!!!警告!!!この記事は物語終盤のネタバレが書かれています。
>それでもいいですか?
- はい
- いいえ
真相
もう一人のトリックスターとは、廃人化及び精神暴走させ殺害してきた一連の事件の実行犯、
明智吾郎を指す。
前作の実行犯同様、主人公たちに近づいた際に不用意な発言をしたことがきっかけで疑われるようになり、双葉によるスマホのジャックで敵であることが判明した。
探偵業は自分が起こした事件に関しての推理をしていたため、警察からも一目置かれていたというのが真相。
とはいえカジノの件といい元の学力も相当高いと思われる。
ペルソナ能力とパレスに行ける能力は数年前に偶然得た。
自分の正体を隠したまま、その力を実父である獅童正義に対して売り込み、野望の邪魔になる存在を言われるまま消していたが、復讐を果たす為に従うフリをしており野望を達成した暁には自分が実子であることを明かし父を絶望に落とすつもりで動いていた。
同じ能力を持っていながら仲間に囲まれ、愛されている『特別』な主人公と、『望まれない子』として生まれた自分との落差に劣等感をもっており、「前歴持ちの屋根裏のゴミ」と罵ったり戦闘時には執拗に攻撃を仕掛けてくる。かと思えば「数年前に出会っていたかった」と発言していたり、モルガナから「主人公のことを気に入っていたんだろう?」と指摘され否定していなかったりと、主人公に対して複雑な感情をもっていたようだ。
パレスでの死闘
ジョーカーの生還トリックを見抜けなかった明智は主人公が死んだものと思いこみ、順調に選挙戦を進める獅童に付き従うフリをしつつ復讐の計画を立てていた。
しかし獅童は唐突に「私が選挙に当選する前に(不都合な真実を知る)関係者達を全員始末しろ」と命令を下す。明智はこの変化を訝しみ、そこから心の怪盗団が獅童のパレスに侵入していることに感づき、彼らを追ってパレスに潜入。
パレスで5人の大物を退治したばかりの怪盗団の前に現れ、ペルソナ「ロキ」の暴走能力で強化したシャドウをけしかけ、疲弊した怪盗団を自ら襲うという周到なやり口で彼らの全滅を狙う(ここで明智がどうやって精神暴走事件を起こしたのかが明らかになる。また、この時主人公を積極的に狙う行動をとっていることから、主人公との決着にこだわっていることがわかる)。
しかし怪盗団は崩せず、自分で自分を暴走させるという奥の手を用いるがそれでも返り討ちに遭う。しかも自分を憎み殺しに来ると思っていた怪盗団が自分に憐れみの目を向け、手を差し伸べてくることに動揺。怪盗団に投降するかと思われた矢先、獅童の認知上の明智が乱入し、本物の明智に銃口を向ける。
認知上の明智は、獅童が明智をただの使い捨ての殺人人形としか見ていないこと、明智が獅童パレスに干渉しようとしたら認知上の明智を使って消すつもりだったこと、明智が今まで父親に従い殺人をしてきた本当の動機は「父親から愛されたい、認められたい」という欲求からであることを指摘する。
自分が本当に欲しかったものと、それが手に入らなかったという厳しい現実に衝撃を受ける明智だが、認知上の自分が連れてきたシャドウと自分との戦闘で息が上がっている怪盗団を見てとっさに隔壁を作動させ、怪盗団を壁の向こうへ隔離。壁越しに「父を改心させてほしい」と訴え、銃声と共に消息を絶った。
ナビ(双葉)が「反応が消えた」と発言している為、認知上の自分と相討ちになって死んだものと思われる(ただし後述の通り異論はある)。
謎
明智が獅童の実子であるとわかり、獅童のシャドウからも「母親の面影があるので、息子だろうと思っていた」という発言が出た明智であるが、その出自から「明智吾郎は偽名なのではないか?」との意見がある。
これについては作中でも何も触れられていない(母親の姓が何かは謎のままである)。
作中では死亡したことになっている(その後の怪盗団の言動などからわかる)明智だが、ナビは「反応が消えた」としか発言していないため、生死については実は結構曖昧である。
ネットでは救済・生存ルートを望む声も多い。(反応が消えたといっても「(主人公達も使う脱出用の)カエレール的な物を使って生きているのでは?」という声もある)
看守の双子が合体し真の姿となった住人も明智について触れてはいるが、明智が看守(または住人本人)と出会っていたのかは定かではない。
真の黒幕が語る「ゲーム」の内容(2人のトリックスターを用意し争わせる)を考えるに、明智のペルソナ覚醒が真の黒幕による「仕込み」である可能性は高そうだが……。
余談
美少女怪盗ことノワールも明智と同じく黒い仮面を着用している。そのことで、初めて怪盗団の前に現れた際に、廃人化および精神暴走事件の犯人と怪盗団のメンバーに勘違いされた。しかし、ノワールの横にモルガナが現れたことによって疑いが晴れた。
関連タグ
パンケーキ(正体発覚の決め手になったキーワード)
須藤竜也 (裏で悪事を行ってる政治家の父等の共通点)
足立透 (前作における一連の事件の中核にして、「主人公と対になる」ポジションと力を持つ存在。主人公ともアルカナ育成が発生するほどの交遊を持つ、事件解決の協力者になる、司法関係者である、表の顔と裏の顔、黒幕との関係性…などなど、明智との共通点はかなり多い)