「………」
「右京さんや。」
「サムライスピリッツシリーズの美形キャラ、橘右京さんだね。」
「ガハァっ!!」
概要
出身地:近江国甲賀群馬杉村(現在の滋賀県甲賀市信楽町辺り)
生年月日:明和元(一七六四年)年九月二十日 辰の刻
身長:五尺八寸(171cm)
体重:十一貫目(41kg)
血ノ型:AB
現代社会での彼は…?:入院患者
初代サムライスピリッツからポリゴン作品も含め、PS版オリジナル作品である「蘇る蒼紅の刃」を除く全ての作品に登場しているキャラ。
現在でこそ治療法が確立されているものの、当時は不治の病として恐れられていた肺結核に蝕まれており、良く吐血をしている描写がみられる。…がそれでも中々病床に伏せないので、死ぬ死ぬ詐欺と言われることもしばしば。
病人にも関わらず海外渡航できるぐらいの体力はあるようである。
かつて心通わせた「お圭」と言う女性が居たが、彼女は別の男に嫁ぎ子を既に授かっている。
そのため、彼のストーリーは大概…
知人のために少しでも役立てるのならと参戦(零)
圭殿にあげる花を上げるために参戦(初代)
鬼によって皆殺しにされた師匠の仇を討つために参戦(斬紅郎無双剣)
圭殿とその婚約者が幸せに過ごせるよう鬼を討つ決意をし参戦する(天草降臨)
最愛の人圭殿に相応しい華を上げるため参戦(真)
懐妊した圭殿の胎内にいる赤子が突然と姿を消したため、それを追うために参戦(ポリゴン版)
圭殿に良く似た女性の命を救うために残り僅かの命を振り絞り参戦(アスラ斬魔伝)
殆どが圭殿のために参戦しているようなものである。
結ばれぬ愛のために戦う男…泣かせるのう。
当の本人はそのルックスから非常に人気があり追っかけも存在するようだが、お圭一筋なので全くなびくそぶりを見せない。(肺結核を患っている事も起因しているかもしれないが)
時代設定が後とされる真サムライスピリッツEDにおいては、自らの寿命を悟ったのか、お圭の事を諦め、代わりにお圭の氷像を作り、行方知れずとなっている。
そして時間軸では真の更に後である「アスラ斬魔伝」で、ついに死亡した。
また、本編とは完全なパラレルである「天下一剣客伝」では思い叶って圭殿と結ばれている。
ライバル(笑)とは
開発段階では覇王丸が宮本武蔵、橘右京が佐々木小次郎(必殺技・燕返しはその名残り)として製作されていた為、元々は二人はライバル設定であった。
初代サムライスピリッツ、及び真サムライスピリッツではステージ(巌流島をイメージした島)が共通かつ、BGMが対になっているのはその名残である。
だが諸事情により二人とも宮本武蔵でも佐々木小次郎でも何でもない、完全なオリジナルキャラと化してしまったため、二人の繋がりは同じステージという点ぐらいしか無くなってしまった。
その上、真サムライスピリッツにて登場した牙神幻十郎が公式に覇王丸のライバルという立ち位置を獲得してしまい、右京は完全にその他の一人扱いに。
挙句の果てに天草降臨の覇王丸のEDでは斬られた挙句、「かー弱えぇ。もっと強ぇやつはいねぇのか」とまで言われる始末である。
更に言えば(超黒歴史扱いだが)、アニメ版においては全くセリフが無く、登場時間も1分に満たないと言う有様。
性能
居合いの達人という設定のためか、リーチの長い技が多く、けん制や反撃に優れている。
しかし、ジャンプの挙動が遅く長いため迂闊に飛び上がれない。
技の隙が多く空振りするともれなく反撃をもらう。
そして病人という設定のためか、体力が低いため、
強いときは強いが、負けるときはあっけなく負ける。
そのピーキーな性能のためか、上級者向けのキャラクターであり、
うまく使いこなせれば非常に強いキャラクターである。
右京さんに謝れ!!
そんな影が薄くなりすぎた彼であるが、一部では凄まじいまでの存在感を放っている。
言うまでも無く美形会議での話である。
もっともその輝き方も、八神庵に触れられると大打撃となる事実を触れられて、そのショックで吐血すると言うものであったり、「空気読め…!」と不可解なキレ芸を披露すると言うものであったり、意味不明な俳句や短歌を詠うと言うものであったりと、美形会議の本質を体現していると言っても過言ではない。