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アラブ首長国連邦ドバイに本社を置く航空会社で、アラブ航空会社機構という航空連合に加盟している。



概要編集

1985年にドバイを本拠地にして、たった2機の航空機(ボーイング737A300)で就航開始。

 当初は中古のボーイング747で中東‐欧州路線を運行していたが、2000年以降の原油高の影響で各国の航空会社が死にかけていたのをよそに、周辺国の好景気に支えられたエミレーツ航空は世界最大の旅客機であるエアバスA380といった最新鋭機の積極的な導入や新規路線の開設を積極的に進めた。

 このようなことから「世界一景気のいいエアライン」とまで言われているが、リーマンショックやドバイショック(ドバイ政府とその政府系企業に対する信用不安)といった金融危機の影響からエミレーツ航空の将来を心配する声も出てきている。

とはいったものの、2010年成田空港への就航を開始するなど、採算が高く見込まれるところへは積極的に機材や資金を投入している。


2017年現在、機材はA380とB777のみで運用している。ただし2024年からA350-900の運用が開始される予定。




スポンサー活動編集

エミレーツ航空はスポンサー活動も積極的に行っており、現在はアーセナルFCをはじめとする欧米のサッカーチームやアジアサッカー連盟主催の各種大会のメインスポンサーを務めている。



日本との関係編集

日本では東京成田空港羽田空港)と大阪(関西空港)に乗り入れている。大型機で収容人数が多い分、中東、ヨーロッパ、アフリカ諸国向かう際には日系やヨーロッパの航空会社と比較しても割安な料金設定になっているため、個人、団体問わず利用が多い。マイレージはJALと提携している。


かつては名古屋中部空港)にも乗り入れていたが、採算ラインを超えていたにもかかわらず廃止してしまった事により、東海圏の経済界が大激怒。それ以降は同社の名前を出す事自体も禁句とされている。大手旅行会社の東海圏の支店も同社を使ったパックツアーは組み込まれていない。しかし、F1の鈴鹿グランプリに同社の名前をだしているが、これは主催者である国際自動車連盟 (FIA)の要請により渋々出さざるを得ない状態となっているからである。ただし、まったく存在が消えたわけではなく、名古屋から関西空港までの無料バスを運行されていたがいつの間にか消滅した(但し事故等による渋滞で搭乗手続きが出来なかった場合は搭乗者の自己責任となる為に不評だった)。


代わりと言ってはなんだが、同国の国営航空会社である「エティハド航空」が名古屋(とは言っても北京線の延長だが)に乗り入れてきた際には手のひらを返すように大歓迎の振る舞いを見せた。もし裏切った(撤退した)時には同様の報復が待っている事も知る由はないだろう。



余談編集

・エミレーツ航空は他社がやらないような新サービスや機体(とくにA380)の大量発注を大胆に行うことがあり、そのせいか「何をするかわからない会社」とも呼ばれている。別名航空会社の爆買い王

・機内サービスは世界的にも高く評価され、アメリカのOAG(オフィシャルエアラインガイド)によるエアライン・オブ・ザ・イヤー第1位を3回、第2位を2回獲得している。

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