概要
中学校・高等学校(高校)等において生徒により組織される自治組織。学校生活の充実を図るための活動や文化祭・体育祭等のイベントの実行に関する活動などを行う。
本義としては、それぞれの学校の生徒全員を指して「生徒会」とするが、一般的に「生徒会」とはこの活動に直接携わる生徒会長以下の役員からなる「生徒会執行部」あるいは「生徒会役員会」を指すことが多い。
ちなみに小学校の場合「児童会」という呼称を主に用いるが、これは小学校の生徒を「児童」と呼ぶことに由来するもので、学校によっては「生徒会」の名称を使用する場合がある。
中学校・高校を舞台とするフィクション作品には多く生徒会が登場するが、なかには現実の生徒会よりはるかに強い権限を持つ生徒会組織が描かれている場合もある。※注釈1
※注釈1 フィクション作品で、権力を持った生徒会は「優等生の姿をした番長」の記号で描かれていることが多く、「現実の生徒会はこうなんだろうな」と思いながら描いている訳ではない。学園ものの学校と現実の学校は一切関係ないのである(恋愛、異能バトル、デスゲーム等がテーマな時点でお察し下さい)。
権力をもった生徒会、風紀委員は実在しないが、校長(大人)が考えた「校則(ルール)」を利用してマウントを取る生徒(子供)は実在するのである。
境界線上のホライゾンにおける生徒会
本作は、いわゆる学園モノの中では特に変わった設定を持っている。
学生間の抗争・相対が国家間の抗争・相対となる世界が舞台である。
そのため、学生の代表となる彼らは、そのまま国家の代表ともなる。
政治的な面を担当するいわば政府としての役割をも担っている。
当然、未熟な未成年に国家の政治を任せるわけにはいかないため、聖連からの暫定支配を受けている武蔵アリアダスト教導院などの極東の教導院以外は基本的に在籍年齢に制限がなく、
それ相応の実力や経験のある人物が生徒会の役職を勤める例も多い。
学生間の相対においてこの組織に所属する者と相対するには、同じ組織に属する者か、
もしくは総長連合(現在で言うところの軍部)に所属している必要があり、一般生徒には
相対権限が存在しない。