概要
原作第2部およびアニメ『セーラームーンR』に登場する。
ワイズマンに心の闇につけ込まれて洗脳されたちびうさの悪堕ちバージョン。
原作では月の一族の王女の特徴が現れず、セーラー戦士にも変身できずにいじめられ、友達だと思っていたセーラープルートの気持ちを知り、自分の居場所はどこにもないという絶望を利用されて、
旧アニメでは失敗を怒られた記憶を呼び起こされ、みんなに誕生日を忘れられた(=誰にも愛されていない)という記憶を捏造されていた。
「早く大きくなりたい」というコンプレックスを反映してか、ダークパワーによってうさぎたちの年齢を少し上回る大人の姿に変身させられてしまう。
ブラック・レディと名乗り、ブラック・ムーン一族の新たな幹部となってセーラームーン達の前に立ちはだかる事になる。
容姿は母親でもある月野うさぎに酷似しているものの、目つきは冷たくガラス玉のような瞳を持つ。
黒と赤を基準とする深いスリットが入ったドレスとピンクの羽衣のようなストールをまとい、サテンのハイヒールをはいている。
額にはブラック・ムーン一族と同じ、上下反転した黒い三日月のマークがある。
また邪黒水晶のピアスを付けているもののブラック・ムーン一族に対しては忠誠心はなく、自分の意思で世界を滅ぼすために行動している。
旧アニメ版ではそばに寄ってきたルナPを受け入れ、武器として使用している。
なお暗黒の女王を自称するが、これはプリンス・デマンドの后を意味するものではない。デマンドに対してはむしろ無関心であった。
原作では禁忌を犯したプルートの死にきっかけに元のちびうさに戻ったが、アニメではうさぎと衛によって20世紀のセーラー戦士とのふれあいによる温もりを思い出し戻った。