニメ『It's MyGO!!!!!』第13話の劇シーンでは、捨てられた人形達のリーダーである模様。常にモーティスをそばに置いている。
月夜でひとり歌っていた名前を忘れた人形と出会い、彼女を捨てられた人形達が集う「マスカレイド」に誘う役どころで、名前を忘れた人形に新しく「ドロリス」という名前を与える。
1stライブ「Perdere Omnia」での劇シーンでは、新しい人形であるドロリスを煽りながらも導く進行役・狂言回しとしての役割を担う。
余談
- ステージネームの由来は「Lacus Oblivionis(忘却の湖)」。
- 舞台劇の台詞ではオブリビオニスが「人形にとって一番つらい死は忘却」と語る他、祥子と「忘却」の関係については、『It's MyGO!!!!!』第7話にて燈のバンドが「春日影」を歌ったことにショックを受けた祥子が初華に「全部、忘れさせて」と助けを求めるシーンが存在している。
- 祥子にとって「CRYCHICではない別のバンドが、CRYCHICにとって大切な『春日影』を歌う」ということは、「CRYCHICが忘れ去られてしまうこと」だと感じたのかもしれない。そして、その辛い事実が、初華に助けを求めるシーンへと繋がったのだろう。
- ただし、事情があったとはいえ、祥子は「捨てられた側の人間」では無くむしろ「捨てた側の人間」である。どんな理由からであれ、自分から燈達に声をかけてCRYCHICの結成を持ち掛けていながら突然一方的にメンバー達を捨ててしまうも同然で脱退したにも拘らず、祥子に見放されてしまった燈達が悩みながらも新チームを結成しかつてのCRYCHICの曲を歌ったからといって、「勝手に去った自分が『可哀想な被害者』であるかの様にショックを受けて傷付くのは自分に甘いのではないか?」と評価する視聴者も少なくない。
- 舞台劇では睦演じるモーティスから「お姉様」と呼ばれているが、祥子の誕生日は2月14日で睦は1月14日のため、舞台上でのキャラクター設定とは逆に両者の誕生日の合間の1ヶ月は睦が祥子より年上の「お姉様」になる。