飛び級
とびきゅう
概要
一般的なイメージでは、年少の天才・秀才が本来の年齢より上の学年に在籍する行為であるが、留年経験者が飛び級により本来の年齢相当の学年に戻ったり、事情によって高等教育を受けられなかった大人が入学後に飛び級したりすることも理論上は想定できる。
主な目的は、早期教育や英才教育。通常の進級を基準とすると、留年の反対になる。
架空の世界で飛び級制度が使われる目的は、当該キャラが早熟の天才であることを示すため、(高等学校などの)その学校に明らかな年少キャラを合法的に在籍させるためなどであり、大抵は飛び級先の学年でも学業成績では上位となっている。天才キャラを表現する場合やすでに社会人であることを強調する場合は大学での飛び級である場合が多く、同時にすでに卒業している設定であることが多い。
現実に本格的に飛び級制度が実行・運用された場合は、1年差、通算でも稀に2年差といったように、小幅な学年差が中心と思われる。だが架空の世界では、ネギ・スプリングフィールドや美浜ちよなどのように、(通算で)3年以上の大幅な学年差がほとんどである。
架空の飛び級キャラが飛び級であることは既知であるため、わざわざ「飛び級」タグがPixiv上でつけられることは少ない。Pixivの投稿数においてはクイズマジックアカデミー(QMA)の「飛び級組」が最大で、その他でも「飛び級」を含む文章の形でタグが作られる場合が多い。
現実世界では・・・
日本でも1947年の学制改革以前は、ある程度制度的にも飛び級が可能であった。
- 本来は5年制の旧制中学校から4年修了で旧制高等学校、3年制の大学予科に入学できる(いわゆる四修)
- 6年制の尋常小学校5年修了で旧制中学校に入学出来る仕組(いわゆる五修)
- 尋常科を併設した7年制の旧制高等学校
現在は小・中学校の義務教育においては「年齢相当学年(年齢主義と課程主義を参照)」を上回る学年への在籍は認められていない。学年制を敷く高校においても同様である。
ただし、
- 学籍の変動がないまま、成績優秀者は特定教科のみ飛び級をして在籍学年はそのままで1年上の学年で授業を受ける場合。
- 例外的扱いだが、学齢に満たない子女が手違いによって小学校に就学し、そのまま標準年齢より低い年齢で在学し続けることを追認された場合。
もある。
また、千葉大学・名城大学・日本体育大学・成城大学、昭和女子大学、エリザベト音楽大学などでは或る教科においてにおいて特に才能があると感じられる高校生などを対象に試験を行ない、17歳以下の高校などの1年生及び2年生が2,3年次を履修せずに大学1年生になれる制度を導入している。(昭和女子大学以外は実績あり)
海外ではアメリカ合衆国で学校内の飛び級、学校間の飛び入学、早期就学ともに盛んである。
飛び級の関連人物
※学校在学中は〇印。
架空の人物
大学在学及び卒業
冠茂・・・16歳で大学卒。
黒柳亮・・・19歳で大学卒。
仲代壬琴・・・医大を飛び級して卒業し14歳で医師免許を取った。
鏑木美波・・・小学生から大学医学部(医科大学)卒、博士号まで取得。
ニルス・ニールセン・・・博士号を3つ取得。
チームSITジニアス〇・・・メンバー全員飛び級の大学生。
レベッカ宮本・・・10歳で教師に
芳乃さくら・・・主人公と同学年だが、教員免許持ち
御剣冥夜・・・作中で発言
高校在学及び卒業
マリア(ハヤテのごとく!)・・・10歳で編入、13歳で卒業。
美浜ちよ〇
仙童紫〇
雲仙冥利〇
その他※学歴がわからない場合、高校や大学以外の学校に進学した場合
牧瀬紅莉栖・・・メイン画像。アメリカのヴィクトル・コンドリア大学を飛び級で卒業後、一度2週間という短期間の逆留学で菖蒲院女子学園という女子高に所属し、ヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所所属研究員となった。