曖昧さ回避
概要
オーストラリア南東部にある都市。人口は約500万人。ビクトリア州の州都。
同国ではシドニーと並び、経済と学術の拠点となっている大都市である。
人口100万人以上を数える都市ではケープタウン(南アフリカ)などを抑え世界最南端に位置する。
かつてオーストラリアの首都だったことがあり、「大いなるメルボルン」と謳われたという。その後、シドニーと正式な首都の座をかけて争った(?)が、結局は中間地点であるキャンベラに制定された。
シドニーと比べると英国文化が色濃く、都市中心部にはヴィクトリア女王の治世の建築物が多く存在している。一方で近年は超高層ビルも急増している。
西岸海洋性気候であり、1年を通して基本的に過ごしやすいが、フェーン現象により年に数回は日中で40℃超えの酷暑になることもある。
公共交通は世界でも屈指の路線網を誇るトラムが主軸で、加えてバスや鉄道も用いられる。中心市街のトラムは無料で乗れる。
また、市内をヤラ川が流れ、ポート・フィリップ湾に面する港湾都市でもあるため、タスマニア州へ向かうフェリーや世界各地への貨物船がメルボルン港から発着している他、ヤラ川では観光船も運行されている。
特に「住みやすい街」としての評価が非常に高く、世界1位に輝いたことも。
日本からのアクセス
成田空港から日本航空、カンタス航空の直行便が各1本運航されている。LCC利用の場合はジェットスター航空でブリスベンまたはケアンズに飛び、国内線に乗り継ぐのが一般的。
対オーストラリアはシドニー便が多いため、シドニー経由で乗り継ぐルートもある。シドニーーメルボルン間のフライトは世界でも屈指の本数が運航されているため乗り継ぎ先の便には困らない。
メルボルンの空港はタラマリン空港(MEL)とアバロン空港(AVV)と主に2つあるが、基本的には前者を利用することが多いだろう。市内へは直行の連絡バスが24時間運行されており、空港に何時に着いても市内へのアクセスは便利である。