「私、視える体質だから」
CV:内田彩
概要
- 所属:船務科
- 肩書:士官候補生
- 階級:准尉
- 年齢:17歳
宇宙戦艦ヤマト2199に登場する、新規の女性キャラクター。容貌は、幼さの抜けない顔つきに、茶系の髪をピンクの髪留めでツインテールにしており、スレンダーな体系をした女性。船務科所属とする女性用の制服(オレンジ)を着用。そしてヤマトシリーズでは、初の霊感体質の持ち主である。この霊感体質が、後々にユリーシャ・イスカンダルの憑依対象とされてしまい、ややこしいことを引き起こす。
船務科として森雪の代わりにレーダー手を務める事が度々確認されている。また艦内通信を利用して、『YRAラジオヤマト』を放送開始し、そのパーソナリティを務めている。これは、長旅の疲れを少しでも和らげるためにか、沖田十三艦長に艦内ラジオの許可を得て始めた模様。
また、保安部の星名透とは歳が近いこともあって、共にいる時間が次第に増えており、最初は『星名君』や『岬君』と呼び合っていたのが、後に『岬ちゃん』『星名』と呼び合う仲(ぶっちゃけカップル)になっていった。
性格
明るく元気な性格の持ち主で、新しく始めたラジオ放送でもその活発さや元気さが伺えるような、明るいトークを披露。実際に放送されているYRAラジオヤマトでも健在(寧ろこっちの方がテンションが高い)。まして、ドジッ子的な要素が強くなっているのも特徴である(ラジオ版のみ)。
またアニメの劇中では、命に対する感覚が強い模様。ガミラスの機械化兵オルタのことを、「機械だとしても、心を持つなら捕虜として扱うべきよ」と発言して擁護していることからも、命の大切さと言ったものを重視している事が伺える一面である。
人間関係
相部屋に住む同居人は原田真琴であるが、あまり劇中で一緒にいる場面は確認されていない(かといって仲が悪いとか言う訳ではないので注意)。また、ラジオ放送では寝ている真琴にドッキリインタビューをしようとしたが怒られている。
上司に当たる雪には、憧れているような節がある模様。当初では古代に好意的でなかった雪の忠告に対して「そうします!」と同意しているのが確認される。最終話でも、雪が奇跡の復活を遂げた時には、涙を流して一番に「おかえりなさい!」と抱きついていった。
ラジオヤマト版では、アナライザーと共に出演していることが殆どである。その都度、アナライザーに的確な突っ込みをされてしまうのも、日常茶飯事と言えよう。また、途中参加した桐生美影とは、ラジオパートナーとして仲を深めている。
山本玲主演の漫画版『紅眼のエース』では、人付き合いの苦手な玲に明るくふるまったり、後のラジオ放送のゲストとして招いているなど、人付き合いの良さを強調されている。
憑依されて
亜空間に閉じ込められてしまったのを機に、百合亜は度々にユリーシャから身体を乗っ取られている。このことに関して、百合亜本人も気づいている様だったが確信は無く、「記憶が飛んじゃってるんです」と話している。
しかし、七色星団時に星名が負傷したのを目の当たりにしたショックで、ユリーシャが本格的に覚醒、自分の身体に戻ってくれた為に百合亜も自分の身体を取り戻すことに成功している。
なお、憑依された時の百合亜は、ツインテールの髪を解いて、ストレートロングの髪形にしている。
YRAラジオヤマト
赤道祭から始まったのが、岬百合亜主催のYRAラジオヤマトである。明るいトーンでパーソナリティを務め、乗組員のメンタル面を養う一面を担っている。またラジオ番組らしくもリクエストを受け付けており、実際に真田志郎から朗読のリクエストを受け取っている。また劇場版『星巡る方舟』でも、沖田十三から『ムシデン(日本語訳版)』をリクエストされ、蓄音機を通して艦内に放送した。ユリーシャに憑依されていた間はしていなかった模様。
アニメ以外でも現実にラジオが放送されており、内田彩とアナライザー役のチョーの2人で行っていた。途中で桐生美影役の中村繪里子が参加。この2人が主流となってラジオを行っていった。
星名との関係
ヤマト乗艦時に知り合って以来の友達。
最初に声を掛けたのは星名の可能性がある。ヤマト乗艦前の地上車のシーンで、星名が気にかけていることから推測される。地球出発後、早くも土星衛星エンケラドゥスへ寄港する前では、星名と共に行動する姿が確認されており、食堂で一緒に食べている模様。漫画版では、メ2号作戦時に負傷者の救護に追われていた百合亜に、星名が手伝ってくれるなどの気配りや気遣いもあり、感謝していた。
周囲から付き合っていると見られるのは嫌な模様で、彼が話しかけてくると軽くあしらっていたものの、時間が経つにつれて仲が進展していった模様。そして、本心では星名に「ぎゅってしてもらいたい」というのが憑依していたユリーシャの口から彼に伝えられている。七色星団海戦の最中、星名が敵兵に撃たれ負傷したのを見て、自身の意識を取り戻し、海戦後に星名と相思相愛となる。
漫画版では、最後の通信の為に並んでいた加藤三郎の後ろに、戦死した杉山の霊が居たことに気付いてしまい、気分を悪くしている。そこに星名が駆けつけ、気分を悪くした彼女を部屋まで送り届けていった。
その際、はやくも星名とキスをしたり、抱き締めてもらったりと、アニメ版以上に進展している(星名が赤道祭に合わせて女装なのでシュールではあるが)。また、うまい具合に、TV版でユリーシャが「ぎゅってしてもらいたい」という理由付けにもなっている。
『2202』では星名と結婚、性を『岬』から『星名』に変える。
『宇宙戦艦ヤマト2202』では
21か22歳。元ヤマト主計科。ヤマト発進時に、ゲート解放に向かった星名を案じて離艦、そのまま残留する。後に星名と結婚し、性を『岬』から『星名』に変える。『銀河』建造に携わり、同艦のクルーになる。