概要
バイオハザード4に登場するクリーチャーの一体。
寄生生物プラーガに寄生されガナード化した村落に住む男性のうち、大型の伐採用チェーンソーを武器とする個体。頭陀袋のマスクを被り、薄汚れたポロシャツを着て腕捲りをし、サスペンダー付きの茶色いズボンを履いており、その姿は案山子を彷彿させる。因みに、体格はレオンと大差ないが小太りである。
ガナードの内、プラーガとの同化に適合し過ぎたため、肉体の強度や腕力は大幅に向上したものの、強い破壊衝動に支配されてしまったため、制御性に難がある失敗作である。
殺す相手を見つけるとチェーンソーのエンジンを掛けて相手に駆け寄り、絶叫しながら大上段から切りかかりにくる。
攻撃手段はこれだけで単調であるが、当たれば深々と切り刻まれて、海外版では首を刎ねられて即死するという衝撃的な末路を遂げることになってしまう。
痛覚は鈍く、9mm弾(ハンドガンやマシンピストルの弾)やナイフ程度の攻撃では弱点の顔を狙っても怯ませることすら難しい。
また、肉体の耐久力も非常に高く、ライフル弾やマグナム弾、ショットシェルでのヘッドショットや手榴弾の爆発にさえ数回は耐えるほどである。
と、強敵であることを書き示したが、本当に恐ろしいのは初めての集団との戦いで現れることである。序盤からの即死攻撃持ちの登場は、トラウマになったプレイヤーも多いはずである。
以降、狭所や逃げ道のない場所など戦いにくい場所で待ち構えており、避けることは難しい。
また、イラストのチェーンソー男以外にもいくつかのバリエーションが存在する。
チェーンソー姉妹
移動するルートによって現れるチェーンソークリーチャー。通常のチェーンソー男と違い、包帯を頭に巻きつけた女性のクリーチャーである。
姉妹の名の通り、二人掛かりで襲い掛かってくる。ただでさえも危険かつ体力が高いチェーンソー系を二体同時に相手しなければならず、加えてアシュリーを連れての戦闘になるので、彼女を隠さねば危険である。
余談であるが、姉妹の片方のボイスはチェーンソー男のものが使われているが、あまり気にしてはいけない。
巨大チェーンソー男
バイオハザード4本編をクリアしたあとにプレイできるようになるミニゲーム、ザ・マーセナリーズのステージ4に登場するクリーチャー。
「巨大」の名前の通り、2メートル以上の身長それに見合う体格を持ち。二つのチェーンソーを鎖で縛って一つにして扱う。体力もかなり高く、ボス並みの高さを誇る。
このクリーチャーがなにより恐ろしいことは、即死攻撃をしながら高速で突進してくることである。
他のチェーンソークリーチャーは移動→攻撃と分けて攻撃を仕掛けるが、巨大チェーンソー男は暴れるようにチェーンソーを振り回し、即死攻撃の塊となって突撃を繰り出してくる。加えて他のチェーンソークリーチャー以上に怯みにくいので、一度突進しはじめると手榴弾等強力な攻撃手段がなければ止めることは困難である。
チェーンソークリーチャーのあれこれ
ロス・イルミナドス教団が寄生虫プラーガを用いた人体実験のなかで、特に適合率が高く、強い破壊衝動に支配された村人(ガナード)の姿。一度敵と認識したものを執拗に追跡し、チェーンソーで切り刻もうとする。プラーガとの高い適合により強靭な肉体と高い生命力を獲得しており、多少の銃弾程度で倒れることはない。
即死のチェーンソー使いと序盤から強敵が現れることは、続編のバイオハザード5にもチェーンソーマジニと処刑マジニとして受け継がれている