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ジョーズの編集履歴

2018-06-15 17:46:19 バージョン

ジョーズ

じょーず

『ジョーズ』(Jaws)とは、1975年公開のアメリカのパニック映画。英語で「顎」を意味する。

概要

ピーター・ベンチリーの小説を原作とし、当時28歳のスティーブン・スピルバーグが監督を務めた、1975年公開のアメリカ映画

平和なビーチを襲う巨大人食いホホジロザメ)の[[恐怖と、それに立ち向う人々を描いた作品である。

スリラー映画、ホラー映画、パニック映画など様々なジャンル分けがなされる。

スピルバーグの名前を全世界に知らしめた一作である。


世界的な大ヒットとなり、二匹目のドジョウを狙った動物パニック映画が乱発された。


あらすじ

アメリカ東海岸の田舎町アミティ。若い女性の惨死体が海岸に打ち上げられ、鮫の仕業だと睨んだ警察署長マーティン・ブロディはビーチを閉鎖すべきと主張するが、観光資源が町の経済の多くを担っている為、市長は聞く耳を持とうとしない。

そうする内に少年が第2の犠牲者となり、その両親が懸賞金をかけたことでアメリカ中から賞金稼ぎが押し寄せる騒ぎになる。そして1匹のイタチザメが捕獲された事により、市長は事態の収束を宣言するが、ブロディはイタチザメの口のサイズが被害者の傷跡より小さいことから、まだ事件は終わっていないと確信。海洋学者フーパーと共に調査した結果、『真犯人』は巨大なホホジロザメだと突き止めた。

だが市長はその報告も無視して海開きを強行。そしてブロディが恐れていた通り、ホホジロザメが観光客を襲う最悪の惨劇が発生してしまう。ブロディはフーパーや漁師のクイントと共に、この巨大な海の怪物退治に乗り出してゆく。


続編

本作の世界的な大ヒットを受け、その後数本もの続編が作られた。ただ、スピルバーグは2作目以降は一切製作には関わっていない。『2』『3』は大ヒットを記録しており、それなりの評価を得ているが、逆に4作目の『ジョーズ87 復讐篇』は設定の強引さや映像表現の粗雑さなどからファンや批評家から顰蹙を買ってしまい、1987年のラジー賞で7部門にノミネートされた挙句、最悪視覚効果賞を受賞する等、評価は散々なものとなってしまった。これを最後に『ジョーズ』シリーズの製作は一切行われていない。だが、シリーズとは関係なく「ジョーズ」の字が入ったタイトルのサメの映画は、いくつもある。

ちなみにバック・トゥ・ザ・フューチャー2では、タイムスリップした2015年にスピルバーグJrが監督を務めた「ジョーズ15」が公開されていた。


  • ジョーズ2

前作の事件のトラウマを引きずるマーティンの葛藤と鮫との戦いを描く。


  • ジョーズ3

本作より主人公がマーティンから息子のマイケルへとバトンタッチ。水族館に閉じ込められた人間たちを鮫が襲うという内容で、よりモンスターパニック映画の側面が強調された作品。


  • ジョーズ87 復讐篇

本作ではマーティンは既に死亡していて登場しない。

ブロディ一家への復讐に燃える巨大鮫とブロディ一家の死闘を描く。

ラストでサメが吠えるという設定無視も甚だしいシーンがあり、ファンや批評家からの評価を下げる一因となった。


パロディ

ジョン・ウィリアムス作曲のメインテーマ曲も有名で、緊張感と恐怖心を煽るイメージから、現在もバラエティ番組やパロディなどでよく使用されている。



また、海を泳ぐ女性の真下から巨大なサメが迫りくるという本作のポスターもかなり有名であり、pixivでもこのポスターを改編したパロ絵が多数投稿されている。

メガサメハダーおりょくる!

にちじょーずTOTOS


余波

  • 「jaw(s)」という単語も上記の通り、元々は「顎」という意味であったが、劇中のホホジロザメのあまりの残忍ぶりにより、今日ではほぼ「鮫」と同意義で使用されている。
  • 映画の中に登場する漁師クイントは重巡洋艦インディアナポリス」の生存者という設定である。この映画を通じて1人の少年がインディアナポリスの最期に興味を抱き詳細を調査した結果、艦の位置情報を適切に管理できなかった責任を軍上層部が艦長になすりつけたことが発覚。2001年、当時のビル・クリントン大統領も艦長が無罪であるとして正式に名誉回復にサインする事となった。
  • この作品が公開されて以降、何本もサメによる新作パニック映画、あるいはテレビドラマが製作・公開・放送されたが、そのほとんどは作品もサメも完成度が低く(予算の少なさが主な原因)、設定が強引なものである事などから、どんなことをしてもなかなか評価されない。ニコニコ動画にはこれらの低クオリティサメ映画について解説した動画シリーズがあり、こちらは好評を博している。
  • 本作の影響で「サメ(特にホオジロザメ)は、好んで人を食い殺す危険な生物」という勝手で間違った認識が広まってしまい、世界中でサメが大量に駆除される事態となった。これにより、ホオジロザメを含むいくつかの種類は絶滅危惧種に指定されるまでに個体数を減らしてしまい、最終的に条約により保護される事態にまで発展した。そのせいで、ほとんどのサメの本当の生態の大半が解明されておらず、つい最近になって、これらのサメの真の姿が少しずつ判明する形となった。
  • 実際に、人がサメに襲われるという事件が毎年発生しているが、ホオジロザメに襲われた人は、ケガなしでは済まないものの、大抵の場合は生き延びている。ホオジロザメが人を襲うのは、好物であるオットセイなどと間違えるというのが、最大の原因である。

関連タグ

映画 洋画 アメリカ映画 映画の一覧 スティーブン・スピルバーグ

 ホオジロザメ メガロドン


ディープ・ブルー - 遺伝子改造により知能が高くなったアオザメによるモンスターパニック映画。公開は1999年。本作以外では唯一完成度が高く、「1度は絶対に観るべき作品だ」と言われるほど評価され、非常に人気の高い作品である。


アナコンダ - アマゾンなどの南米の湿地帯に生息する大蛇の名前であり、巨大な人食いヘビによるアメリカのパニック映画シリーズのタイトルでもある。1997年に公開された第1作は、記録的な大ヒットを記録し、その後数本の続編(といっても、第1作との繋がりはない)が製作されたが、どれも第1作ほどの大ヒットはせず、その評価も非常に低いという事から、奇しくもジョーズの二の舞となってしまった。


外部リンク

ジョーズ - Wikipedia

ジョーズ - allcinema

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