月川ちり
つきかわちり
プロフィール
はわわ~私の概要ですぅ
「真中先輩みたいなラブリーなアイドルになれるよう、頑張ります!」
初登場は第90話(3rdシーズン第1話)。隣町のパクチー小学校に通う小学5年生。極度の内気かつ引っ込み思案で、口癖は「はわわ~」。
プリパラタウンに入るのをためらっていた時らぁらと出会い、その時丁度プリチケが届き、らぁらの後押しでプリパラに入場。その後多くのプリパラアイドル達のライブを見て、自信を付ける事となった。
らぁらにとっては初めて直接指導した後輩アイドルである。
ここまでは、可愛らしいラブリーな新人アイドル。そう、ここまでは…。
私の概要ですわ!そこにかしこまりなさい!
「頭が高ーーーい!そこにかしこまりなさい!」
113話。
らぁら達に連れられプリパラに入ったちりは、高飛車なお嬢様キャラへと変貌。らぁら達一同は彼女の「かしこまりなさい!」に強制的に平伏してしまうのだった。
外見は明らかにちりの面影を残しているが、丁寧語交じりだった言葉遣いはお嬢様言葉だけを使うようになり、一人称も「わたし」から「わたくし」に変わっていたりと中身の違いの方が凄まじい。
プリパラチェンジ後の性格はキャラ付けや素の人格という訳ではなく、プリパラ空間に入ることで強制的に変わってしまうもの(前例としてはコレに近い)。
知っての通りちりはプリパラ内でも元の姿や性格だったが、プリパラのシステムが神アイドルグランプリモードにアップデートされた(=ジュエル制度が新設された)影響でセレブタイプのジュエルを授かってしまった。TwinkleRibbonだったブランドもこの影響でDearCrownへと変わり、現在の容姿と性格になったのである。
元々ちりは由緒ある月川流華道の家元で(7代目の継承予定者)、父親や曾祖母の師事を受ける形で華道の修行に励んでいる。
自宅は純和風のお屋敷で多数の使用人がおり、通っているパクチー小学校も、ピロガネにある幼稚園から大学まで繋がったお金持ち学校なのであった。セレブジュエルを渡されたちりは、生活背景もセレブだったのである。
その家柄ゆえか潔癖症で、不潔な行為に取り乱すと「ちりしゃんちりしゃんちりしゃんちりしゃんしゃん…」の声と共に水芸を披露し、衣装に取り付けた洗浄装置で身体を洗浄する。潔癖症は本人の素であり、自宅の玄関や室内で水芸をするシーンも登場している。ちなみにこの水はストックしているらしく、本人は「ちりしゃん水」と呼んでいる。
このためプリパラ内でのサバイバルは彼女にとって相当過酷だったらしく、あまりに参ってぶっ壊れ変顔を連発しキャラ崩壊してしまったほどであった。
ちりは神アイドルには憧れるものの、プリパラ内でのキャラは涙目になるほど抵抗を示し、性格の変貌を理解できず、プリパラを拒絶がちになってしまっていた程。
のんは「抑圧感から来る反動では」と考えているが真相は不明。前述の生活背景から生み出された本人の資質も一因だったと思われる。
一見二重人格者のようにも見えてしまうが、実際のところそうではない。
123話では、「プリパラの私とでは誰ともチームを組める訳がない」とプリパラ内で呟くシーンが描かれた。この発言の他にも、意思の本質がプリパラ内外で変わっていないシーンは多数存在している。
プリパラ内のちりも性格の変化は自覚しており、根本の人格はあくまで同じである。二重人格と言うよりは、ジュエルによって性格が反転したと言う方が正しいかもしれない。
もっとも、ノンシュガーと絆を深めるにつれプリパラ内での性格も徐々に丸くなっており、高飛車な性格も嫌味なものから高貴なゆえの誇り高さとして変わっていくようになった。頼もしく仲間を思えるようになった姿は、チームを組まなければ見ることはできなかったであろう。
(プリパラの作風に共通することだが)ちりのギャップは作中で「個性」という形で扱われ、プリパラを拒んでいたちりも話が進むにつれのん・ペッパーに助けられる形でプリパラ内の自分を受け入れ、現実での内気な性格も少しずつ改善されている。
作中での経緯
前述の通り、113話の再登場にて素性が判明し高飛車キャラが初登場。
偶然その場に居合わせたのんにトライアングルを「子供騙しのインチキライブ」と本人の面前で言い放つも、彼女のライブを見た事で少し意識を改める。
その後もしばらくのんと接触する状況が続くが、プリパラ内でしか会っていなかったため互いに反りの合わない状態が続いていた。
第116話で共にプリパラの外に出た事により初めて現実の性格で接触。ちりにマッハで土下座&謝罪されたのんはあまりのギャップに唖然としたが、後に説明されたことにより性格が変わる事情を把握された。
ここからプリパラ内でものんへの態度が徐々に軟化し、チームを組むことに賛成するまでになる。
所持している黒いロゼットパクトと連絡を取る姿が度々描かれており(らぁらは緑、他のアイドルはピンクのパクト)、114話では胸に装置する形でモニターにライブを見せていた。パクトの通信相手にはチーム結成までライブを禁止されており、プリパラ内の自分を嫌がるちりにプリパラに行くよう何度も勧めていた。
118話にて、その正体がジュリィの妹・ジャニスである事が判明する。
ウサチャが目をつけたもう一人のメンバー・ペッパーのことは中々受け入れられずにいたが、120話にて紆余曲折の末現実世界で打ち解けチームを結成する。
プリパラ内のちりはチーム結成を快く思っていなかったが、ジャニスと曾祖母に諭されたことで渋々結成を受け入れた。しかしプリパラ内でのペッパーへの嫌悪感は変わらずずっとのんの手を焼かせていたが、無人島サバイバルにてプリパラのちりも好きだというペッパーの言葉を聞き、プリパラ内で彼女を守る。こちらでもペッパーを友達として受け入れ(ぶっ壊れた勢いもあってペロピタまでした)、ノンシュガーは改めてスタートを切った。
124話。ずっとジャニスに付き従っていたちりだが、「アイドルは愚かで不完全」との彼女の思想を盗み聞きしてしまい、ついには彼女からタクトの窃盗を内密に頼まれてしまう。ジャニスにとってちりは高い素質を持つ神アイドルの原石であると共に、自身の言うことを全て聞いてくれる存在でもあった。
126話にてのんとペッパーの力を借りて断ることに成功するも、タクトの奪取を未だ諦めないジャニスからは127話にて「プリパラ内のちりなら」と再び直談判されるがプリパラ内でも改めて断り、のん・ペッパーとぶっつけ本番のメイキングドラマで勝負に臨む。最終的にジャニスは、ノンシュガーの高いレベルと移った情からタクトの奪取をひとまず保留し、ノンシュガーが優勝した後ちりと別れることになった。
(詳しい説明はこちらに譲るが)最終的にはジャニスの成長に、ノンシュガー全体を含め大きく貢献する形となった。
その後は引き続き、プリパラ内にてアイドルとして活動している。
アイドルタイムプリパラの39話では、視聴者待望の彼女と対面するが、展開はお察しの通り。
アーケード版では神4弾から登場。ちり解禁早々こんなネタが。
外見
現実世界では茶色の肩まである髪を伸ばし、一部を短く結びハーフツインアップ(ツーサイドアップ)にしている。
上の画像の服は、私服ではなくパクチー小学校の制服(90話のらぁらの台詞から)。制服姿での登場が一番多いため、現実世界でのイラストはこちらの服装が大半を占める。
プリパラ内では髪と身長が伸びる他、濃い緑色の髪と青い瞳に変化する。短かった結びの部分も腕に届くほど長くなり、根元には輪っか状の編み込みが入る。
ゲーム版での髪型の呼称はちりひつじシニヨン。
箱入り娘ゆえか現実・プリパラ共に色白。3Dライブシーンでは彼女の色の白さが腕を出すカットでよくわかる。
余談
- 116話でペッパーに雄の孔雀に見立てられたことから、一時期視聴者の間では男の娘説が浮上していた(ペッパーは一目でレオナを男子と見抜いている)。父親がこの華道家に似ていたことも相まって「家の事情で訳あって女の格好をしているのでは…」と深読みする節もあったが、ちりはメインの女性キャラクターに共通するまつ毛が書かれている他、ゲームや公式サイトの紹介文でも「女の子」と明言されているため(レオナは性別が明記されていなかった)、現在ではちりの男の娘説は消滅している。雄の孔雀で表現されたのは、おそらく孔雀の華やかさ(雌の孔雀は雄と比べると色味が地味)とじゃんけんのパーを表現するための演出上の都合と思われる。
- ちりの使用ブランド・「DearCrown」(ディア クラウン)はプリティーリズムを知る視聴者ならニヤリとするブランド名だが、関連性のほどは不明。本作でのDearCrownはプリパラ伝統の老舗ブランドという設定である。
- パクチー小学校への所属はデビューした後も変わっておらず、ちりはシリーズ3年目にして初の(ボーカルドールと北条コスモを除く)パプリカ学園に無関係のメインアイドルとなった。