ギャラガー(ゾイドワイルド)
ぎゃらがー
「あれ仲間だったんだ~。最期だ~れも来なかったから、ベーコンも僕みたいに一人ぼっちなのかと思ったよ・・・」
概要
所属 | デスメタル帝国 |
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ゾイド | ギルラプター(黒)、デスレックス |
CV:関智一
某漫画に登場しても違和感ない風貌(Zボーイズをより厳つく、屈強にしたようなもの。仮面を付ける代わりに顔を白く塗っている)でデスメタル帝国の頂点に君臨する帝王。常人の倍近い体格の持ち主。一人称は「僕」。
人物
総評すれば、色んな意味で「俗物の王」ともいうべき人物。
外見に反して声質は高めで、他人をちゃん付けしながら砕けた口調で呼んだり(一部は除く)、ハート柄のパジャマを着ながら「お誕生日おめでとう」と寝言を言ったり、思い付きで四天王を召集しスイカ割りを始める等お茶目な言動が目立ち、その言動とノリはチャラ男そのもの。
しかし、自分への口答えは一切許さず、怒るとドスのきいた声になり、口調も威圧的になる等、本性は自己中心的かつ短気。加えて人使いも荒く、相手の立場や地位に不相応の雑用を命じることも少なくない。
また、触れて下手をすれば感電死に至る「ビリビリダケ」の筍を些細なゲームの罰ゲームに使うなど、その姿はまさに残忍な暴君。
毎年自分の誕生日にはお供を付けず一人だけで決まった道を徘徊する、通称「ギャラガーのピクニック」を行っているが、これは自分を狙ってくる敵を倒すことを楽しむ為であり、その残虐性や好戦的な気質が見て取れる。
一方で、その振る舞いから自身が真に慕われている訳ではないと自覚はしているらしく、当記事の冒頭にある発言からもそれが伺える。
シュプリーム団のベーコンとは何かしらの因縁があった様で、アラシが足を引っ張る形で彼を斃せてしまった時はどこか残念そうな表情を浮かべる等、心のどこかでは最強たる自身を満たしてくれる強者を求めている節も見え隠れしている。
実力
プライドが高く自分より強い者以外には従わないドレイクが、不本意ながらも忠実に従っている事からも分かるように、その力は"別格"の一言。対峙したアラシもその殺気を感じ取った途端戦慄していた。
史上最凶ゾイドと恐れられたデスレックスを初乗りの時点で、まるで手足の如く乗りこなした他、デスブラストを発動する時は四天王すら力づくでやっとキーを差し込めるのに対し、ギャラガーは片手でいとも簡単にキーを差し込む事ができる等、下手をすれば歴代ゾイドシリーズでもトップクラスに食い込みかねない、桁外れたゾイド使いとしての実力・才能を有している。
一方、「負けるのは嫌い」と称しており、勝利の為ならゾイドを乗り換えたり、仲間も平然と捨て駒扱いするなど、正真正銘の実力者でありながら手段を選ばない面も持つ。
その残忍・狂暴な人格に反して状況判断も冷静と言えるもので、自身の感情に振り回され続けるアラシの突撃をことごとく叩き潰し、彼が暴走し未知の力を引き出した状態でも「久々のいい運動だ」と言わんばかりの余裕を保っていた。
作中の経緯
第11話にて、キャビアの治めるカンゴクにて戦闘が生じていることを知ると遂に自ら重い腰を上げ、大軍を率いてカンゴクへ向かった。
第12話終盤にて、カンゴクに到着。キャビアを倒したばかりのアラシ達の前に現れる。初めは部下達に彼らを始末させるつもりであったが、アラシの威勢のよさを気に入ると黒いギルラプターに搭乗して一対一で彼に戦いを挑んだ。
ワイルドライガーが先の戦いで限界寸前であり、万全の状態でなかったとは言え、戦闘中は通常状態に関わらずデスブラスト発動中のドレイクの赤いギルラプターを上回るスピードとパワーを持ってしてアラシとワイルドライガーを圧倒し、帝王の貫録を見せつけた。
そして、遂にあと一歩のところまで追い詰めるも、その直前にベーコンの横槍を受け、標的を彼に変えた。
第13話ではベーコンとファングタイガーと互角の戦いを繰り広げるが、このままでは勝負がつかないことを悟ると、秘密兵器であるデスレックスを起動させ、満身創痍を押して自身に向かってきたアラシとワイルドライガーを庇ったベーコンとタイガーに深手を負わせた。
そして、相打ち覚悟で「本能極限解放」を発動した彼らの攻撃には翻弄されるも、反動で弱っていくタイガーに対し、その場にいたラプトールを盾にして攻撃を躱すことで捉え、そのまま乗っていたベーコンごとデスレックスで捕食。戦いが終わったあとはシュプリーム団のバッジを粗末に捨てていた。
第19、20話では「ピクニック」の最中にベーコンの敵討ちを狙うシュプリーム団&フリーダム団と対峙し、数的不利を全くものともしない圧倒的な力を見せつけた。