ファウダー
ふぁうだー
概要
ギムレーを崇拝するギムレー教団の教祖。クラスは「ソーサラー」。CVは子安武人。
断章でルフレを操ってクロムを殺害させた、物語の黒幕ともいうべき人物である。
物語序盤でエメリナを暗殺すべくクロム達の前に現れるが、マルスの登場により暗殺を阻止され、その際に死亡する。
しかしながらその後いつの間にか復活しており、ギャンレル亡き後のペレジア王国の国王となっている。
断章と第6章、そして第23章でボスとして登場。専用装備である「魔書ギムレー」を用いる。
…が、「魔書ギムレー」の性能は正直普通の武器レベルBの魔導書とほとんど変わらない
(言ってしまえばおそらくこの書物と対になる「聖書ナーガ」に、完全に性能負けしている)。
彼の部下とでもいうべきインバースがそれよりも遥かに強力な「ゲーティア」を装備していることもあってか、正直装備品としては名前負けしているような気もする。
難易度ノーマルでは案外呆気なく倒せてしまうことも少なくないだろう。
しかしながらハード以上だと話は別。
「復讐」と「邪竜の鱗」のスキルを所持しており、特に後者のスキルによりHPが実質2倍になるため侮れない。
この「邪竜の鱗」を持つボスは他に本編中ではギムレー(難易度不問)だけ。
おまけに中途半端にダメージを与えると「復讐」で手痛い反撃を受けることもあるので、1フェーズキルが望ましい。
魔導書比較
魔法Lv. | 耐久 | 威力 | 命中 | 必殺 | 射程 | 特記 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ボルガノン | B | 25 | 12 | 75 | 0 | 1-2 | |
魔書ギムレー | B | ∞ | 12 | 80 | 0 | 1-2 | ダークマージ系専用 |
ゲーティア | A | 25 | 19 | 75 | 10 | 1-2 | ダークマージ系専用 |
聖書ナーガ | A | 25 | 15 | 80 | 15 | 1-2 | 竜特効、守備・魔防+5 |
ネタバレ
その正体は今作のもう一人の主人公であるマイユニットルフレの父親である。
祖先の代からギムレーを復活させるための器を作ろうと画策しており、ファウダー自身にはギムレーの器になる素質はなかったが、実子であるルフレにその素質を見出す。
しかし母親がマイユニットを連れて逃亡したのがきっかけで、物語の始まりに至る。
断章の世界(ルキナが育った破滅の未来の時間軸の世界)では最終的にルフレをギムレーの器として用いる事に成功している。
そしてこの時のギムレーがルキナたちを追って過去に飛び、クロムたちに倒されたファウダーを蘇生している。
本編では断章の顛末を予知していたルフレによりバジーリオたちを密かに差し向けられ、未然に企みを阻止されクロムたちに再び討たれた。
身寄りの無かったインバースの面倒を見たのは彼である。
インバースからは恋慕と言っても差し支えないほどに慕われているが、インバースとルフレの戦闘会話によるとルフレ発見後(=6章以後)はほとんどインバースへの興味は無くしている模様。
ただし「真実の泉」でのインバースによると、ファウダーは彼女の両親や身辺のものを殺害し、さらにインバースの記憶を操作することで身寄りのなかったインバースを助けたと思い込ませ事実上の手駒としていたようである。
何故、彼がインバースを手駒としたのかは不明であるが「男性を虜にする」という美貌と性格の持ち主を有用と考えたのかもしれない。あくまで憶測だが、利用するためだけの行為であり真に情は持ち合わせていなかったことは確実だろう。
彼がルフレを操ることが出来るのはギムレーの力を操ることが出来るためだが、それが呪術なのか否か、具体的な描写は無い。
しかし同作では闇魔法系の呪術がかなり強力であり、彼が「ソーサラー」であることからも呪術である可能性は否定出来ない。
外部出演
余談
- 中の人の子安武人は同作品でロンクーの声も担当している。子安氏曰く、最初はファウダーの役でオファーが来ていたが、後にロンクーも兼役で担当するようになったとのこと。
- マイユニットの子供の祖父でもあるため、女性マイユニがクロムと結婚していた場合ルキナとマーク(男)の祖父にもなるということにも…。
- ネットでは彼の見た目がアラジンの登場人物に似ているのでジャファーと呼ばれることが多かった。
- ファイアーエムブレムヒーローズの英雄総選挙での総合順位は、第1回は385位、第2回は496位。ファイアーエムブレムダイレクトの第1回英雄総選挙の告知では歴代主人公が並ぶ中で、子安氏が演じたキャラとしてナバール・ロンクー・ゼロと共にピックアップされていた。
関連イラスト
所謂悪の司祭ポジションに当たるキャラで、この手のキャラとしては比較的投稿数が多めだが、
このおじさん、ご覧の有様になるほど弄られ比率が高く、ガチ絵の登場はそれなりの時間を要したのであった。