「ゴールに向かって、11人の心がひとつに繋がりあう――それが『連携』だ」
CV:福山潤
プロフィール
「戦術の皇帝」。
概要
王帝月ノ宮中2年FW兼キャプテン。背番号は10。出生日は4月2日(イナズマイレブン大復活祭で配布されたスペシャル・プロトタイプライセンスカードより)。
フォワードでありながら全域を指揮するオールラウンドプレイヤー。先の先まで読んだ鋭い戦術で敵チームを圧倒する。
物語序盤の「フットボールフロンティア」初戦、雷門中対星章学園の対戦において、伊那国出身の選手がプレーしている様子を西蔭と共に客席から眺めて興味を持ち、以降雷門中と星章学園の試合には観戦するようになる。
一方で本戦トーナメントから余裕を見せなくなり、切迫感を漂わせているが、実は脳腫瘍を患い、医師から余命3ヶ月を宣告されていたことが判明(そのため常にピルケースを所持していた)。
幼少期に父親が仕事で多忙、母親が育児に疲れ果てて精神を病んだことで児童施設「英才子供センター」に預けられ、親に捨てられたと思うようになる。その施設で自分のような境遇に置かれた子供たちと出会い、教育プログラム「アレスの天秤」を受けた影響で「自分たちの様な不幸な子を出したくない」という信念を持つようになり、限られた時間の中で優勝を果たし、「アレスの天秤」を広めて世界を変えていくことを望んでいる。
そういった半生を送っているためか、自己犠牲の精神が強く出ている。
本戦第1回戦星章学園との試合では「アレスの天秤」を証明させるため、手段を選ばない圧倒的な力を見せつける。
しかし試合を勝ち続けていく内に純粋にサッカーをしたいという王帝メンバーの想いに応えるため、決勝戦・雷門中戦前にスポンサー「月光エレクトロニクス」社長の御堂院に「優勝と引き換えに王帝イレブンをアレスの天秤プログラムから解放」を直談判し、雷門中には公平性を期すために自分たちの能力データが入ったチップを渡した。
決勝戦では病に苦しみながらも最後まで戦い抜く姿勢を見せるが、ハーフタイムで灰崎と共に明日人からサッカーに対する叱咤を受け、御堂院に対しては始めから要求はブラフであることを明かし、何かを企んでいるような言動を見せた。
続編オリオンの刻印では日本代表「イナズマジャパン」のメンバーとして登場予定だが、なぜ彼だけジャージ姿なのかは不明である。
特徴
左に流れたピンク色の髪とグレーの光のない瞳が特徴。この目に関しては日野晃博氏の強いこだわりがあるらしく、キャラクターデザインの段階で「とにかく死んだ目にしてほしい」との指示があったとか。表情もあまり豊かではなく、どこか憂いを帯びた雰囲気を感じさせる。
その容姿や実力から女子人気が高いらしく、雷門のマネージャーである大谷つくしもファンの一人。
チームメイトである西蔭政也には気を許しているらしく、度々共に行動する様子が見られる。
背中には王冠の様な形状のやけど跡が残っているが、これは過去に火災中のマンションから取り残された少女を救出した際に、火が背中についたものである。
試合観戦ではベンチの背もたれの上に座り、前のベンチの背もたれに足を置くという独特な座り方で見ている(周辺の席を買い取っているのか、西蔭以外誰も居ない)。
アニメ第7話では宮野茜という灰崎凌兵の幼なじみとも接点が有り、灰崎より親しそうな顔をしていた。第13話では「僕たちの計画は予定通りに進んでいる」と彼女に語り、何か別の計画を立てている模様。
神門杏奈とは雷門中と星章学園の予選最終試合後で対面。その際に突然立ちくらみで倒れ込み、彼女から心配をされたことがきっかけで出会う機会が増えていき、彼女に真意を打ち明けた(その真意は西蔭も知らなかった事で神門の口から知った時には酷く動揺した)。
必殺技
- キングス・ランス(シュート技)
余談
- 声を演じている福山潤は、過去作品のイナズマイレブンGOシリーズにて白竜を演じていた。
関連イラスト
関連タグ
馬神弾…赤色系統の髪型に加え憂いを帯びた顔繋がり
三杉淳…同じサッカーを題材とした漫画で持病を持つプレイヤーつながり。それ以外でも2018年版がアレスの天秤アニメ版の放送時期と被っている。