カイエン・ガラモンド
かいえんがらもんど
プロフィール
概要
ガストラ帝国の敵対国・ドマに仕えるサムライであったが、ケフカの卑劣な策謀によって妻子をはじめとする国中の人々を皆殺しにされる。激昂に駆られ帝国の拠点に単身乗り込んだところでフィガロ王国の元王子マッシュらと知り合い、以降は帝国と戦うため旅に同行することになる。
世界崩壊後は、死亡した恋人を待ち続けるローラという女性を不憫に思い、ゾゾ山に隠遁し恋人のフリをして伝書鳥による文通をしていた。仲間と再会し、自身の行為は現実から目を背ける行為だったと悟り再びパーティに加入する。同時に文通相手であるローラに会いに行くと小イベントが発生する。
その後、彼を連れてドマ城に行き城内のベッドで休むとモンスターに取り憑かれ仮死状態に陥ってしまう。彼の精神を復活させるべく夢の中に入るイベントが発生し、このイベントをクリアすることで、魔石アレクサンダーの入手と共にカイエンの必殺剣が全て解放される。
戦闘スタイル
オリジナルコマンドは「必殺剣(ひっさつけん)」。一定時間ゲージを溜める事でMPなどを消費せずに強力な攻撃が放てる。但し強力な技ほど溜めるのに必要な時間が長くなり無防備になる。その為、魔法クイックを活用したり、事前に長時間の演出が必要な魔法などを他のキャラクターで入力しておくなどの戦略が求められる。なお、ステータス画面で自由に技名を変更することもできる。
容姿と性格
ちなみに、本作のパーティキャラクターのうちではストラゴスに次いでの年長者である。
性格は武人らしく生真面目で口うるさいが、情に厚い人物。
語尾に「ござる」を付けて話す癖があり、獣ヶ原では野生児ガウが面白がり、何故かカイエン自身ではなく一緒にいたマッシュが「ござる」と呼ばれるイベントがある。
また、女性や機械に対する耐性が弱く、それらに纏わるコミカルなイベントがいくつか存在する。
以下一例
- 港町ニケアで、踊り子の女性に胸の谷間を見せられてうろたえる。
- 相当の機械オンチ。マシーナリーであるエドガーをハラハラさせることも。
- 魔列車にてマッシュがフザけてレバーを弄ると、慌てふためいて律儀に戻す場面がある。
- 飛空艇での待機中、機械室の歯車を見ながら目を回す姿が見られる。
- 世界崩壊後は某所に隠遁して造花を作り、ラブレターを書いてローラと文通している。正体を偽ってはいるが、語尾に「ござる」と付けることを不思議がられている。
- 隠遁先の彼の部屋には、機械オンチを克服する本数冊とちょっとエッチな本が置いてある。
- カイエンの夢の中に何故か敵は肌もあらわな女性系モンスターが多い。…などなど。
一方で、妻・ミナと一人息子・シュンを心から愛しており、彼らに纏わるシリアスなシナリオも存在する。
以下一例
- ケフカが川に毒を流したことによりミナとシュンは絶命。その場に崩れ落ちるほど悲嘆した後、カイエンは帝国への激しい怒りに駆られる。この経緯から、当初は帝国の元将軍であるセリスに対する不信感を拭えずにいた。
- 魔列車戦でなんとか下車に成功するが、直後に入れ替わりで乗車する死んだ妻子の姿を発見。カイエンは必死で追いかけるものの、妻子は車両越しに別れの言葉を告げ冥界に旅立ってしまう。
- ドマ城で魔物に取り付かれたのも、国や家族を守れなかった自責の念や長い戦いにより精神を疲弊していたためで、夢の中では彼のトラウマとなったものも多く登場している。
- しかし、最後は再び妻子の言葉に励まされ気力を取り戻す。イベント後、ドマ城の玉座の間に形見の品・正宗が出現する。