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概要編集

カンタス航空は、オーストラリアのフラッグキャリアであり、南半球最大の航空会社である。設立は1920年で、世界でもKLMオランダ航空、アビアンカ航空に次いで3番目に古い航空会社である。

社名のQANTASは、Queensland and Northern Territory Aerial Services Ltdを表している。


ジェット機を導入してからは一度も墜落事故を起こしておらず、世界で最も安全な航空会社のひとつである。

オーストラリアという土地柄何処に行くにも中〜長距離便ばかりなため、体力のある男性の客室乗務員が他社に比べて多めなのも特徴。


日本での路線編集

現在は東京成田 - ブリスベンメルボルンが毎日各1本、東京羽田 - シドニーが毎日2本の運航となっている。東京側の発着地は適宜変更されている。

かつては名古屋・大阪・福岡・札幌にも就航していた。現在はそれらの地方路線と東京 - ケアンズは同社の格安航空会社のジェットスター航空(日本のジェットスター・ジャパンの出資会社の1つ)に移管されている。


JALもどき編集

1992年から1994年まで当時の日本航空がカンタスのボーイング747-300のうち3機をパイロットごとリースして運航したことがあった(コードシェア便ではなく純然たる日本航空便。また客室乗務員は日本航空が乗務していた)。当該機体は日本航空のフルカラー塗装がされていたが、後部胴体に「Operated by QANTAS」の表記があり、また尾翼の鶴丸が小さいなどの差異があった。このため、旅客機ファンからは通称「JALもどき」と呼ばれていた。


驚異的な無事故記録編集

カンタス航空は1951年のデハビランド・ドローバー墜落事故以降は70年近く死亡事故ゼロを続けていることから、上述の通り安全な航空会社として定評がある。(またカンタス航空が所属するワンワールドにはブリティッシュ・エアウェイズキャセイパシフィック航空フィンエアーなど長い安全記録を持った航空会社が揃っており安全面では太鼓判を押されている。)


また特筆すべき点として、72便緊急降下事故や32便エンジン爆発事故などにおいての乗務員の最大の努力と、その末に掴んだ数々の幸運、そして事故後の上層部の判断の迅速さによる再発防止の姿勢などが航空事故ドキュメンタリー番組で取り上げられている。


オーストラリアへの行き来にはカンタス、これ鉄則な。

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