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概要編集

カタール国営航空会社1993年創設。本社は同国の首都であるドーハに所在する。

航空連合ワンワールドメンバーの一社でもあり、2017年まではFCバルセロナのスポンサーでもあった。


2005年3月にドーハと関西国際空港(関空)を結ぶ路線を開設し、日本乗り入れを果たした。2024年11月現在では関空のほか、成田空港羽田空港にも乗り入れている。ただし関空線については、2016年3月に廃止されてしまっており、その後2020年4月に再開設するつもりだったが、COVID-19の影響で同年6月に延期された。



ワンワールド内での相次ぐ内輪揉め、及びエアバス社との紛争編集

しかし、ワンワールド加盟以降はカタール航空元CEOのAkbar Al Baker氏などによる過激な発言が目立ち、創立メンバーの2社(アメリカン航空カンタス航空)との大きな内輪揉めを相次いで起こして連合を大きく不安定化させたことで非難された(また2021年にはブリティッシュ・エアウェイズに対しても敵対的な発言をしており、それをBA側にシカトされたこともある)。この2社との大喧嘩によりカタール航空側からワンワールドを脱退するという脅迫を二度行ったこともあり、幾度も大騒動になっている。


アメリカン航空との関係は2017年に対立してから一時的にコードシェアを断絶するほど悪化していたが、米国・カタール政府間の外交努力の末に2020年に無事解決し、それ以降は逆に提携強化に乗り出している。

一方のカンタス航空とは2024年現在でも極めて仲が悪い状態である(ただしこれはカンタス航空側がカタール航空と敵対するアラブ首長国連邦のエミレーツ航空と永らく蜜月関係にあることも影響しているほか、カタール航空の豪州路線の増便申請を妨害するロビー活動をカンタス航空が行ったこともあるため、一概にカタール航空側が悪いという訳ではない)。2024年秋にはカンタス航空と敵対するヴァージン・オーストラリア航空の株式の一部購入と会社提携を計画していることを発表するなど、事態は更に泥沼化している(ただしこれに関してもカンタス航空が豪州市場をほぼ独占している状態となっていたがゆえに豪州世論の非難を浴びているという背景があったため、二社の提携には反対しないと公式に発表している)。


この他、欧州の航空機メーカーであるエアバス社ともエアバスA350の塗装剥離問題(なおカタール航空はA350のローンチカスタマーとなっていた)を巡って過去に大喧嘩をしており泥沼化、エアバス側からQR側のエアバス機発注を強制的にキャンセルされたほか、一時的にQR側からのエアバス機の新規発注が不可能になるという事態までも引き起こした。ただし、こちらもアメリカン航空との喧嘩と同様に最終的には和解に漕ぎ着けており、2023年にエアバス社側からキャンセルされた受注(A321neo及びA350-1000)が全て復活している。


その他編集

2017年に発生したカタール外交危機によってカタール航空の多くの路線が周辺諸国からの断交により運休となった上、これらの国の上空の飛行許可を差し止められたためにアラビア半島(UAEやサウジアラビア等)を大きく迂回する事を強いられた。ただし2021年に外交危機が解決したため、2024年現在はこの状態は解消されている。


外部リンク編集

カタール航空公式サイト

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