※史実の周瑜についてはこちら
概要
プロフィール
名前 | 周瑜(しゅうゆ) |
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字 | 公瑾(こうきん) |
登場ナンバリング | 『初代』〜 |
CV | 吉水孝宏 |
勢力 | 呉 |
所属軍 | (孫堅軍)→孫策軍→孫権軍 |
武器 | 古錠刀→棍(5以降) |
身長 | 178cm |
設定年齢(4まで) | 25歳 |
一人称 | 私 |
呼び方 | あなた(孫策以外の目上)、君(目下、孫策)、お前(目下、敵)、貴様(敵)、皆(複数人)、〇〇殿(孫策以外の目上)、〇〇(目下、孫策、敵)、孫堅→殿(君主時)、大殿、孫権→殿(君主時以降)、孫尚香→姫、姫様、大喬→義姉上 |
※他作品では孫策のことを字で呼ぶことが多いがこの作品ではお互いに諱呼び。
格ゲーの初代から参戦している最古参。孫尚香と共に呉の代表格でもある。
人物像
容姿
史実通りの容姿端麗な美男子であり、切れ長の目、透き通ったような色白の肌が特徴。イケメン揃いな呉武将達の筆頭格。中性的な顔立ちで顔に一癖あるイケメンも多い中、流石の正統派な美形。目が細長いつり目なためかややキツめな印象を受ける。
身体は華奢で、軍師ですら肉体派が多い呉の中では余計に細く見える。
髪型
全作通してサラサラな長髪で、ほとんどのシリーズでは下ろしている。前髪は基本センター分け。『4』以前は鉢巻も特徴の一つだった。
『初代』髪の長さは背中あたりでセンター分け。黒髪。
『1』髪の長さは背中あたりまである。前髪は右の部分を右耳にかけている。髪色は茶髪。
『2』セミロング程度の長さでセンター分け。茶色がかった黒髪。
『3』前作と同様セミロング(肩あたり)の長さで髪色は茶髪。
『4』髪の長さは背中あたりで前作までと同様センター分けで茶髪。
『5』シリーズ唯一のポニーテール(ちなみに特別衣装などではポニーテールをしている作品もあったりはする)。黒髪。
『6』前髪を三つ編み、編み込みをして後ろで束ねたオールバック。髪の長さは背中あたりで黒髪。
『7』センター分け復活。髪の長さは腰あたりで黒髪。
『8』お団子のハーフアップで髪をまとめた部分を布で覆っている。髪の長さは前作とほぼ同じだが、前髪の長さがやや長くなっている。髪色は焦げ茶。なお、平服では髪をいつも通り下ろしている。開発陣いわく艶やかな髪で優雅さをプラスしたとの事。
尚、全シリーズの髪の長さは
7=8>初代、1、4、6>2、3の順になっている(5はポニーテールなため正確な長さは不明)。
衣装
彼の品行方正さを表しているのか全体的に露出度が低く首元まで隠れている衣装が殆ど。
『初代』白基調の服装で、赤が差し色として使われている。以降のシリーズの服よりも豪華さがなく、普通の中国っぽい服、ズボン、靴を着用。
『1』赤基調で煌びやかな衣装。袖などが緩やかで軍師らしさを意識している。
『2』前作とはあまり(というか殆ど)変わっていない。
『3』前作まで同様、流れるような服で袖もゆったりしているが、白い部分が多くなっている。
『4』方向性自体は『3』までと変わっていないが、袖や脚あたりの部分がスッキリして動きやすそうな格好になった。色は赤基調で差し色に白が使われている。
『5』前作よりも更にシルエットがスッキリした形になり、武将としての部分が押し出されている。マントを着用している他、ニーハイのブーツを履いたりとシリーズでも異質な格好。橙と白基調で、手袋をしているため、シリーズ中一番露出度が低い(あまり変わらないが)
『6』都督らしい西洋風の格好。色は再び赤基調に白の差し色という形。前作同様スッキリしているが、袖の部分が『3』以前のように軽やかになっている。また、今回も手袋を着用しているためシリーズで一番露出度が低いということになる。
『7』全体的に服がひろひらとなびくようなものになっており、「美周郎」としての彼を意識した格好になった。ちなみにスタッフ内でも好評らしい。孫呉の赤よりも白の部分の方が多い。
『8』首元は以前よりやや首元が開いている衣装。白い布服の上に革の鎧を着用しているため、以前より凛々しさが感じられる衣装となった。その上に鮮やかな赤い布を纏っている。戦いやすさを意識してか前作より動きやすい格好になっている。
『MULTI RAID』での覚醒衣装は、赤い鳳凰のような衣装。元々ポニーテールだった髪は下ろして、髪の色もシルバーに。
『6』のDLDの学園衣装ではマーチングバンドっぽい衣装を着ているが厳密には不明。生徒会長っぽくもみえる。髪は『6』の通常衣装同様三つ編みで前髪を束ねたオールバック。
『6』の童話衣装では赤ずきんちゃんの狼の格好をしており、赤ずきんの小喬と対になっている。髪は『6』の通常衣装時とは違い、前髪を下ろしてセンター分けをしており、露出が殆どない周瑜にとっては珍しく胸元が大胆に開いている服を着ている。
『7』の職業衣装ではソムリエで眼鏡をしている。髪は『7』通常衣装と同様。よく見るとゴールドのバッチが付いている「マスターソムリエ」である。
性格
常に冷静沈着で清廉潔白な人物。流麗な物腰の裏に激しい情熱を宿している。親友である孫策とは反対に堅い言い回しが多いが、育ちの良さもあってか穏やかで優しい性格だが、時には苛烈な行動をすることもある。特に赤壁以降は自分の生命を削るような無茶な行動が多くなっていき、孫権や魯粛などに心配されるまで無理をすることも。真面目なため自由奔放な義兄弟や妻に振り回されることが多いが、危なっかしい人を放っておけない性分なため結局つき合ってあげる頼りになる人物。
後輩達に対しては良き先輩としての貫禄をみせる。
諸葛亮に対しては演義同様、彼を殺そうとする作品もあるが、演義が嫉妬混じりだったのに対して、この作品では「孫呉の未来のため」という理由で動く。『7』にて正史要素の多いの魯粛が登場したため、性格もより正史の方に近くなり、余裕を感じさせる物腰をみせる。
経歴・特技
名門出身であり、知は勿論、武にも精通している知勇兼備の将で歌舞音曲にも精通するなど史実同様、多彩な才能を数々の場面で発揮している。持ち前の知略で最期まで孫呉を支え続けた。赤壁では曹操の大軍を大火計で焼き払い曹魏の天下統一を防いだ。都督リレーの第一走者を務め、大きな大志を後輩たちに託す。
基本的には何でも出来る器用な人物だが、小喬と共にいると若干お馬鹿になることもある。
バトルスタイル
一応呉の軍師としての位置づけだが、他の軍師に比べてアグレッシブに動くことが多い(陸遜も同様)
『初代』~『4』古錠刀(孫堅の武器を何故使っていたのかは不明)を使用し、美しい剣舞を披露していた。
『5』以降 棍を使用。優雅に振るい、流れるような攻撃と足技が特徴。固有モーションでは火を使った攻撃が多く、火の玉を振らせて広範囲の敵を攻撃したり、棍を高速回転させて敵を薙ぎ払う攻撃をみせる。『6』では月英、『8』では郭嘉、朱然も同様の武器を使っているが、周瑜は特に空中戦が得意。
特にリーチが長ける棍を使用した『5』以降は初心者でも十分使いやすいキャラになり、モーション殆どが安定して強い強キャラになっている。
交友関係
孫策
親友。彼のサポート役であり、暴走を抑えるためのブレーキ役。孫策が天下をおさめる器があると確信し、夢を共に追う仲である。孫策の方も頼りになる周瑜を信頼している。
毎回ガラ空きの孫策の背中を周瑜が補っている。
小喬
妻。幼いせいでロリコンとネタにされている。彼自身もかなり困っているようだが、何だかんだでイチャイチャしている。
小喬と関わる時は何故か声が甘くなる。
孫権
孫策死後に周瑜が仕える君主。偉大な父兄を持つこともあって自分に自信が持てず、迷うことが多い孫権を全力で補佐して支え、的確なアドバイスをおくったりもする。対等な関係ではないものの孫策死後の孫権は周瑜を兄のように慕っており、『6』の周瑜が死亡するムービーでは号泣していた。
ちなみに孫策生存時はタメ口(名前は孫権殿呼びだが)だったが、孫権が孫家の長になった以降は敬語を使用している。
周瑜が未熟な孫権を支えている描写が多いが、『8』では重荷を背負って苦しむ周瑜に対して孫権が彼を支えようとしている部分が見られ、周瑜もその孫権の姿に安心するなどいつもと反対の関係性になっていた。
魯粛
史実では実質同期みたいなものだが、都督になった順の関係もあり、本作では後輩。『7』以降の関わりだが、二人の雰囲気が好きなファンも多いだろう。呂蒙と陸遜のコンビがなかなか面白いのに対してこちらは先輩組なだけあって落ち着いている。
お互いに信頼しており、『7』の南郡の戦いでは周瑜は自身の命を魯粛に預けた。
程普
唯一周瑜に辛辣な言葉を投げかけることが出来る人物で、特に孫策が孫堅の跡を受け継いで、江東を平定している際には周瑜に対して「生白い若者」と批判していた。しかし、徐々に周瑜の才能を認めていき、赤壁以降には唯一周瑜の心情を気遣っていた。周瑜もまた長年、戦場を経験してきた程普を頼みとしている。
シリーズでの動向
『1』正史で死亡した後に起こった戦いにも参加している。というか呉のストーリーが彼中心。
ちなみに真・三國無双シリーズの記念すべき第1作にしてopで1番最初に登場していたりもする。
『2』義兄弟の孫策、妻の小喬が参戦し、全体的に交流が増えた。
『3』この作品以降、孫策の問題ある行動に対して「君の悪い癖だ」ということが多くなり、より孫策のブレーキというイメージが強くなった。
『4』親友の孫策との描写が大幅に増え、より彼らの絆が感じられるようになった他、小喬との掛け合いも増えたためロリコンのイメージも定着してしまった。また、呂蒙や陸遜の良き先輩としての姿も描かれるようになった。
『5』無双モードでは前作よりも更に孫策との掛け合いが増えた。明朗快活な孫策と冷静沈着な周瑜の対比が全面的に押し出されるようになったが、代わりに妻・小喬や呂蒙、陸遜との掛け合いは大幅に減少。
『6』ストーリーモードでは呉郡の戦いから登場。孫策が史実通り早死にするため、孫策との絡みは前作に比べ減少。その代わり、未熟な孫権を支える描写が増えた。ちなみにムービーでは病死する寸前の周瑜が自分に自信がない孫権の長所を褒め称えるシーンが存在している。
『7』魯粛が無双武将になり、都督リレーが完成したためその第1走者を務めることに。頼りがいのある先輩としての姿が描写されるようになった。ストーリーモードでは前作同様呉郡の戦いから参戦し、孫策の相棒として共に駆ける。IFでは他の短命武将と共に存命しており、大敗北をした合肥の戦いを魯粛と共に勝利へ導く。小喬との掛け合いもあるがかなり困っている様子で遠回しに本音をいったりも。
猛将伝では陸遜に対して嫉妬心が大きかった朱然に対し、「己を全うせよ」と助言した。
『8』今までよりも孫呉の未来のために苦悩する姿が描かれた。呉全体のストーリーモードでは反董卓連合あたりから参戦し、孫堅存命時から彼の配下となっている。孫策が息を引き取る際には孫権や孫尚香が号泣している中、涙を我慢している姿をみせ、孫権が落胆している時にも彼を支えた。孫呉最大の危機であった赤壁の戦いでは諸葛亮の助言もあって孫権に抗戦論を主張し、大都督を務めて勝利へと導くが徐々に重荷がのしかかるようになり、南郡で負傷したのを機に更に焦りを見せるようになる。その結果、諸葛亮や劉備が信用に足らないということで劉備と孫尚香を婚姻させるように見せかけ、劉備の暗殺を企むが孫権を初めとした他の孫呉の将に止められる。その後、孫権の言葉で今まで背負ってきた重荷が全てなくなったように孫呉の未来を安心した。最期は程普と杯を交わそうとするも程普が杯を取りに行っている最中に息を引き取る。死亡したあとも程普、孫権、丁奉のEDで幻として姿を見せた。
『英傑伝』ストーリーでは孫策君主時のステージ及び、赤壁の戦いで姿をみせる。劉勲を打倒するステージでは小喬の何気ない一言で策を思いつき、木の力を利用し、趙雲たちと協力して劉勲を撃破。更に、赤壁の戦いでは水の力、木の力、火の力の3つを諸葛亮と共に使いこなし、曹操の大船団を沈めることに成功するなど持ち前の頭脳を発揮する。