概要
スパルタの将軍クレイトスが戦神アレスと誓約を交わした際、アレスに与えられた双剣。アレスの兄にして鍛冶の神ヘファエストスが、冥府の深淵タルタロスにて鍛えた武器とされている。一度使用すると、剣の柄に繋がった鎖が使用者の腕に絡み付いて焼き付き、死ぬまで取れることはない。これはアレスがクレイトスに己との誓約を絶対的な誓いとして守らせる証ともなった。
クレイトスはこれを武器に、アレスとの誓約を結ぶきっかけとなった蛮族の王の首を刎ね、アレスを敬わない人々を惨殺していったが、遂にはアレスの策略で己の妻子まで手にかけてしまった。
アレスへの復讐と、脳裏に焼き付いた妻子殺しの記憶からの解放を求め、クレイトスはアテナたちオリュンポスの神々に仕え、ブレイズオブカオスをその中での戦いに使っていった。しかしアレスとの最終決戦でアレスによって奪われてしまい、その後、刀身がどうなったかは不明である。なお鎖のみはクレイトスの腕にそのまま焼き付き、その後の新たな武器の使用に使われた。
オリュンポスの神々を滅ぼした後の話となるゴッド・オブ・ウォー(2018)にて再登場。
物語中盤において、北欧神話内で火を灯すことのできないヘルヘイムに向かう際に必要となり、亡き妻フェイ、息子アトレウスと住んでいた家から回収。
北欧神話世界において、ヘルヘイムは火を灯すことのできない極寒の死者の世界故に、北欧神話世界外で作られた武器であるブレイズオブカオスにそのルールが適用されないようで、冥界の茨を焼き払ってクレイトスの道を斬り開いた。
特徴
柄に繋がった鎖のおかげで、通常の双剣とは異なり鎖鎌やフレイル、ヨーヨーに似た剣術で戦う。
デザインは最初はナイフや短剣のような銀色の刃だが、レベルアップしていくことで魔剣と呼ぶにふさわしい禍々しいデザインへと変貌していく。