『誰かがやらなきゃならない事をやっているんです。堂々としていてください。』
CV:内田真礼
概要
ゴブリンスレイヤーの登場人物で、辺境の街で冒険者ギルドの窓口担当を務める。年齢は22か23歳。
ひとまとめにして前に垂らした三つ編みが特徴的な女性で、ギルド職員のスーツで身を固めている。牛飼娘曰く「スタイルもいい」との事。
ゴブリンスレイヤーとは、彼の担当官としてその新人時代から現在までを知る人物。
本編開始の5年前、都での研修を終えて辺境の街に新人として赴任、同時期にゴブリンスレイヤーの冒険者登録を行い、そのまま彼の担当官となる。
依頼件数が多い一方で、報償の少なさから駆け出し以外が手を付けないゴブリンの依頼に手を焼いており、そのゴブリン退治を率先して引き受けるゴブリンスレイヤーには深く感謝している。
そのためなのか彼に好意を抱いており、露骨に一人だけ非営業スマイルを向けたり、報告を聞く際に椅子を勧めて紅茶を淹れたり(もちろんサービス)と他の冒険者たちとはあからさまに対応が違う。
同僚もそのあたりは気を回して、彼の対応は彼女に一任している。
しかし、肝心のゴブリンスレイヤー側は他者との交流の疎さもあり、どう対応すれば良いか苦慮している模様。
とはいえ、彼女の仕事の斡旋や情報提供無しにはさしものゴブリンスレイヤーもゴブリン狩りに精を出すことが出来ないため、その点では互いに深く感謝しあってもいる。
片や槍使いからは何度もアプローチを受けているが、こちらはタイプでないらしく、過度に邪険に扱うようなことはしていないものの、営業スマイルからの適当な対応でさらりと躱している。
また、彼からのアプローチを半ば利用する形でちゃっかりポーションを売りつけるなど、抜け目のない一面もある。鬼!悪魔!受付嬢!(一応フォローすると、この時の槍使いは大きな仕事を終えた直後であったため、彼に対する多少の気遣いとも受け取れる。…しっかり代金は徴収していたが)。
ゴブリン退治に赴いて失敗したり、最悪帰って来なかった新人冒険者を見続けてきたため、新人にはゴブリンの脅威を説明し、下水道でのジャイアント・ラット退治や、熟練冒険者の一党に参加する事を勧めている。
しかし、中には下水道を嫌がり、かつて村でゴブリンを追い払った経験から慢心し、説得を聞こうともしない冒険者もおり、役人の立場と冒険で死ぬのは冒険者の自己責任である事から強く止められず、歯がゆい思いをしている。
そして、新人冒険者が全滅し、村が壊滅する最悪の事態を考え、胃がきりきりと痛む事がある。
ちなみに好みの相手は「ストイックな冒険者」。つまりゴブリンスレイヤーは彼女のストライクゾーンど真ん中ということになる。
温厚で常に笑顔を絶やさない人物であるが、怒らせると怖いお姉さんでもあり、怒ったときの笑顔はゴブリンスレイヤーですら(甲冑越しなのに)冷や汗を流すほど。なお漫画版だと頭に角が生えた。
余談
AA版配役では、アイドルマスターシンデレラガールズの千川ちひろが当てられていて、小説版以降のキャラデザインがよく似ている人物の一人。
ただし、声は神崎蘭子の中の人が当てられている。