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第九の編集履歴

2018-12-16 23:37:29 バージョン

第九

だいく

「ベートーヴェン作曲の交響曲第九番」の略称。他の用例もあり。

概ねベートーヴェン作曲の『交響曲第9番ニ短調作品125』の略称。

副題として「合唱」が付されることも多い。

日本では大体この『第九』の名で親しまれている。


概要

ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲である。

第4楽章は独唱および合唱を伴って演奏され、歌詞にはシラーの詩『歓喜に寄す』が用いられる。第4楽章の主題は『歓喜の歌』としても親しまれている。

特に戦後日本では12月の演奏が多い曲となっている。


日本の年末で何故『第九』?

日本の年末恒例行事として、Eテレ(旧:NHK教育)でこの第九の演奏を生中継する。

ほか、日本で年末のクラシック曲の定番として、この第九は大々的に演奏される。


しかし、これは日本だけでの風潮であり、本場ドイツ・オーストリアの人々からしても奇祭として目に映るらしく、首を傾げる現象とされる。


その理由は判然としておらず、現在でも有力説がいくつか存在する程度である。

その最有力説が、1938年に東京音楽学校(現:東京藝術大学)で催された「学徒壮行音楽会」だとされている。

この翌年に日本は太平洋戦争に突入し、音楽学校の芸大生からも「学徒動員」により戦死者を出す悲劇に見舞われた。その追悼の意を込めて始まったというのが、きっかけだったとされる。

また昭和22年に日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が、12月に3日連続の「第九コンサート」を行って絶賛されたことを皮切りに、NHKでは毎年第九を演奏するようになったともいわれる。折しも戦後の混迷期で、プロの音楽家たちには年越しの臨時収入として喜ばれ、大衆には共産主義による「うたごえ運動」の波及に乗っかる形で広まっていき、第九は日本で最もポピュラーな交響曲となっていった。

第九を歌う人数は決まっておらず、大阪の放送局であるMBSが毎年12月上旬に主催する「1万人の第九」では、名前の通り一般参加者から選ばれた1万人が合唱に参加する。


その他の「第九」

ごくまれに第九管区海上保安本部、陸上自衛隊第九師団、第九征空騎兵師團を指すこともあったりする。


BGMに「第九」が用いられている代表的なアニメ・映画


関連タグ

クラシック 交響曲 合唱 歓喜の歌

バルトの楽園 ローデシア

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