概要
その名の通り、爆発的な勢いで大量に品物を購入する事。
2014年~2016年ぐらいまでは、観光などで日本にやって来た中国人にこのような行動が多く見られ、流行語にもなった。
日本企業でもそれを見込んで製品やパッケージを金ピカにするものも。また、心斎橋などの商店街にドラッグストアが増えるきっかけにもなった。
中国人の爆買いが起きる原因
中国人が日本で爆買いを行う原因は、大まかに見ると以下の通りとなっている。
- 日本の製品は品質・性能的に信頼できる。
- 中国では高く売られている日本製品が、日本では安く購入できる。
- 家族や友人と言った親しい間柄の人物達に依頼されて購入している。
- 安値で購入できた品物を持ち帰って転売する。
これが影響してか、免税対象となる品も増えつつある。
爆買いの対象エリア
以前は東京の銀座方面、名古屋、札幌なども少なくなかったが、近年は概ね、大阪、福岡の2都市に絞られている。理由としては最初から購買目的なので品数が揃っている大都市なら近くがいい(2都市とも国際空港に近い、かつ中国便が沢山ある)、かつ同じ購買目的の中国人が多い(道に迷っても安心)ためである。
大阪市の試算だと2023年での一人当たり購買量は4万円とけっこう侮れないものである(コロナ前の2019年は一人当たり7万近くあった)。
なお、福岡市の場合は釜山からフェリーで乗り付ける韓国人も多いが、彼らは日用品目当て(生鮮食品を買うこともある)なので、爆買いというほど買い物はしない。