銀牙
ぎんが
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された漫画作品である。TVアニメ化もされた。
概要
正式名は「銀牙-流れ星銀-」。
犬同士の会話を人間の言葉に置き換ることで彼らの友情、結束、葛藤、成長を描き、国内のみならず、海外でも支持を得ている。生命の誕生と死、幼くして巨大な敵に向かう運命を持った熊犬・銀の冒険熱血青春ドラマ。
犬たちが「しゃべりまくる」「感極まって涙する」「『明治時代』『視神経』というような言葉の意味を理解している」「日本の地理を解し、どこに行くトラックか理解して荷台に乗り込んでいる」事は、連載当時から(笑い話のタネとしても)かなり話題にされた。実際には、(後の「甲冑の戦士雅武」とは違い)会話はあくまで犬同士限定であり、人間や、他の動物とは言葉が通じず、吹き出しも人間、犬、熊で形が異なるなど、明確な線引きがされている。
義理や人情、仁義を重んじる犬達の熱き関係は「人間よりも熱い漢(おとこ)達」と評価されている。
アニメ版は各国語に翻訳されて1990年頃までにアメリカ、韓国、ハンガリー、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドで放映またはビデオ発売された。北欧での人気が高く、2003年 - 2006年にかけて北欧3カ国およびフィンランドでDVDボックスが新たに発売されている。
ストーリー
熊犬としての熱い血を父親から受け継いだ銀。人間ですら歯が立たない凶暴な人食い熊・赤カブトに敗れた祖父シロと父リキの仇を討つため、銀はベン、クロスらとともに仲間となってくれる犬の「男」を探す旅に出る。
登場キャラクター
TVアニメ
1986年4月から9月までテレビ朝日系列で放送された。
主題歌
オープニングテーマ
「流れ星 銀」
作詞:寒太郎/作曲:木森敏之/編曲:矢野立美/歌:宮内タカユキ
エンディングテーマ
「TOMORROW」
作詞:寒太郎/作曲:木森敏之/編曲:矢野立美/歌:宮内タカユキ
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 小さなヒーロー銀の誕生! |
第2話 | 銀よ努力の向こうに明日がある |
第3話 | 命を賭けた銀の友情 |
第4話 | 巨大熊赤カブトへの挑戦! |
第5話 | 壮絶! 傷だらけの勝利 |
第6話 | 吠えろ! 山が呼んでいる |
第7話 | 胸に刻め! 熱き男の誓い |
第8話 | 今! 男たちの旅立ち |
第9話 | 魔犬! 甲斐の三兄弟 |
第10話 | 怪物! 霞岳のモス軍団 |
第11話 | 忍犬! 伊賀の里に黒い影 |
第12話 | 危うしベン! 忍者屋敷の対決!! |
第13話 | 正義! リーダーへの条件 |
第14話 | 進め! 小さな若大将 |
第15話 | 紅桜! 地上最強と呼ばれる男 |
第16話 | 熱き涙! 仲間の死をのりこえて |
第17話 | 今、集結の時! 総大将のもとへ!! |
第18話 | 死闘! 男が命を捨てる時!! |
第19話 | 悲愴! 真紅に咲いた紅桜の最期 |
第20話 | 燃えよ銀! 今こそ見せろ男の勇気!! |
第21話 | 銀よ! 新たなる男の旅立ちへ!! |