紅蓮聖天八極式は、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』に登場するナイトメアフレームである。
概要
紅月カレンが搭乗する機体の最終型。鹵獲された紅蓮可翔式がブリタニアにて改修された、謂わば二陣営の技術のハイブリッド機。
外観は紅蓮可翔式の面影を残しつつも、性能は大幅な変貌を遂げている。ロイドとセシルというトップクラスのKMF技術者二人が「人間が乗る」という機動兵器の大前提を完全に無視して趣味で過度のハイスペックを追求、あらゆる最新技術などを詰め込んだ結果、超高性能機として完成した。
背部には飛翔滑走翼に代わって、フロートシステムとブレイズルミナスを複合させた新型フロート『エナジーウイング』が装備されている。
出力60%でラウンズ専用機を圧倒し、出力100%でブリタニア軍最強のランスロット・アルビオンを上回るスペックを誇る。
欠点として、前述の通り人間が乗ることを全く考えられていないために、乗りこなせるパイロットが非常に限られていることが挙げられる。
ランスロット・アルビオン+「生きろ」ギアスが発動したスザクにも僅差でほぼ相討ちとはいえ勝利しており、現時点でコードギアスシリーズにおける最強のナイトメアフレームと言える。
漫画版『双貌のオズO2』において、ロイド曰く「サグラモールとアマネセールの実働データに触発されて作った」との事。おそらくこれらの機体から得た実働データも本機の開発に使用されたと思われる。
名前の由来
「聖天八極式」の名称は、起動画面に表示された、
- Superlative(最高の)
- Extruder(突き出す)
- Interlocked(結合された)
- Technology (テクノロジー)
- Exclusive(唯一の)
- Nexus(結び)
(意訳:最高の突き抜けた科学技術が結合された唯一のハイブリッド機体)
の頭文字と「EIGHT ELEMENTS(八つの要素)」を、篠崎咲世子が日本語として訳したことに由来する。
武装
- 呂号乙型特斬刀
紅蓮弐式の時点から装備されている短刀。刀身がMVS(メーザーバイブレーションソード)化しており、以前よりも飛躍的に破壊力が増している。
- 飛燕爪牙/スラッシュハーケン
KMFにおける共通装備。名前こそ同じだが、性質は大きく変化しており、切断力を特化させたタイプを肩部に2基搭載している。資料によって表記が異なる。
- 輻射推進型自在可動有線式右腕部
徹甲砲撃右腕部をブリタニアの技術で改良し、ガウェインのスラッシュハーケンの技術を用いる事で、右前腕部を有線射出・飛行させる機能を追加した「ロケットハーケン」として完成した。
出力もハドロンブラスターを受け止めるほどに強化されており、可翔式の輻射波動機構を継続して使用できる他、輻射波動を円盤型に収束して投げつける事も可能。
- エナジーウィング
セシル考案の新型フロートユニット。本機のは赤紫の8枚羽になっており、エネルギー翼で機体を包む事で超高速突撃も出来る。
外部出演
- スーパーロボット大戦シリーズ
コラボイベント「血盟のドルキマス」のストーリー中でもカレンの搭乗機として扱われているが、最も目立っているのは協力バトル「空戦のリベリオン」であろう。最大5人のプレイヤーのうち、ランダムで一人が紅蓮を担当し、他のプレイヤーはサザーランドとなる。
紅蓮担当のプレイヤーは元のデッキに関係なく特別仕様となり、(他のプレイヤーが正解見破りのスペシャルスキルを使わない限り)他のプレイヤーの回答を見ることは出来ないが、敵のランスロット・アルビオンに有効的なダメージを与えることが出来る(一応紅蓮なしでもクリア出来るが、かなり時間がかかる)。