薙刀についての詳細は→巴形薙刀
プロフィール
「薙刀、巴形だ。銘も逸話も持たぬ、物語なき巴形の集まり。それが俺だ」
公式Twitterの紹介
身幅が広く切先の反りが大きい、典礼用ともされる薙刀。
神格はより高く人としての意識は薄い。
主に対して過保護気味なところがあり、審神者が映えるよう傍らに控えたり、世話をしたりする。
キャラクター像
短い白髪で、くるりと跳ねた毛先とモノクル、3色の羽を身に着けているのが特徴。→キナコ氏による巴形薙刀
上がり眉にタレ目で、瞳周りと唇に薄い水色で戦化粧を施している。
キナコ氏が全員担当する薙刀男士の中では唯一とがっていない普通の爪をしている。審神者の側仕えのため?
当初から薙刀で実装されていたのは、岩融一人のみだったが、2017年7月3日に実装が発表された。
刀剣乱舞では、巴『型』薙刀ではなく巴『形』薙刀が正しい。
他の刀剣男士と異なり、固有の銘や逸話を持たない、「巴形」と呼ばれる形状の数ある薙刀の集合体という存在。これまでにも同田貫正国や千子村正のように複数の刀の集合体と推測される刀剣男士はいたが、それを明確に発言する刀剣男士は初めてである。同時に、刀工や特定の逸話を冠した複数の刀による集合ではなく、あくまで「形状」による集合体であるのも初めての例。
補充戦力として顕現したことを言及しており、世界観的には特殊な事例の刀剣男士のようだ。
性格は見た目に反して素直で、まるで雛のように審神者に従う。
人としての意識は薄いとされる通り、台詞には淡泊なものが多く、声にも感情の起伏があまり見られない。しかし、審神者に対しては忠誠心を惜しみなく捧げ、「主」「主」とよく呼びかけ、近侍に据えれば「困っていることはないか?欲しいものはないか?」「用があれば俺を呼べ。声の届くところに控えていよう」と甲斐甲斐しく世話を焼き、万屋に連れ行けば「重い物は俺に任せるといい」と荷物持ちを担い、ダメ審神者製造機になりかねないくらい過保護気味に接してくる。いわゆるクーデレ。
審神者が初めてにして唯一の主であるためか、この男士曰く「顕現してからずっと審神者にべったり」らしい。
戦においては時間遡行軍を相手に「お前たちと戦うために顕現したのだ、覚悟せよ」と宣言してその刃を振るい、戦功を挙げれば「顕現したからには活躍しなければな」と刀剣男士としての使命感を持って生まれたことを示す。
「特」にランクアップした際には、「戦闘経験により、俺の物語が拡充された。強くなった、ということだ」と言い、審神者の刃として戦い強くなることで彼の物語が作られていくことがわかる。
他の刀剣男士と異なり物語のない存在であることにコンプレックスを抱いており、審神者と一緒に物語を作っていくことを望んでいる。
内番では神社の神職を思わせる衣装となる。典礼用に用いられることの多い薙刀であるため、豊穣の神事や正月の神事を行っている。神事の方法の記憶が不確かな様子があるのは、固有の銘や逸話を持たない集合体のためかだろうか。
馬上用にも使われたことから馬当番では馬には多少縁があると言い、馬上で活躍するため仲良くなろうとしている。
同じ薙刀である岩融とは手合せで組ませると特殊台詞を発する。
へし切長谷部と出陣すると回想『命を果たすのは俺だ』が発生する。
巴形は顕現してから審神者にべったりで甲斐甲斐しく世話を焼くが、ずっとそれを見ていたらしい長谷部は焼きもちで憤り、素性のわからぬ刀剣男士ということもあって審神者の側に居ることに警戒心を抱き、何か企んでいるのではないかと問い詰める。
しかし、固有の銘や物語を持たない巴形は、過去の主に所有された歴史を持つ長谷部と異なり、自分には今の主である審神者しかいないと執着を示す。さらに、審神者の一番でありたいが口にすることなく徹している長谷部に対し「(審神者を)譲れ」とまで言う。が、案の定速攻で断られた。
長谷部は慌てて冷静に取り繕い、主が誰を選ぶかは主が決めることだと結論をつけるが、内心やきもきしながら審神者のことを心配してくれてる様子。
「静形はどうにも武骨だからな……。側仕えは、俺の方が向いていよう」という台詞から静形薙刀が追加実装される推測がされていたが、2018年4月17日に実装された。
対となる存在であるのを表して衣装や顔つきも対称的な外見をしている。一緒に出陣すると発生する回想『戦況の行方』も追加された。
巴形薙刀や静形薙刀のような確固たる逸話を持たない付喪神が励起されることに、戦況の行方に不穏なものを覚えると巴形は思慮する。また、彼らの励起は戦力不足を補うためのものであると改めて示された。この戦争はこの先どうなるのか、物語の進展が気になる回想となった。
性能
薙刀のため大器晩成型。初期は「全体に1ダメージ」ということがざらあって苦労するが、高レベルにまで育成すれば一撃で雑魚敵の全てを倒せるようになるまで成長する。