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生没年:1819年5月24日 - 1901年1月22日


概要

イギリス及び英連邦王国ハノーヴァー朝(ハノーバー朝)第6代目女王。インドが植民地化されるとインド帝国皇帝も兼任していた。


在位期間は1837年の即位から1901年に崩御するまでの63年7か月。2015年にエリザベス2世が記録を更新するまでイギリス君主の中でで最も長かった。


彼女の治世は「ヴィクトリア朝」とも呼ばれ、大英帝国時代のイギリス全盛期であるが、在位後年はアメリカ合衆国などの台頭により、その繁栄に陰りが見え始めた時代でもある。


経歴

ハノーヴァー朝のイギリス王ジョージ3世の孫。ジョージ3世の第4王子、ケント=ストラサーン公エドワード・オーガスタスの唯一の子供として生まれた。


生後8ヶ月の時に父・エドワードが薨去。彼の兄にあたる伯父・ジョージ4世ウィリアム4世らの子供は皆早世しており、ウィリアム4世の崩御によって王位継承順位の一番高い彼女が即位した。


彼女の治世は産業革命を過ぎた辺りの時代で、イギリスは「太陽の沈まない国」と称され黄金時代を迎えた。また「大英帝国」として世界中に植民地を広げていく事になる(※「ヴィクトリア朝」の項目も参照)。


1839年、ザクセン=コーブルク=ゴータ公子のアルバートと結婚。2人の間に4男5女がいる。

1901年の崩御をもってハノーヴァー朝が終了。新たに即位した長男・エドワード7世は、アルバートの家名を取ってザクセン=コーブルク=ゴータ朝(※ウィンザー朝の改名前・前身)へ改める事になる。


余談

  • 先天性の血液凝固異常「血友病」の遺伝子の保因者。彼女にはじまるヨーロッパ王族の血友病は父・エドワード由来の遺伝子の突然変異にあると結論づけられている。
  • 世界中に彼女の名を冠した地名・施設などが増え、また彼女自身の遺伝子もヨーロッパ王族の間に大量にばらまかれたことで、現在では現実においても創作においても「ヴィクトリア」(ビクトリア)が女性のありふれた名前になった。

創作作品におけるヴィクトリア女王

漫画・アニメ「黒執事」にて彼女が登場。声優は瀬田ひろ美(OVA版)、川澄綾子(テレビアニメ版)。


英国女王として政治的手腕と服や行事・ダンスに至るまで様々な流行を発信し、国民から絶大な支持を得ている。代々英国裏社会に通じるファントムハイヴ家を重宝しており、特に先代当主であるヴィンセント・ファントムハイヴの事を高く買っている。シエル・ファントムハイヴの事は、私的な場では『ぼうや』、公的な場では『ファントムハイヴ伯爵』と呼ぶ。


曰く「結構キャラが濃い」人。亡き夫・アルバート公を未だ愛する余り、彼との思い出が蘇る度に所構わず泣き崩れることもしばしば。


一見して温和な性格だが、自身の要求を満たせない者への処罰は厳格であり、ノアの方舟サーカスの事件の顛末に疑問を持ち、シエルの「女王の番犬」としての資質を再度試している。シエル曰く「世界を変える蝶の羽ばたき(=バタフライエフェクトの発端)が見える」とのこと。ちなみにシエルは彼女だけは唯一頭が上がらない。


テレビアニメ版では、原作漫画版とはまったく異なる設定となっており、素顔は常に黒いレースで覆われ、会話は全て従者のアッシュ・ランダースに代弁させている。カリー審査会場へ馬で乗り入れるような大胆さもない。

その素顔は少女の姿で、亡き夫の身体に自身を接いだ不老不死。シエルが探し求めた黒幕の正体で、浄化のためにシエルの両親を始末し、それまでの忠義に対するせめてもの弔として両親を結合させたと語った。身体が腐りかけた時にアッシュによる浄化を女王が拒んだことから彼に見限られ、そのまま死去。


関連動画

1900年に撮影されたヴィクトリア女王


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