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杉元佐一の編集履歴

2018-04-30 10:38:11 バージョン

杉元佐一

すぎもとさいち

漫画「ゴールデンカムイ」に登場するキャラクター。

概要

アニメCV:小林親弘


全身に傷跡のある元・陸軍軍人。軍帽と軍服姿で三十年式歩兵銃を携帯し、マフラーを巻いている。日露戦争では普通助からないような傷を受けても持ち直し、その鬼神のごとき活躍から不死身の杉元と呼ばれた。

本人いわく、気に入らない上官を半殺しにした為に軍人恩給の資格が消滅し満期除隊した。


関東出身で、家族を全て結核で亡くして天涯孤独の身。

戦死した親友・寅次の妻であり、かつては相思相愛の仲であった梅子の眼病をアメリカで治療する為、一攫千金を求め北海道へ砂金採りに行く。

偶然耳にしたアイヌの埋蔵金を巡り、アイヌの少女アシㇼパと共に、入れ墨脱獄囚を追う。

年齢は、アニメ化に向けての原作者とスタッフの打ち合わせにより、二十代前半と判明。


性格

普段は気さくで茶目っ気もある恥ずかしがり屋で、敵でない相手には温厚で義理人情に厚く、子供やお年寄りを大切にする。

個人の信念や生きる意志を尊重する節があり、鹿を仕損じて無駄に苦しめたことに責任を感じるあまり最後の抵抗に気圧されたり、独自の理屈で襲い掛かってきた殺人鬼の辺見和雄に理解を示したり、あまつさえ姉畑支遁狂行に素直に感動したりとある意味では独特の倫理観の持ち主。


弱い者に理解を示す姿勢からか、殺人鬼の辺見和雄、やくざの仲沢達弥、詐欺師の鈴川聖弘などにも「やさしい」と思わせる一面がある。

しかし、日露戦争においては「悪人(ロシア人)は善人と違って心が欠けているから、死んでも苦しむ事はない」という自己暗示によって以前の自分を壊し、「別の人間」として容赦ない戦いをしてきたという過去がある。

その為、いざ差し迫った状況になると敵を殺す事に一切の躊躇を見せないキリングマシーンとしての一面をのぞかせる。

「人を殺すと地獄に落ちる」と言われた時は「それなら俺は特等席だ」と笑みを浮かべていた。殺した人を覚えておくことを己の償いとしている。


アシㇼパを相棒として大切に思い、彼女の身に危険が及ぶ事があれば激昂する。

怒りの爆発までの「溜め」が全く存在せず、瞬間にスイッチが切り替わる。

戦闘態勢になければ、好奇心旺盛で抜けた所もある。可愛いものや癒されるものが好きで、ヒロインであるアシㇼパを差し置いて乙女チックなムードメイカーになることもしばしば。

酒を飲むとおとなしくかつボケボケにもなる。

物語途中から、何故か入浴時、入院時等においても軍帽をとる事がない仕様になった。(ただし、アイヌ集落を訪れた際等、礼を必要とすると当人が判断したとおぼしき場面ではちゃんと取る)


戦闘能力

自らを「俺は不死身の杉元だ」と鼓舞し、負傷しても戦意の衰える事が無い。体力にものを言わせた泥臭い戦い方で相手を追い詰める。

銃撃戦、白兵戦共に多人数の敵を相手に一切ひるむ事をせず、天才柔道家である牛山辰馬に格闘戦で引けをとらないなど兵士の中でも特に強いと思われる。

異名通りに常人離れした回復力を持ち、大怪我を負っても短期間で完治している。


ただ、射撃は(下手ではないが)少し苦手意識があるらしく、アシㇼパに「杉元は銃が苦手だ」と言われても反論せずに自覚しているフシがある。また、銃の取り扱いを間違えて壊してしまったこともあり、尾形百之助に「軍で何を習っていたんだ」と嫌味を言われたことがある。


余談

名前は第七師団歩兵27連隊乗馬隊に所属し、日露戦争に出征した作者・野田サトルの曽祖父、杉本佐一から。

実在の人物へのリスペクトが多々ある今作において、スペックとしてのモデルは舩坂弘(異様に怪我からの回復が早かった)もあるかもしれない


連載当初は生食の多いアイヌの食文化に及び腰だったが、徐々に慣れた。好物欄に「干し柿」(北海道では実らないため、これを食せるのは彼がこの冒険から生還できた時である)に加え、6巻からは「塩をかけた脳」も追加された…が食べる時は目が死んでいる

ウサギの目玉を差し出された時は「イーッ」「いいのぉ? いいのぉぉ?」、毒矢で獲ったカワウソが生食出来ないと聞いた時は「生で食べちゃだめえぇ?」と奇声を上げて笑いを誘った。

一方、まじめな食文化描写においては優秀なグルメリポーターでもある。ちなみに猫舌。


関連タグ

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