概要
成魚の体長は3m、大きいものは5mを超すとも言われ、世界最大の淡水魚の一つとされる。
また、いわゆる生きた化石としても知られている。
その巨体に反して性質は大人しく、主な獲物は小魚で人に襲いかかる事はない。しかし、身の危険を感じると水面から勢いよく飛び出てくる事があり、小型のカヌーやボート程度なら転覆させられる怪力を持つ。
当然そのデカイ身体にぶつかられてタダで済む訳もなく、実際にピラルクの体当たりが原因で命を落とした人もいる。
つがいで稚魚を育てるという、魚では珍しい習性を持つ。
肉は食用で、大きな鱗も利用されたが、乱獲による個体数減少からワシントン条約で保護されている。
日本でも、マリンピア松島水族館などでその姿を見ることができる。
創作物での扱い
- 『ドラえもん』:34巻「水たまりのピラルク」に登場。
- 『仮面ライダーアギト』:「フィッシュロードピスキス・アラパイマ」のモデル。本作では、こいつをモデルに神がピラルクを作ったという設定。
- 『ストリートファイターII』:ブラジル代表の野生児ブランカの好物である。
- 『サンサーラ・ナーガ』:首都ハワプールに向かう途中の河に生息する、竜の餌に適した巨大魚モンスター。