概要
無悪とは「双星の陰陽師」に登場するケガレの上位種、婆娑羅の1人で陰陽師達の付けた順位は2位である。
前髪を垂らして右目を隠した貴公子然とした美青年。
人物
1位の千怒がケガレと陰陽師の戦いに無関心で京都に引きこもっているため、この無悪が実質的なナンバー1で婆娑羅のリーダー格。
島の禍野の深度1230の階層に拠点を構え、陰陽師への反攻計画を進めている。
第10位(現8位)の杠を従えており、彼女の並外れた呪力感知能力を利用して陰陽師の動向を探り、得た情報を聖丸や赫夜といった他の婆娑羅に与えて斑鳩小夜や化野紅緒にけしかけるなど暗躍している。
現在、石鏡悠斗の協力のもと5点同時襲撃を実行する。
聖丸や銀鏡といった上位婆娑羅と比べても別格の実力者であり、天馬以上とも言われる土御門有馬がケガレ堕ちして能力をブーストしてもなお上回るが、彼の自爆により甘露門が消失、生死不明となる。
能力
黒極呪儡
無悪の纏死穢。巨大な黒い口の式神のようなものを使役。空間を操る能力があり距離や物理的障害を無視して攻撃できる。更に相手の攻撃を亜空間に飛ばすことで防御も可能な攻防一体の呪装。
甘露門
黒極呪儡を用いた空間転送術。
物体にマーキングする事で出口と入口を作り、入口の物体を長距離空間転移させられる。
この術で拠点に待機させていた大型ケガレの群れを土御門島に送り込んだ。
陰陽消滅
詳細は不明だが陰陽併せ持つ存在、つまり擬似的な神子になるという術。
呪文がケガレ墜ちの物とほとんど同じである事からケガレの陰の呪力を陽に変換させる物ではないかと推測される。