概要
高橋良輔の初監督作品。創映社(現:サンライズ)第2作目のアニメーション作品。
1973年(昭和48年)に関西テレビをキー局にフジテレビ系列局のほか日本テレビ系列局のごく一部で全66話が放送された。なお、第39話より『ゼロテスター 地球を守れ!』にタイトルを変更している。
また、ネット局に関しては、フジテレビの系列局がありながらなぜか日本テレビの系列局で垂れ流された例もあった。
『サンダーバード』の日本版権者だった東北新社が「和製サンダーバード」をコンセプトとして企画し、子会社である創映社の第2号作品として制作させた。
前年放送の『ハゼドン』の視聴率的な失敗を受けて企画内容を海洋冒険からSFに切り替え、本作は視聴率の面でも成効した。
初期のゼロテスターは異変調査や救助活動の任務中、結果的に戦闘に至るシナリオになっていた。しかし路線変更で戦闘色を強めていった。
次回予告の最後には「来週もこのチャンネルにチャージしよう」のセリフが必ず入れられていた。
なお、メカニックデザインとしてクレジットされている「ジョン・デドワ」は架空の人物で、その実態はスタジオぬえの事実上の前身であるSF企画会社クリスタルアートスタジオであり、現スタジオぬえ関係のものとしては最初のテレビアニメである。