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音無琴美

おとなしことみ

『アイドルマスター』シリーズに登場する音無小鳥の母親(故人)。初出は同アニメ版21話。名前が初めて出たのは『朝焼けは黄金色』。
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概要編集

アイドルマスターシリーズに登場する事務員音無小鳥の母親で、メディアによって設定に差異はあるが、長らく「小鳥の母親は元アイドルではないか?」と言われていて、2011年にこの時点では正体が不明ながら、小鳥に似たキャラクターとしてアニメ版で公式メディアに初登場、それより6年後の2017年に同アニメ版のコミカライズ版スピンオフ『朝焼けは黄金色』で名前や元アイドルで既に亡くなっていたことなどが明らかになった。


ゲーム、アニメにおいて編集

音無小鳥に母親がいること自体の設定は小鳥がアイマスに登場した頃から存在したが、2008年発売のL4Uの冊子で高木順一朗が小鳥の母親と面識があることが書かれ、2009年発売のPSPアイドルマスターSPなどでも961プロ社長の黒井崇男が小鳥、もしくは小鳥に近い関係者の元アイドル説を匂わすような発言をしていたこともあり、長らく謎の存在として噂されていた。ちなみに、ファンの間では小鳥の親にちなんで「親鳥」とも呼ばれていた。


公式で初めて姿が登場したのは2011年に放映されたアニメ版アイドルマスター21話「まるで花が咲くように」の後半パートで、小鳥が歌を披露したピアノバーのカウンターに置かれた写真の中に若き日の高木順二朗善澤記者などに囲まれた小鳥に似た人物としてで、放映されたリアルタイム時は小鳥なのかとも言われたが、ホクロの位置(右目下)や善澤の年齢的容姿から小鳥とは別人、恐らく小鳥の母親ではないか?と推察され、後に公式から小鳥の母親であることが述べられている。


また高木順一朗はSPで音無小鳥の持ち歌で知られる「空」「花」が、アイマスのゲーム内の世界では、あるアイドルが昔歌った知られた曲であることを述べており、現時点では確定されてないが、おそらく琴美がアイドル時代に歌ったものではないかと推察される(なお、前述のアニメ版21話で小鳥がバーで歌ったのが花、EDで流れたのは空だった)。


『朝焼けは黄金色』において編集

琴美の名前や詳しいプロフィールが初めて公式で明らかになったのは、月刊ComicREXで連載されたアニメ版『THE IDOLM@STER』のコミカライズ版のスピンオフ作品『朝焼けは黄金色 THE IDOLM@STER』においてで、この作品は「アイマス公式では触れられる、明かされることはないだろう」とも言われた「音無小鳥が765プロの事務員になる前の過去」をメインストーリ-に描いており、その中で「小鳥が知らなかった、アイドルだった母親の過去を知る」のキー的存在のキャラとして、いわばもう一人の主人公、メインヒロインとして描かれている。


作品内の時間軸はアイマス本編から何年前かは定かではないが、作品は高校二年生の小鳥が高木順二朗から聞いたり、もしくは順二朗や善澤たちの回想シーンで琴美の過去を明らかにする展開となっている。


琴美は小鳥が小さい頃に亡くなっていて、作品内では既に故人となっている。容姿は高校時代の小鳥と瓜二つで、小鳥を初めて見た高木順二朗や黒井が琴美と勘違いするほど。違いは前述のようにホクロの位置。年齢はアイドルデビューの時点で16歳。

高校では吹奏楽部所属で、野球部の応援で球場に来てた際に、黒井との待ち合わせで来ていた順二朗と初めて出会い、順二朗がその後スカウトしメインプロデューサーとなってアイドルデビューを果たす。何本かテレビ出演などのビデオテープで撮りだめできるほどには活動していたようだが、なんらかのスキャンダラスな事件を起こしてイベントをドタキャン、失踪し、事実上引退。その2年後に小鳥を産んでいることが判明している。


琴美のサブプロデューサーを務めた黒井からはその時の騒動が理由で、かなり憎まれてるようではあるが、琴美は引退後は順二朗と二度と会わないと誓ったまま、還らぬ人になったが、順二朗は前述の騒動の際は琴美を非難する会社の人間に対し、かばいだてしていたほどだった。なお、琴美が既に亡くなっていたことや娘の小鳥がいたことは、順二朗は小鳥に会って聞くまで全く知らなかった模様(善澤が出産2か月前の琴美に会っているが、順二朗には口外しないと約束していた)。


小鳥の父親の生死は不明だが(失踪から出産まで少なくとも2年以上会ってないため、高木順二朗でないことは確定である)、小鳥によれば琴美が病気がちだったこともあり、琴美と籍は入れておらず、母親の死後は小鳥は祖父母に育てられ、高校に入学するにあたって、母親のことを知りたくて祖父母の元を離れて上京している。


また日高舞は直接は登場しないが、作品内では恐らく本編の少し前に電撃引退していることが言及されており、それを切っ掛けに『アイドル冬の時代が到来した』との見方もあるという。


現在の所、漫画版以外で登場したのは前述のアニメ版の写真の中だけで、ゲームやCDなど含めて声付きで登場したことはないが、仮に何らかのゲームかアニメで登場した場合は、演じるのは音無小鳥役の滝田樹里がニ役でやるのではないか、と考えられる。


関連タグ編集

アイドルマスター 朝焼けは黄金色 音無小鳥

高木順一朗 高木順二朗 黒井崇男 善澤記者

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