データ
所属: | 科学特捜隊 |
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型式名: | 「TDF MR-1」 |
全長: | 7メートル |
重量: | 37トン |
最高速度: | 時速20km(地中) |
乗員: | 3名 |
武装: | 光線銃・地底魚雷(1発) |
登場話
第29話「地底への挑戦」
概要
科学特捜隊のイデ隊員が開発に携わり科学センターが製作した試作地底戦車で、本体より巨大なドリルを持つ。
移動の際はジェットビートルの下部に吊るされ空輸される。
地底に棲み地中の金を食べてしまう、神出鬼没の黄金怪獣ゴルドンに対抗するため出撃。機体上部に装備する光線銃で地上に追い出すことに成功し、退治に一役買った。
しかし、試作型であるため前後の圧力には強いが横からの衝撃には弱く、もう一体ゴルドンが出現した際には故障してしまった。
危機一髪ではあったが、1発限りの地底魚雷でもう一体も地上に追い出しウルトラマンの勝利をもたらした。
ウルトラシリーズに登場する地底戦車の原点だが、ゲストメカ扱いで以降の回には登場しなかった。
余談
デザインは後に『ウルトラセブン』の後期怪獣や『ファイヤーマン』の怪獣、メカニックデザインを担当した、入社してまもなかった池谷仙克氏で、氏が初めてデザインした特撮キャラクターであるという。
ドリルの直径が本体より大きいのは現実のシールドマシンを見ても理には適っているが、機体が小さすぎたために円谷英二監督にも不安定すぎることを指摘されていた。
実際の撮影で使われた模型はドリルを動かした瞬間に本体が回ってしまい、そのため棒に括り付け固定して撮影したといわれる。
以降のシリーズには戦力として地底戦車が設定されたが、特殊なシチュエーションでしか登場できないので、『セブン』のマグマライザー以外はOPのみや、登場しても1話限りであったりと不遇なポジションであることが多い。
小説『ウルトラマンメビウスアンデレスホリゾント』では、イデ隊員は天才であり超兵器を開発し続けたため宇宙人であるという疑いを掛けられたこともあったという描写があり、不安定すぎて再現ができないためメテオール認定はされていない。